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この手に残したいもの

通販で事前予約していた唄人羽のアルバムが届いた。発売日前日。フライングゲットというのも、もう古いのだろうか。

家に帰り着き、真っ先にポストを開け、一瞬でそれらしきものを見つけ、気持ちが高ぶる。

うん、間違いない。
届くまでは今か今かと待ちわびていたのに、いざ手に取ると緊張してなかなか開封出来なかった。とりあえず気持ちを落ち着かせるために無駄に何度も手を洗って、深呼吸して開けた(今思えば何の儀式だったのかww)。

中から出てきたのは、綺麗なジャケットが印象的なDVDサイズのアルバム。そういえば信ちゃんが「今回はトールケースにした」と言っていたことを思い出した。このアルバムだけの特別仕様だ。
そして通販で購入すると必ず付いてくる「お礼の手紙」。手から手に届いた実感が湧く気持ちのこもった素敵な文章。この2つを手にしただけで、もうすでに涙目になってしまう。

何度も洗ったはずの手は緊張と興奮で少し熱を持っている気がした。

丁寧に袋を開け、中を開くと、ジャケットと同じプリントがされたCDと、これまた鮮やかな表紙のブックレット。おそらく歌詞カードだろうと思って中を見てみると、その一つ一つの物語を夢中になって読み進めていた。

「あぁ、そうか、これは物語だ」
そのことを再確認できる。

うっすらとした記憶の中のメロディや唄を思い出してみると、「ここは会話だったんだ」とか、前後の繋がりみたいなものも新たな発見として出来るので、何度も読み返してしまった。

そして、ブックレット表紙のイラストも、この物語の意味を持つと思うので注目してほしい。

最後に一つだけ、今年一番のワガママを言うならば、このアルバムが店頭に並んでるところを一目見たかったなと思う。もし私が唄人羽を知らなくても、きっと「ジャケ買い」するほど素晴らしい仕上がりなのだ。

ということで(??)、11月から始まる全国ツアーのライブ会場で是非ジャケ買いしてください!!

発売日から配信もスタートするので是非。

会場に行けない方は通販で是非。

「CDを価値あるものにしたかった」と話していた二人がこだわりを持って作ったということが手に取るようにわかる。それは中身だけじゃなく、CDそのものにも。「デビューしてCDを作ることが夢だったから」と話す彼ららしいなと思った。

便利な世の中になって、形として手に残るものが少なくなっていく時代だけど、こうして何年先にもずっと大切に残したいものを、しっかりと作ってくれた唄人羽に感謝の気持ちでいっぱいだ。

アルバム発売、おめでとう。
素敵な宝物を、ありがとう。

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