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【立教小学校/情報】SDGs(小3)・デジタルシチズンシップ(小5)についてまとめよう!

学校法人立教学院 立教小学校の情報の時間で、スプリンギンクラスルームを活用した3年生と5年生の授業を見学してきました。様々なICTツールを活用した授業はとても参考になりました。

授業の概要

学年:3年生
科目:情報、テーマはSDGs
時間:40分
端末:iPad
担当の先生:情報担当の石井先生
形式:個人、グループ

学年:5年生
科目:情報、テーマはデジタルシチズンシップ
時間:40分
端末:iPad
担当の先生:情報担当の石井先生
形式:個人、グループ

授業のねらい

GIGAの浸透でICT活用が当たり前になり、学校でもさまざまなアプリケーションを利用するようになりました。石井先生の授業では、児童生徒が各アプリケーションの特徴やどのようなことが得意か、を考え理解することをねらいに、ひとつのテーマを基にした学習のまとめを、複数のアプリケーションで行っていました。

まず最初に見学したのは、3年生の授業です。テーマはSDGsで、その17の目標のうち、グループで決めた1つのテーマ(目標)について、スプリンギンクラスルームでまとめをつくることに挑戦していました。前回の情報の授業では、ロイロノートに保存しているSDGsの目標の17マークから、自分達で決めたマークをスプリンギンクラスルームで取り込む方法が説明されていました。
異なるアプリを行き来し、試行錯誤する過程で「ロイロノートの得意なこと」「スプリンギンクラスルームの得意なこと」は何か、といったアプリの特徴や強みを意識させていました。

「スプリンギンクラスルームではテキストを端末から直接入力することはできない。けれど、別のテキスト入力が得意なアプリ(この時はロイロノート)で文章を入力して、それをスクショして、画像としてスプリンギンクラスルームに持ってきたらいい」これも気づきの一つ。

次に5年生の授業で見学したのは、デジタル・シチズンシップがテーマでした。

デジタルシチズンシップとは
デジタル技術の利用を通じて、社会に積極的に関与し、参加する能力のこと。デジタル技術を用いて、社会に参加するための安全 責任 相互尊重の精神と行動倫理を、経験と対話を通じて身につける今を生きるすべての人の基礎教養です。

(引用)総務省/家庭で学ぶデジタル・シティズンシップ〜実践ガイドブック

3年生と同様、前回の授業で、スプリンギンクラスルームを活用したまとめの方法(機能面)について説明されていました。そして自分が担当するデジタル・シチズンシップのテーマについて、DQ Worldを活用して知識を得て、その後、コラボノートEXを使ってグループでまとめ、理解を深めていました。

DQWorldとは
ICTの活用が日常的になる児童生徒が、インターネットの仕組みやそこでおこる様々な事象に対する判断基準や対処方法について学び、インターネットをより肯定的にかつ自律的に活用する基盤をつくるための教材

株式会社サイバーフェリックスHPより

コラボノートEXは、グループメンバー全員で考えを出し合ったりまとめたりすることがとても得意なアプリです。同時並行でスプリンギンクラスルームでの表現にグループで挑戦していました。コラボノートEXと違う点は何か、スプリンギンクラスルームは何が得意だろう?とといった投げかけをされていました。

スプリンギンクラスルームの得意な表現は何か?他のアプリの得意なことは何か?と、いろんなアプリの比較を意識することは、様々なICTツールを活用する上で、自分の考えやまとめたことを伝える手段を選ぶ際にとても参考になると思いました。


今回は、スプリンギンクラスルームの活用シーンを見学することが目的でしたが、他のアプリケーションとの連携や、授業環境なども印象的でした。上記以外に特に印象的だった2点をご紹介したいと思います。

まずはこの教室の空間について。

児童たちは教室に入る前に上履きを脱ぎ、カーペットが敷かれた床の上に好きな体勢でリラックスしながら制作を進めていました。グループワークで話し合ったり、iPadをプロセスを見せ合ったり、子どもたちがカジュアルなやりとりをしやすいように思いました。写真左側にある、天井から床面に投影されたプロジェクターの画面の内容を子どもたちが追っている様子も印象的でした。

そして、もう1点印象的だったのは、iPadOSのクラスルームの活用。
スプリンギンクラスルームと名前がややこしいですが、Appleが開発、リリースしている「クラスルーム」というアプリの活用です。

児童生徒の端末の画面が表示され、生徒名と(写真ではモザイクをかけています)どのアプリケーションを開いているのかがわかります。生徒の画面をタップすると、大きく表示され、画面の動きで何をやっているかを確認することができます。作ろうとしているものは何か、またここで困ってるのかな?といった、児童生徒の進捗を確認するために使用されていました。

スプリンギンクラスルームの制作においては過程を覗くことができるので、上手く利用すればワークショップなどでも使えそう、と参考になりました。また、この教室のように自由な空間では、欠席者がすぐにわかるのも良いなと思いました。

iPadOSのクラスルームについて、詳しくはこちら↓



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