芦ノ湖海賊船航行
箱根旅の目的のひとつ、芦ノ湖の海賊船乗船を書いていきます。大涌谷自然観察路見学中止のため桃源台到着時、ホテルチェックインまで余裕がありましたので「芦ノ湖一周」を思い立って桃源台港へ。
あれ? 見るとすごい行列です。いったいどこまで? と末尾までいくと、そこそこ歩きました。「乗れるかどうかわからない」と思いつつも並んでいると、乗船時間になり列が進み始めます。箱根フリーパスのおかげで、パスを見せるだけでよいという。
行列に並んでいる最中に見えた、舵のオブジェ。
係員の人と通するがるときに「あと10人?20人?」なんて声が聞こえてきました。もしかして定員ぎりぎりで乗れたのかもしれません。
海賊船には特別船室というのがあり、乗船料金プラスアルファの追加料金で、で空いていて船の先頭にある船室、デッキに入れるシステムがあります。
今回は利用しませんでした。「あんな大きな船だし、特別船室でなくても」と。甘々な私は、乗船してからその理由を知ります。
行列で混雑していれば、ハッスル混雑立位のまま乗船です。かろうじてデッキの一部に入り込み、外を眺められる場所にいけたものの、そこから一歩も動けません。ムーミンのにょろにょろみたい。みんなスタンディングボヤージです。
特別船室デッキで悠々自適にしているお客さんたちを見ていて、「そういうことね」と初めて納得です。
とはいえ、チーム一般船室としての不思議な一体感を感じながら船は進みます。斜め前にいるおじさん、ビール飲んでいて美味しそうだなあ。どこの国から来たんだろう? なんて、風景とオーディエンスの両方を楽しめるひととき。
途中、他の海賊船とすれ違います。美しい船でうっとり。フラン軍艦をリスペクトして作られた船、ロワイヤルⅡです。
途中、元箱根港付近が見えてきます。遊覧船が停泊。箱根遊船「SORAKAZE」です。海賊船とは停泊地が異なり、箱根園港にも停まります。
そして箱根港。明日またここにくるよと思いつつ。箱根港でたくさん降りていきました。ああ、このタイミングって、箱根ゴールデンコースなのだと気づきます。箱根湯本→強羅→桃源台→箱根港→箱根湯本を日帰りで回るコースです。日帰り旅でしたら、そろそろ帰途の時間。
次に元箱根にゆき、桃源台に戻ります。こうなるとガラガラで撮影し放題。乗船していてとても快適です。
箱根神社の「平和の鳥居」です。船から見るアングル。
船に乗っているふうな写真も遠慮なく撮影。稜線が霧につつまれて、いい感じの風景です。
ふとすれ違う船は、もうひとつの海賊船「クイーン芦ノ湖」です。小さいのでわかりづらいですがほぼ満員御礼。「ああ、私が乗ってきた便もあんな感じだったなあ」と。やはり箱根ゴールデンコースの送迎状態なのでしょう。
やっと写真撮影も大手を振ってできるようになりまして。船尾屋外デッキ。砲台がありました。逃げるときに追っ手に向かって発射するのでしょうかと考察。
屋内デッキのビジョンには「今ここよ」という表示がされています。そろそろ航行は終盤に近付いています。
桃源台に戻り、歩いて宿泊地「はなをり」へ。自分の部屋の窓から海賊船最終便帰港が見えるくらい、レイクビューなお部屋でした。
海賊船も私も今日の活動はおしまい。おつかれさまでした。
ちなみに、次の日も桃源台から箱根港、箱根港から元箱根と、1泊2日で合計3回乗りました。「はなをり」チェックアウトして徒歩ですぐに到着した桃源台ビューレストランは、朝まだ早くて開いていませんでした。
出港後、昨日のスタンディングボヤージとはうってかわって今度はのんびりと風景を眺められます。カメラ構えながら外デッキへ。カワウソと握手できるといわれる箱根園が見えてきました。駒ヶ岳のロープウェイや水族館もあり、旅コースに入れようか最後まで迷った場所です。
この日は途中より雨でしたので屋内デッキのベンチから外を眺めます。すいているので座れました。売店があり、軽食やドリンク、お土産も売られています。
海賊船は3号稼働しているのですが、偶然3回とも「ビクトリー号」乗船でした。航路を一周していて他のふたつの船ともすれ違い、撮影できたのだと思います。ちなみに箱根港から箱根関所観光。元箱根港から箱根神社参拝しました。
元箱根港からバスに乗る直前に撮影した1枚。霧に包まれて幻想的です。晴天とは一味異なるレア天候でした。