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オリジナルソング「葉桜」

すぷりんぐbox
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出来たばかり(詞は昔)の歌です、ので、粗があるかもしれません・・・(涙)

長い詞です。それをラップ風に歌ってます。
なので、聴くだけだと耳に入らないかもしれません・・・
詞を読みながら、お聴きいただければと思います。
昭和時代のホームドラマ?小説?みたいな感じですね・・・

明日、日曜の夜まで、DL可にしますので、もし、DLされる方がいましたら、一言感想等、いただけたら、嬉しいです。よろしくお願いします


歌詞

十五の春の日に 父はこの町に来て
小さな町工場で朝から晩まで 働いていた
オイルの匂いのする 大きな手のひらで
「ただいま」と ちいさな僕を抱きしめてくれた
 人付き合いが苦手な人で
 賭け事もパチンコもしない
 穏やかな人だった
変らない毎日と変らないぬくもり
変らない微笑みに包まれていた


海の見える坂道 みかん畑がつづく
そんな町から母は この町に嫁いできた
袋貼りの内職 手伝う僕を
笑いながら 頑張れって 励ましてくれた
 冷たい水 炊事洗濯
 手にはあかぎれ 
 でも強い人だった
変らない毎日と変らない優しさ
変らない愛情に包まれていた


中学のころの僕は 反抗ばかり繰り返した
喧嘩したり補導されたり 毎日が孤独だった
初めて父に殴られた日 父を殴った日
繰り返す日々の中 何を求めていたんだろう?
 あこがれた自由
 仕事はきつく
 現実は厳しく
変わらない毎日に すさんでく心と
変われない自分に いらだっていた


まだ浅い春の日に 母が死んだ
狭かったアパートは 急に広くなった
あの夜に初めて 父の涙を見た 
震える背中はとても小さく見えた
 いつか酒に頼って
 量は増えていった
 そんな父も もう・・・
変ってゆく毎日と増えてゆく哀しみ
限りない寂しさが広がってゆく


葉桜の頃がくる
父と母が好きだった
この道を 今 ひとり歩いてゆこう

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