【まとめ】『仕事は楽しいかね?』何事もゲーム感覚で楽しむことが大事 #9
『仕事は楽しいかね?』(デイル・ドーテン)を再読しました。
主人公が出会った老人マックスさんからのアドバイス
ミスをリスト化する
仕事上のミスをすべて書き出す。これにより、自分の失敗から学び、改善するための具体的なステップを見つけることができる。問題点をリスト化する
仕事でイライラすることや問題点をリスト化する。他人の分も含めることで、より広い視点から問題を捉えることができる。現状の業務をリスト化する
現在行っているすべての業務をリスト化する。どの業務が本当に必要か、どの業務が改善の余地があるかを判断できる。目標を立てない
固定された目標に縛られず、状況に応じて目標を変える柔軟性を持つことが大切。これにより、変化に対応しやすくなる。変化を恐れない
変化を受け入れ、新しい自分を発見することを恐れない姿勢を持つことが重要。これにより、自己成長につながる。遊び心を持つ
仕事に遊び心を持って取り組むことで、新しい発見や創造的な解決策を見つけることができる。ゲーム感覚で試す:
いろいろなことをゲーム感覚で試してみる。失敗を恐れずに新しいことに挑戦し続けることで、仕事の楽しさを見つけることができる。偶然を活かす:
偶然の出来事や出会いを大切にし、それを新しい発見や発明のきっかけにする。偶然はしばしば新しいアイデアや解決策をもたらす。柔軟な思考:
固定観念にとらわれず、柔軟に考える。これにより、変化に対応しやすくなり、新しい自分を発見することができる。行動することの重要性:
まずは行動し、そこから学びを得ることが重要である。行動することで新しい視点やアイデアが生まれる。
この本は私にとって少し複雑な思い入れのある本でした。十数年前に仕事で悩んでいたときに、当時の盟友的な同僚から勧められたのがこの本です。彼は非常に優秀で、強いメンタルもあわせもつ尊敬すべき同僚だったので「彼が勧めるのなら読んでみよう。この本を読めばこの悩みから抜け出せるかもしれない」と思い、藁にも縋る思いで購入して読んでみました。
その思いとは裏腹に、この本を読んでも当時の私にはピンとこず、心に響かなかったのです。例えば、私自身は強い目標を持って、それを実現するために計画を立てて、確実にそれを進めていくというタイプだったので、マックス老人の「目標は立てるな」といったアドバイスなどは当時の私には救いの声にはならなかったのです。
しかし、それから様々な紆余曲折を経て、多くの苦しみや経験値を積んで、いまやベテランと言われる立場になった状態で、もう一度この本を読んでみると、目標に縛られることで見失っていた柔軟性や創造性の重要性や、試行錯誤を楽しむ姿勢、偶然を活かすという考え方など、マックス老人の言葉が心にしっくりと届きました。