【5分で読めるビジネス書まとめ】時間を取り戻せ!『超時間術』
今回紹介するのはメンタリストDaiGoさんの著書『週40時間の自由をつくる超時間術』
この本では日本人の時間に対する勘違いをただしつつ、本当にやりたいことに時間を割くための方法を非常に分かりやすく説明しています。
今回はこの本から「時間に対する勘違い」と「時間を有効活用するための方法」を2つ抜粋して紹介します。
「時間がない」が口癖になっていませんか?
仕事や学業に時間を取られ、趣味や自己成長に時間が割けない。もっと時間があれば...と感じたことがある人は多いのではないでしょうか。
しかし、DaiGoさん曰く「時間がない」というのは大きな勘違い。日本人は平均して週に40時間を余らせていると言います。
ではなぜ「時間がない」と感じる人が多いのか?
それは、時間がないのではなく、「生産効率が低い」か「忙しいことが偉いと考え、余計な仕事をしている」ことが原因です。
重要なのは生産効率を上げ、やらなければいけないことを短時間で片付けること、そして本当にやるべきことに注力することです。
時間を上手に使うためには?
本書では時間を効率的に使う方法や実践に向けた手順を複数紹介していますが、その中から最も重要だと感じたものを2つ抜粋して紹介します。
1つ目は「目標を明確にし、今やるべきことに注力する」こと。
人間は相反する目標(例えば「痩せたいけどお腹が空いたので何か食べたい」や「貯金しなければいけないが欲しいものがある」など)があると、ストレスを感じ、時間感覚が狂ってしまいます。
そこで、自分にとって最も重要な目標は何か、それを達成するために今しなければいけないことは何かを明確にすることで、ゴールとそこまでの道筋をはっきりさせましょう。
ここで役立つのがスモールゴールです。スモールゴールとは、「20分で実行でき」「手順が明確で」「成功率80%程度」の目標のこと。
壮大すぎる目標や実現方法が分からない目標、簡単すぎる目標に対してはモチベーションが湧きません。
短い時間で実行でき、やることが明確で、少し頑張らないといけない目標 = スモールゴールを設定し、これを積み重ねることで最終的なゴールの実現を目指しましょう!
2つ目は「時間を制御する」こと。
「締め切りを決めずにだらだらと作業してしまった」「作業中に他のことが気になり、集中が途切れてしまった」という経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
締め切りのない作業は効率が悪くなり、マルチタスクや周囲の刺激は集中力が落ちる原因となってしまいます。
そこで有効なのが「タスクシフト( = 時間を決めて行動する)」です。
人間の集中力の限界と言われる30~50分で時間を区切り、やると決めた作業を全力で行う。もし終わらなくてもスパッと次の作業に移る。このタスクシフトを実践することで脳が1つの物事に集中でき、短時間で高い成果を上げることが可能となります。
時間と感情をコントロールして、自分の夢を実現しよう!
本書では他にも、時間を有効活用するための手段や感情を制御する方法、時間に関するストレスとその解消方法について事細かに説明しています。
「時間がない」が口癖の人はぜひ本書を読み、自分の大切な、限りある時間を最大限有効活用する手段を身につけましょう。