自分はどこへ行くのか？からどこに行きたいか？へシフト

自分の辿った道を記録に残すと共に、同じ悩みを持つ人達に少しでも道が見えるようTIPS形式でも記載したいと思います。

他者に答えを求めるのは迷宮入りの始まり

安定したJTCの社畜仲間は分かってくれるかもしれない。
我ら安定JTC社畜が転職を真面目に考える時って、攻めではなく現状が耐えられない守りの転職マインド。これがまあ転職と非常に相性悪い。

話が逸れますが、転職活動を開始すること自体は、賛成です。大手JTCは企業として安定しています、きっと潰れず存続するでしょう。がしかし企業が安定する事とその社員が安定して働いて定年を迎えられる事はリンクしない時代なので、安定した企業＝安定した社会人人生、ではないです。この事から常に転職活動で自分を市場に出しておくことには大賛成です。むしろ私は新卒入社から15年この自分を市場に出すという行為をしなかった事を非常に反省しております。みんなは私の屍を超えていってくれ…。常に市場をに出す。これ大事。(市場を見るんじゃないよ。自分を市場に出すんだよ。)

話を戻します。もう自分が耐えられなくなって、もしくは年齢的なタイムリミットに押し出されて重い腰を上げて転職活動を開始すると、まず最初の壁に当たります。もしくは一旦脳死で転職エージェントとの面接まで行き着いてから、この壁に当たります。その壁の名は「どのような業界で何の仕事がしたいですか」です。ここで心からの回答を出せていないと、めっちゃ遠回りします。何だったら、１社挟んで次の転職活動するまで遠回りします。
なぜならば、エージェントはあなたの心の深層心理なんて分からないからです。そりゃあそうです。30年以上一緒に生きてきたあなた以上にあなたをわかるはずがないんです。私はまずここで躓きました。探し求めてしまったんです、私を客観的に見て適職をお勧めしてくれるエージェントがどこかにいるんじゃないかと。ちなみにゼロではないと思いますが、エージェントの提案が腑に落ちるかはまた別です。それは向いている職である適職と、なりたい自分である目指す姿の方向にある職が異なる可能性があるからです。そして往々にしてエージェントの提案は向いている職ではなく、あなたの歩んできた経歴から鑑みた向いている職になります。そしておそらくキャリアの経歴から提案される企業でしっくりくる方は、そんなに転職で悩まないですし、悩む方はここで語る事とは別のお悩みです。

転職の軸の前に、自分で人生の方向性を決める

航海と同じ大きな羅針盤を持たないと、転職って足元だけ見て探すと迷いますし、判断基準が揺れ動くし、焦りもあって失敗します。ここが、外的要因で重い腰を上げたJTC民がハマりやすいポイントです。面倒かつ億劫かと思いますが先に、あと20-30年下手したらそれ以上働く現代において自分が1日を7-12時間、1月140時間-240時間費やして何を得たいのかを考えることが急がば回れの精神で必要になります。逆説的に、シニアになった時どんな自分だったら後悔するか？後悔しそうか？から考えていくのも良いですし、両軸で考えても良いです。ここは人によって全く異なるポイントです。私は自分の子供たちが社会に出るときに現状を少しでも好転させた状態でバントッチしたいと思いました。自己成長と結論づける人もいます。なお、良くある無理せずそこそこでお金を稼ぎたい等の結論の人はもう少し深ぼってみることをお勧めします。それって今の会社でも満たれていません？それでも転職がよぎるんですよね？もしくはそれをしなかった場合シニアになった自分は何を後悔するのでしょうか？無理して健康を害したことですか？では健康に働ける仕事とは環境とは。そこまで問答を重ねると得たいものの輪郭が見えてきます。

ちなみに、どうしても結論が出ない人は、何を成し遂げる為なら外で人に本気で頭を下げられるか？という観点もお勧めです。私過去の観点でも見ていました。プライドを捨ててでも成し遂げたい事、という観点ですね。

めんどくさいでしょう。そうでしょう。しかしこれがあるとエージェントの不要な提案をバッサバッサと切っていけます。結果、自分にとっての有効な案件に出会えます。なお、この時点では業界は明確に見えていなくてもOKです。というかそこまで出せたら苦労しねえ。

ちなみに私は転職序盤戦、今思うと戦も始まっていなくらいの入り口でしたが、上記をせず大いに躓きました。具体的には同業界を紹介される(だったらこんなに悩んでいない)、今後の潰しの聞きやすさと業界展望の明るさからIT系を紹介してもらう(自分の将来像とリンクしていない不純な動機100％過ぎて受けるまでいかず、しかも業界変わって年収下がる)、コンサル系(これまた潰しが聞きそう観点、現行が解決できていないのにありなのか、そして明らかにワーカーホリックな世界で私生活壊れそうで不安) どれも決め手にかけました。結果的にどれもエントリーしませんでした。私は今メディカル関係の仕事に所属しているのですが、先に記載した軸が決まっていればIT系でもより精査して軸に合うものを探せたかもしれませんIT系だけでは広いですしその当時の担当事業に近いIT業が提案されるのでよりコレじゃない感が強かったです。

今回はここまで。
ちょっとずつコンスタントに記事を書けるようになってきました。
間をあけず次も書いていきたいと思います。