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食品ロスを減らす新たな取り組み mottECO

お久しぶりです、就活に忙殺されて全く更新していませんでしたが、おおよそ落ち着いたのでぼちぼち更新していきたいと思います。

今回紹介したいのは環境省が始めた「mottECO(モッテコ)」という食品ロス対策です。「mott(もっと)+ECO(エコ)」で「mottECO(モッテコ)」です。

具体的には、飲食店で食べきれなかった分を客側の自己責任で持ち帰るサービスです。アメリカや中国では持ち帰り用容器のことをドギーバッグ(doggy bag)といいます。この名前は、「"食べきれんかったからうちの犬に食べさせるためにこれ持って帰るわ~"と言いつつ自分のために持って帰る」という建前から生まれたらしいです。人間っぽい。

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ドギーバッグ普及委員会HPより)

持ち帰りは海外では当たり前の文化だそうですが、日本では衛生上の観点から避けられてきました。
私も以前ケーキ屋さんでアルバイトをしていた時に、「一度提供したものは衛生面の理由からテイクアウトに変更できない」と教育を受けました。私もその意見に賛成でした。なぜならほとんどの場合、何かあった際に責任を取る必要性が出てくるのは店側だからです。ケーキは生菓子なので、なおさら一度提供してフォークが付いたものを再び箱に詰めてお持ち帰りする間に菌が繁殖して食中毒を起こしたら大変ですよね。時々お客様からテイクアウトに切り替えたいと要望があった際には丁寧に説明してお断りしていました。(ケーキは別にサイズが大きい訳でもないので、心の中では自分が食べられるだけ注文しんかいと思ってました。)

とまあ私の経験談はさておき、今回、国が旗振り役となって「持ち帰り推奨します!そして自己責任です!」と宣言してくれたのは画期的なことではないでしょうか。

農林水産省・環境省のデータによると、日本の食品廃棄物量(食べられるのに捨ててしまう食品の量)は年間612万トンと推計されています。これは国民一人当たり約48kgにあたるそうです。
世界で見ると食品廃棄物量は約13億トンで、生産された食品の約1/3を廃棄していることになります。
これらが引き起こす問題は大きく二つあります。

①廃棄物処理問題
処理には多額のコストがかかります。それだけでなく、CO2の排出や焼却後の灰の埋め立てによる環境負荷は深刻な問題です。

②飢餓問題
先進国が食品を廃棄している一方で、世界では約6億9000万人(11人に1人)が飢餓に苦しんでいます。国連WFP (国連世界食糧計画)の食糧支援量は年間420万トンです。つまり日本は、国連の支援量の1.5倍の量の食品を廃棄していることになります。食べられずに捨てられた食料量は、世界の20億人分と同等だそうです。

食品ロスがいかに重要な問題であるか、少し自分事として考えるきっかけになれば幸いです。

環境問題を推進する第一歩は知ることです。このnoteをきっかけにmottECOについて知っていただけたら嬉しいです🌿
もちろん、自分が食べられる分だけ注文することが大前提ですが、それだけでは減らなかった食品ロスがこの取り組みで減るのであればやはりこの取り組みには意味があります。

個人的には持ち帰り容器が新たなごみになってしまうのでは?という疑問があります。ただ紙容器はかなりリサイクルが進んでるので、食べ残しの生ごみよりは再生可能な可燃ごみのほうがいいのかしら。
近い将来、マイバッグ、マイ箸のようにマイドギーバッグが出てくるのかな?認知度が上がればマイバッグやマスクのようにかわいくてデザイン性のあるものが市場に出回るのが社会です。かわいいドギーバッグ見つけたら買ってみようかな🛍

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