おはよね都々逸大賞応募 兼 水無月号
またまたわがままな都々逸記事になっております。
今回は三部構成。
都々逸大賞応募は二回目になります。
大賞応募作品は第1部の四節とさせてください。
第2部は、It's 都々逸というサイトへ投稿した拙歌、こちらはみなさんに楽しんでいただければ十分。
なおなお、最後の第3部に江戸~明治時代(と思われる)私の好きな都々逸の名作をご紹介しています。伝統のクラシック都々逸も味わってみてはいかがでしょうか。
ではでは。
第1部:おはよね都々逸大賞エントリー作品
きみの描いた素敵な空が 見知らぬ誰かの詩になる
それでもここに居るのはなんで? 待つ人が居るそれだけさ
コメント賞があってもいいな 才能なくても貰えそう
バックシートに置き忘れてる きみのおもかげ夏帽子
以上、おはよねさん、よろしくお願いします。
第2部: It's 都々逸に投稿した拙歌の中から
都々逸らしくエモいテーマのが多いです。
初恋だったお姉さんちの 空き地に咲いたハルジオン
銀河鉄道走らせるのは 「星めぐりの歌」聴くためさ
雨のワイパー別れの仕草 泣いているんだ吾も空も
見つめられても応えてやれぬ ペットショップのワンシーン
気を取り直して、後半へ
だから彼女に母さんのこと ママと呼ぶなと言っただろ (父曰く)
うちらの星には戦争という 言葉はあっても古語辞典(宇宙人曰く)
夏の夕焼け路地裏遊び 缶蹴り釘刺しけんけんぱ
全然、全く酔ってませんよ 夜空に月もほら三つ
第3部:クラシック都々逸より
粋なのを揃えたつもりです。
恋に焦がれて鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす
あついあついと思っていても 三月もせぬうちあきが来る
酒の相手に遊びの相手 苦労しとげて茶の相手
顔見りゃ苦労を忘れるような 人がありゃこそ苦労する
如何でしたでしょうか。テケテンっていう三味の音が似合いますよね。
こんな都々逸つくってみたいが 惚れた腫れたは苦手です
例によって、ご感想絶賛受付中です。テケテン ♪
ありがとうございました !