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インタビューでは「0→1」は生まれない

インタビューはターゲットの解像度を高めるために行うもの

「インタビューからはイノベーションの手掛かりは生まれない」という話にハッとさせられた。
たしかに、インタビュイーを選定する時点で、ビジネスモデルの構想は存在しているはずだ。
そのビジネスモデルが対象とするターゲットの解像度を高めることで、
チーム内でサービスの目指すべき姿に対する認識を共通させることがインタビューの目的であると思われる。

逆に言えば、ビジネスモデルが確定していない状態で行うインタビューは筋が悪い。
例え何かが生まれたとしても、非常にニッチなものになってしまう可能性が高いと思われる。

また、人は自分の行動をしっかり理解しているわけではないので、インタビューによる言語情報からその人の行動特性を掴むことは難しい。例え100万人にインタビューしたとしても、筋の良い「0→1」を実現できる可能性は非常に低いと思われる。
実際に人の行動を観察し、そこから「なぜそうしたのか?」を深掘ることが非常に効果的だと思う。

成功体験に囚われない

「必殺技を捨てると、成長する(Refraiming)」という話が印象的だった。
たしかに、昔ながらの考え方に縛られている企業は、社会からどんどん淘汰されている印象がある。
(ex. 高度経済成長期の成功を引きずり、「モノづくり」にこだわり続ける日本企業)

成功事例に引きずられず、自分たちが持つアセットで何ができるのかを1から考えていく必要があると思う。(いや、もはやアセットにも縛られる必要はないのかもしれない…?)
「ありたい姿(ビジョン)」を持つことが大切であり、そのためにどんな手段を選ぶ必要があるのかを、広い視野で探していくことが大切なのかなと思う。

伝える手間を惜しまない

某企業のビジネスモデルを考えてくる宿題があった。
しかし、ビジネスモデルの内容を特に図解することもなく、文字だけで長々と書いてしまった。
言い訳をすれば、作業時間があまり取れなかったことと、「わかりやすく伝えること」に対する自分の中での優先度があまり高くなかった。
その結果、言葉や文字情報だけでは、自分のイメージの30%程度しか伝えることができなかった。伝わっていないと感じた部分は適宜補足する必要があり、コミュニケーションコストが非常に高くなったように思う。

結果として自分の考えたビジネスモデルが採用されたため、前提の共有からビジネスモデルの構造まで、丁寧に伝えることを意識してまとめておけば良かったと思った。今もしっかり共通認識が取れているか不安なところがある。

人に何かを伝えることに関しては、どんな場面でもその手間を惜しまないようにしていきたいと思う。
(構造化と図解を適切に扱いたい)


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