【お悩み相談】 周りの人をすぐにライバル視してしまう
NY在住 何歳からでも諦めない人生をデザインする心理カウンセラー・コーチ 平野さきです。
私の住む米国ニューヨークでは
雨続きの週末、最高気温19度。
1週間前まではTシャツで過ごしていたのに、
街ではセーターやウルトラライトダウンジャケットに一転。
秋、本格化です。
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本日は、ココロノマルシェ に寄せられた下記のお悩みに回答します。
mukuさん、
ご相談ありがとうございます。
昨年からご主人がmukuさんを避けるようになった、とのこと、
カウンセリングのセッションであれば
その点についても伺いたいところです。
しかし今回は、頂いたご質問の
年下(特に女子)が苦手だということ、
基本的に周りの人をライバルと見てしまうこと、
にフォーカスして回答します。
周りの人をライバルとして見てしまうのは、
つまり、常に自分を周りの人と比べている、ということですよね。
それは職場のみならず、家族、夫婦、を含めて、
あらゆる人間関係に見られることであり、
mukuさんの生き方、在り方、に反映していると思います。
なぜ自分を人と比べるのか
それはmukuさんにとって、
自分が相手よりも”上”であると認識することによって、
自分の価値を認めることができるから。
ではないでしょうか?
よって、先輩ヅラして形だけのアドバイスすることで
自分が彼女よりも上であることを確保でき、
安心するのかもしれません。
自分のミスを指摘されたり、
「こうしてほしいです」と後輩に指摘されることに人一倍敏感なのは、
それによって自分の価値が下がると感じるから、かもしれません。
例えば、1から10のものさしがあって、
mukuさんは努力して5から6に進んだとします。
それはmukuさんにとって、成長であり、素晴らしいことですよね。
しかし、周りにはすでに7の人、8の人、9、10の人が
ごろごろいます。
そのような人たちと比べる限り、
いくら6に進んだとしても、
自分はまだ能力が足りない、価値のない人間、となってしまいます。
終わりなき比較の罠
人と比べる限り、上には上がいます。
人と比べる限り、どこまで行っても、決して自分が頂点にいることはなく、
エンドレスな葛藤か続きます。
幼少期から、常に自分を一つ上の姉と比べて、
姉を追いかけて頑張ってきたmukuさん。
自分の価値は姉との相対評価で決まる生き方をされてきた幼少期。
大人になった今も、
自分を誰かと比べる習慣が強く残っているのも
当然です。
姉は年上だから負けても仕方ない、
また、男性は女性と異なる土俵にいるから負けても仕方ない、
でも、自分より年下の女子には負けられない。
そんなmukuさんの潜在意識が、
特に年下の女性に自分を比べることにつながっているのかもしれません。
自分軸で生きる
ここまで来ると既にお察しかと思いますが、
そのような、他人次第の生き方が他人軸です。
他人と比べて自分の価値を決める他人軸の生き方ではなく、
自分がどう考えるか、自分のものさしで計る生き方、
そんな自分軸の生き方を取り戻すことが、
今のmukuさんにとって大切だとおもおいます。
そのために、まずmukuさんに考えて頂きたいことは、
mukuさんが気がついていないかもしれないご自分の「価値」です。
例えツメが甘くとも、
自分で決断できず、人に相談して決めたことばかりであっても、
見た目として何となく仕事はしてる風なことができてしまう、
というのは素晴らしい能力です。
mukuさんはネガティブに捉えているかもしれませんが、
仕事では、そのような”ふるまい”ができる能力は、大変重要です。
特に経営者には欠かせない能力のひとつでしょう。
前任の上司もmukuさんのそのような能力、カリスマ性を認めて、
mukuさんに責任のある仕事を任せたのでしょう。
そして、お母様もおっしゃるように、努力家であることも
mukuさんの大きな長所です。
幼少期から、勉強、部活、そして仕事、婚活、妊活と、
自分に厳しく、大変な努力を重ねて、
現在の生活を築いて来られたのだと思います。
そんなせっかくの成果が、
周りの人と比べることによって過小評価されているのが
現状かもしれません。
まずは、自分で、自分を認めてください。
2歳の子供を育てながら仕事を続けている自分を、
たくさん褒めてあげてください。
まだまだ、mukuさんの良いところはたくさんあるはずです。
ご主人、ご家族、友人、同僚などから、どんなところを褒められますか?
自分の価値を認めるところから、自信をもつことが始まります。
自信があると、自分を人と比べる必要がなくなります。
比べなくても、自分は十分に価値があると認めることができるからです。
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心理カウンセラー・コーチ
平野さき
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