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10 壁が消えるとき

こんにちは。green green 🌿です。

最近、子どもたちが運転免許をとっている、とる直前ということで、思い出した話です。
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大学生のころ、
私はとっさの判断ということが苦手で、免許は本当はとりたくなかったんだけど、
母が免許を持っておらず、
あなたが田舎の方に行く事になったりしたらいると思うから、とっておいてと説得され、
とりあえず取るだけはするよ。と教習所に通うことになった。

祖母の友人で、
私も小さい頃からとても可愛がってくださっていた方のご主人が、つてがあるとかで
紹介されたところに通うことになった。

通い始めて、担当となった先生は、私の苦手なタイプの方だった。
感覚的に。

私はといえば、
運転については苦手意識もあり、
あんまりスムーズではないし、仕方なくとってますから!って感じのスタンスだった。

何百人と接してこられた先生からしたら、
こんな私のマインドはすぐに見抜けていたはず…。
先生がいやで、違う先生で受けたことがあった。

翌日、先生に
自分が責任もって教えたいから、今後は、そういうことはしないように。
担当できない時は指定した先生に代わってもらうと宣言された。

あー、なんだか、めんどくさい。
ふてくされていた。未熟だったワタシ…。

先生によく言われていたこと。
それは、
教科書をよく読み込んで!
ということだった。

ある日、私は朝の5:00くらいに何故か目覚めて、
そうだ…先生が言ってた本でも読むか…と
よんでみたのだ。なんとなく…

車庫入れのところだったかな、
ミラーに映る車体がここに来たらハンドルを切るとか、そんなところの図解をみながら、
ほぅ、そうなのか!と府に落ちて、その日の教習では、その点はスムーズに出来たのだ。

先生はすぐに気づき、
「本、読んできたね!」と嬉しそうに言われた。

この瞬間だ。
私のなかの壁が崩れ、消え去ったのは。

その後、先生との教習はとても楽しくなり、
前は、ちょっとお腹が痛い感じで通っていたのに
待ち遠しいくらいになった(笑)

無事に免許が取れて、お礼に挨拶にうかがった時の優しい笑顔を久しぶりに思い出した。

狭い車のなかの空間、
心のなかは手に取るように伝わるはず。
嫌な気持ちはそんな気を発信しているだろうし、
あの、壁が崩れたあとの空気は、
かなり違っていたはず。

その後、私はちょっと考えがかわった点があった。
苦手だった人を好きになると、
それは、その辺の気が合う人よりもわかり合える
感覚。

この人、今苦手だけど、好きになったらすごく好きになるかも!

その後も、何人もそういう人がいるから、この思考も私を支えてくれている1つだ。

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さて、
どんくさい私の子どもたち、免許をとる際は何か
面白い気づきがあるだろうか?
おいおい聞いてみたいな。

今日も最後までお読み頂きましてありがとうございました。



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