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令和時代に生き残る、強い企業の秘訣とは?社外の先人たちに素直にアドバイスを求めに行くLITALICO

こんにちは。Spready柳川です。
先月β版がローンチして、お陰さまで企業の皆さんから「Spreadyを使いたい」とお声がけいただくことも増えてきました。
企業の皆さんにとっては「出会いたい人に出会えるサービス」。その使い方は千差万別、様々なシーンの「出会いたい人」とのご縁つなぎをするサービスです。

企業活用事例特集1回目は新規事業立ち上げ時にその領域にインサイトを持っている人に1次情報を取りに行く活用をされたXTech社、2回目は雇用形態にこだわらず仲間集めをされているPOL社を取材しました。

3回目の今回は、新しいことを始めるときに先人たちにアドバイスを求めたLITALICO執行役員本郷さんのお話です。

本郷 純さん(株式会社LITALICO 執行役員 人事部部長)
人材系のベンチャー企業にて、採用のコンサルティング事業の責任者として、立ち上げと運用に従事。2006年8月、株式会社LITALICOに入社。創業より、会社経営、事業運営全般に関わる。特に、採用、人事領域を主に担当。

ーまずは本郷さんご自身について教えてください。LITALICOにはいつからいらっしゃるんですか?

創業前から関わっています。LITALICOに入る前は、人材系ベンチャーで3年ほど働いていました。この会社ではそんなに長く働くつもりはなかったのですが(笑)、結果的には一番古いメンバーになってしまいました。

ー今の会社にはいるきっかけは?

共通の知り合いから、前任の代表を紹介してもらったんです。「おもしろい人がいるから」って創業の半年前くらいに会って。障害者福祉の領域に触れたことはなかったんですが、せっかく挑戦するのであれば、今まで自分が関わった事がなく、他の方もあまりやっていないことの方がいいと思っていました。最新の技術やサービスを生み出すというよりも、本来は価値があるのに見過ごされていたり、うまくつながっていないために価値として見出されていないものに関わる面白さを感じて入社しました。

働きたいけど働けない人がいるっていうのは、働きたいという意欲があるのに活用されていないということ。これはもったいないと感じました。また、今はそうではないですが、15年前は、社会貢献は「自己犠牲的」であり、逆にビジネスは金儲けの側面ばかりが見られ「利己的だ」という雰囲気があったと思います。でも本来持続的なビジネスや事業って誰かの為になる事で、それが困っている人の為にダイレクトに届くものにできれば、その2つがちゃんと同一直線上に置かれますよね。そんな会社があってもいいんじゃないかと思っていました。

ーSpreadyで今回いただいた案件は「社員に対するキャリア支援やキャリアの育成の設計に知見のある方とディスカッションがしたい」という案件でした。どういう意図だったのでしょうか?

当社は、今年で15期をむかえました。まだまだ発展途中ではありますが、これまで多くの方が参画してくれて、今では2000名の仲間が働いてくれています。また、様々な課題解決として、事業数も増やしてきました。
その中で、採用やHR、育成に関しては、よりお客様に近い立場であり、主体者である事業部が主導になって、進めてきました。

今後もその方向は基本的には変わらないと思いますが、全社の規模も大きくなり、勤続年数や年代、業態・職種等も様々になってきており、社員の多様性も、活躍の幅も広がっています。

その拡がりの中で、社員一人ひとりが、自分自身のキャリアを考えていくために、事業部を超えて、より全社横断で検討する必要があると感じてきました。

LITALICOは、担い手である社員の想いが社会をより良い方向へ変えていく源泉であると考えています。個人のやりたいことやありたい姿と、会社のミッションや仕事がちゃんと重なっていることが、社員の人生においても、ビジョンの実現においても重要です。

人によっては今の事業部でこれからも活躍し続けてくれる方もいるでしょうし、他の事業部での新たな機会に挑戦できる方もいると思います。その他にも、副業等を通じて、他の企業にも貢献しながら当社を支えてくれる方、あるいは、一度当社を卒業しても、外で学んだり働くなどして、また戻ってくるという働き方もあってよいと考えています。当社での経験を活かして、次のステップに行くというのもあるかもしれません。

自分のキャリアは自分自身で築いていくものです。ですが、社員一人ひとりがそれを実現するためにどのような事が重要で、どのような仕組みが必要かを考えてたいと思ってました。

今回Spreadyさんには、そのキャリアに関する仕組みや体制を整える為に、その設計に関わったり、主体者として作られた方、また、キャリコンとして活動されている方を紹介してほしいという案件を依頼しました。

ー今回8人のご縁をおつなぎしましたが、お会いいただいて実際どうでしたか?

まずもって、みなさんお人柄が素敵な方でした。これは御社のサービスの根幹が「信頼できる方からのご紹介」がベースになっているからだと思うんですが、まさにそれが裏打ちされていたというか。
皆さん親身になって聞いていただけたし、その中でできることをその場でも最大限考えて、お話いただけたりとか、今後、どのように貢献できるかも真剣に考えて下さりました。

ー紹介された人も「〜さんからの紹介だからきちんと対応しないと」と思ってる方がほとんどですね。これが人からの紹介の良いところです。

正直当初は、どのような方にお聞きするのが適切かわからなかったですが、短期間で複数の方とお会いできて、様々な観点でお話しいただけたのはとても有意義でしたね。仕組みづくりなどをどこかにお任せする前提ではなく、自分たちで考え作っていきたいと思っていたので、まずは広く知見を得たかったんです。キャリア支援の仕組みづくりについても、外部の方にどういう風に関わってもらうべきか、どのように進めていけばよいか、何が重要かが、網羅的に色々ご意見いただけたのが大きかったです。

今回活用してみて、社外でつながりのない方に、利害が明確でない状態で会える機会って実は少ないということに気づきました。
普通は、例えば営業をしたり受けたり、ある程度は採用前提で面談や面接をする、とかが多いですよね。なので、普段はお互い探り合いながらお話する事になると思います。ですが今回は割とフラットにお会いできて、お話しできました。意外と、そういう機会ってあんまりないんじゃないかなって思いましたね。

ーそうですね、本郷さんの場合は法人側の方で会っていただいたんですが、個人側の方でも就職とか転職の面談や営業以外で法人の方に会うって機会ってほとんどないので、もっと緩やかに会うことが実現されるともっと自分たちのやりたいことが形成されていくんじゃないかな、って思ってます。まさにSpreadyの世界観の出会い方をしていただいたのかなと。

そうですね、逆にプライベートとかで、どなたかのつながりでお会いさせていただくのも、気を使って躊躇したりしてしまいますし、そういう点でも、ちょうどいい関わりだったなと思います。
また、個人の知見を拡げる意味でもよい機会になりました。キャリアに関する事から、派生して、HRや組織開発領域において、様々な方の価値観やそれによるアウトプットをお聞きできたので。

△各ミーティングルームに色のテーマがあるLITALICOさんのオフィス

ーお会いされてみて御社の中でキャリア支援の方向性って見えてきましたか?

まだどういう風な形が良いのかっていうのは具体的には定まってないですが、方向感としては見えてきた部分もありますね。
最初は相談をどう受けるかを中心に考えていたのですが、既存の制度の変更、例えば、公募をより充実させる事でもキャリアを考えるきっかけを提供することにつながること。
キャリアに悩む前のキャリア教育や入社や異動前後により充実させる事、各人がライトでもよいから自分がどうしたいかを考えたり、知る為の機会をつくることも大事だと思ってます。

あと具体的な話で言うと、ご紹介いただいたキャリアアドバイザーの方に、社内向けに研修してもらっています。キャリアアドバイザーのメソッドを90分くらい社内の採用や人事担当に向けて、話をしてもらっていて。

ーじゃあスポットのお仕事として発注して?

まずはトライアル的にやっていただきました。今後どうするかはまだこれからなんですが、とても学びがあったので、タイミングを見て検討させていただく予定です。

ーちょっと話が変わるのですが、一番最初に佐古から弊社サービスについて話があったときって、どんな印象を受けましたか?

ビジネスになるのかな?って(笑)。 着眼点はとても共感しました。何か新しい取り組みをする時に一緒にやれる人を探すうえでも、課題の解決や新しいものを生み出す際に知見をもらううえでも、どの方に出会えるか、どの方の話を聞けるかというのは結構大事だと思います。必ずしもつながりがあるわけではなく、且つ、何かしらでつながっても、その良し悪しがその段階ではわからない為、運頼みになってしまうと思うんですよ。

でもこのサービスは、信頼できる方々のコミュニティーにアクセスできるので、つながりがない人でもいい方に出会えたり、いい情報が得られる機会をフラットに持てるというのは、とてもいいと思いました。今後、中々情報が入ってこないような、地方の方が活用されるのもすごくいいと思いました。

ーサービスの話を聞いたときにすぐに使おうと思いました?

使おうと思ったんですが、何をテーマにしていくのかは難しいなと思いましたね。なのでまずは、自分の困っている事で使ってみようと思って。テーマによっての相性はある気がしました。

ー今回でいうと御社の中で新しい試みをしようっていうのが本郷さんのなかであって、だから広く知見を得たいってフェーズだったんでぴったりだったと思うんですが、今後こう言うので使ってみたいなあというのはありますか?

私の周辺領域では結構使えると思ってます、採用やHR等の領域で新しい施策を検討する際や、実際に施策を動かしていく時に協力してくれる方を探すうえでも。後、もっと気軽に使えるようになってもいいかもなあと思います。各担当者が自由に使えるようになってもよいかと思います。

また、会社がこれから拡大していく際に、新たな事業やサービスを検討したり、広報の取り組みを検討する際の知見を得るうえでも、活用させていただけると思います

本郷さんありがとうございました。
なにか企業が新しいことを始めるときに社内に経験者がいないことって往々にしてありますよね。社内の知見だけで判断せず、社外の先人たちに素直にアドバイスを求めにいく。これが出来る企業ってとっても強いですよね。
社外に気軽に相談相手をつくれる、これこそが令和時代に求められる企業の成長要因の一つとして、そしてSpreadyがそこに寄与できることを願います。


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