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欠点は受け入れると楽になるよ

息子は忘れん坊で、今日も制服を着ていかなくてはいけないのに、体操服で学校へ行き、私が制服を学校へ届けた。
でも、私は息子を責めることはできない。なぜなら、私も子供の頃からの、根っからの忘れん坊だからだ。息子には忘れたっていいさ、大丈夫だと言うしかない。


忘れん坊は治らない

私の経験から言えば、忘れん坊は治らない。
小学生の頃は、教科書を忘れると、教室の前の床に正座をして授業を受けなければならなかった。1時間の正座はすごく辛いし、みんなの前でとても恥ずかしい。
先生は、辛い思いをすれば治るだろうと思ったのだろう。だがそれでも、私は忘れ続けた。痛いと恥ずかしいを克服できぬまま、それでも忘れ続けたのだ。

中学生、高校生になると、違うクラスの友人から借りるというテクニックを身につけたので、毎日何かを誰かに借りていた。だから、違うクラスの時間割も把握していた(笑)
そして、今でも忘れ続ける人生だ。でも、なんとかなるものです、大丈夫。
すごくすごく大事な時は、自分が忘れん坊だと自覚があるので、何重にもチェックし、無事に過ごせていたから。

忘れん坊の嬉しかった思い出

痛い、恥ずかしいばかりが忘れん坊の思い出ではない。一つだけ、とても嬉しくて忘れられない思い出がある。

中学生の頃、給食が休みでお弁当持参の日に、お弁当を忘れていった。流石にこれは借りることはできないし、母は働いていたしで困ったなと思ったら、クラスのみんなが自分のお弁当を少しずつ私に分けてくれるという。

それも、先生に言われたからではなく、「私のを分けてあげるよ」と友達が言ってくれて、我も我もと、クラス全員が言ってくれた。

「メインディッシュをあげるわ」
「お前のが1番豪華じゃねーか」
「俺も忘れればよかった」

みんなが一番美味しいものをくれたので、私の分が一番豪華なお弁当になっていた。

みんながお弁当シェアを心から楽しんでいた。
私も、申し訳ないと思いつつ、すごく友達の優しい気持ちがありがたかったし、愛されている気持ちになったし、その場が盛り上がって楽しくて、幸せな思い出となった。


欠点は受け入れると楽になる

私にとっての欠点は忘れん坊だが、誰しも何か欠点があるものではないだろうか。その欠点を直そう直そうとすると、今の自分が許せなかったり、自分にがっかりしたりと、辛いと思う。

自分は忘れやすいと受け入れてしまうと、そんなもんだと思えるし、周りの人に「私って忘れっぽいから、私が忘れそうな時声をかけてくれない?」と言えたら、周りが助けてくれるし、そんなキャラだと認めてくれるので楽ちんだ。

欠点と思えることは、その人の一つの愛すべき個性に過ぎないのではないだろうか。「てへぺろっ」精神で欠点を受け入れてみよう。完璧な人なんていないよ!

今日も読んでいただきありがとうございます。

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