『ザンファイン』一期一会の出会いと、再会の感動
現在、noteで「 #プレステの思い出 」に関するテーマ投稿を開催中とのことで、私も書いてみたいと思う。
初代プレイステーションが発売されてから25年。その中で、私が特に思い出深い作品は、アクションSTG『ザンファイン』。
リンクは、PSゲームアーカイブスのページより。
『ザンファイン』とは、サクセスが2000年に発売した、初代PS用の低価格ゲームシリーズ「スーパーライト1500」の一つ。
YouTubeのメーカー公式チャンネルでは、本作のデモ~プレイ画面の様子がアップされている。
また、記事中のスクリーンショットは、このムービーから引用していることをご容赦願いたい(現在、手元にソフトはあるが、本体がPS4しかなかったため)。
「瞬間」と「戦略」二つの姿
3Dで描かれた六角形のフィールド、その中で敵と撃ち合い、敵を全滅すれば次に進むというシンプルなルール。そのフィールドは面積が極めて小さく、常に敵の射程範囲内。
迫り来るのは敵の攻撃だけではない。画面上で常にカウントダウンされていく「時間」がゼロになる前に突破しないといけない。それはクリアすると加算され、敵の攻撃を受けるとロスする、文字通り「時間との闘い」だ。
その中で有効となる戦略は「瞬殺」。スタートした瞬間から一気に攻撃を仕掛けて破壊する、その「一瞬の快感」が気持ちいい。
一つのフィールドをクリアすると次を選ぶ。一つのステージは、一つ一つのフィールドがまるで蜂の巣のように連なって構成される。早めにボスのフィールドを選ぶと難易度が高いなど、選び方や進め方によって有利・不利が変わるので、ステージ構成と残り時間を見極める必要がある。
そんな戦略と、フィールド内で繰り広げられる一瞬の快感という「静と動」の要素を兼ね備えている。私は初プレイの時から、その魅力に一撃で取り憑かれた。
そんな初めての感動の後で私が思ったこと。このゲームが、
ゲームセンターで遊べるのはいつになるのか、楽しみだ。
再会して味わう、新たな感動
実は、私がこのゲームに初めて触れたのは、プレイステーションではなくゲームセンターだった。
ゲームセンター向けに発売されるゲームは「アーケードゲーム」と呼ばれるが、アーケードゲームの開発において、発売前に一部のゲームセンターで試験的に稼働して動向を見る「ロケテスト」というものがある。私はある日、普段よく行ってる店に行ったら「ロケテスト中」と書かれた張り紙と共に、このゲームが稼働していた、それをたまたまプレイできたということ。
でも結局、ゲームセンターで見ることはなかった。恐らく、最初はアーケード向けに開発されていたものが、事情でゲーム機のみの発売になったのだろう。
そのためか、操作説明のデモ画面で、アーケードスティックとボタンが描かれているなど、その名残らしきものも見られる。
そんなゲームに、プレイステーションで再び触れた時は、更なる感動を覚えた。それは「音楽」だ。
戦闘時に流れる、迫力と迫り来る恐怖を感じさせる音楽、フィールドをクリアした瞬間に鳴る重低音、ゲームセンターでは聞こえなかった音楽と、デモとして流れるムービー。これらを家でじっくりと味わうことができる。
アーケードゲームは、ゲームセンターに置かれているからこそ楽しむことができる、だから、時には一度きり、一期一会で終わることもある。私にとって『ザンファイン』は、そうなっていたかもしれない。
私にとってプレイステーションは、そんな「出会い」から「再会」に導いてくれたものだった。
追記
私が『ザンファイン』ロケテストをプレイした日の夜に、ネットで会話を楽しむ「チャット」で、友人達に「このゲームが面白いぞ!」と言いふらしていた。そのログは残していたのでw、正確な日付を確認できた。
その日付は1999年11月7日(日曜日)、場所は『チルコポルト茶屋町店(現・アミュージアム茶屋町店)』。
記録として残すのも意味があると思ったので、書き留めておく。
また、過去に私のブログでも思い出として書いているので、貼り付けておく。