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Playdateゲーム紹介・小さな本体とクランク操作で味わう夢の数々

超小型の本体と、本体側面に取り付いた「クランク」の操作が特徴の携帯ゲーム機「Playdate」について。

以下に掲載しているのが、Playdateのゲーム紹介ページ。
アクション、STG、パズルなどジャンルごとに分けたり、各ストアページにはスタッフの紹介文も載っているが、正直、英語のみで動画による紹介もなく価格もドル表記なので、この中で面白いゲームを見つけて購入するには少々ハードルが高い。

そこで、私が今まで購入したPlaydateのゲームで、おすすめのタイトルを紹介したいと思う。

ここで書いている価格について、日本円は執筆時点のレート151.34円で計算している。アップしている動画は、過去に書いた方法でPlaydateの画面をドットbyドットでキャプチャしている。


Root Bear

定価3USD(約454円)

制限時間60秒の間にビールを注いでいくゲームで、お客さんは熊。
恐らく、主に海外で発売されたビール「Root Beer」と熊の「Bear」をかけたシャレ。

クランクを回してビールを注ぐ、注文された高さ近くまで入れると熊は目を凝らして待ち構える、ぴったりに量だとクールな顔で喜ぶ、ジョッキからあふれると嘆かれるなど、熊のリアクションが楽しい。
ビールは一気に注いで次々とさばいた方が高得点だが、早く注ぐと泡たっぷりになるので合わせるのが難しい。ビール好きにはよく分かる感覚をゲーム化してくれる。

Gun Trails

定価6USD(約908円)

モノクロ携帯ゲーム機で魅せる本格縦STG。スピード感とパワフルな演出、各所に安地を設けるなどシューター精神全開。
Playdateは画面が横長で小さく、コントローラーは斜め方向の入力が困難でSTGには不向きではあるが、本作では主に左右の移動で切り抜けるように作られているなど、本体の特性を考慮したものとなっている。

難易度として、敵の攻撃が激しく高難易度のゲームだが、3月に行われたアップデートにより「ノービスモード」が実装。敵を破壊すると「その敵が撃った弾のみ消去する」ため、撃って破壊すれば道が開ける。
ちなみに、ここで掲載している動画もノービスモードで収録している。

海外のゲーム系メディアの情報によると、制作者はケイブのSTG、中でも『虫姫さま』に大きな影響を受けているという。

Skew

定価5USD(約757円)

Playdateはいかに高性能かを見せてくれる、滑らかに動く3D映像が特徴のフライトアクションゲーム。

プレイヤーは上昇・下降をクランクの回転もしくはABボタン、左右移動を十字キーもしくは本体を傾ける(Playdateにはジャイロ機能が搭載)ことで操作する。
道中では通路で壁や障害物を避けながら進む。ゴールに達すると円筒状のステージに切り替わり、クランクで円周上を回転させて迫り来る障害物を避けていく。障害物に正面衝突するか、壁に一定以上擦れるとミス。
ストアページによると、障害物はランダムに生成され、無限に続くという。

上昇するときのみスピードアップして浮遊する感覚は、ファミコンの『バルーンファイト』のようで、それをクランクの回転で調整しながら飛行するので独特の浮遊感がある。

本作は同デベロッパーが製作したゲーム『The Last Worker』(Steamで配信中)のスピンオフに当たるもので、トレーラームービーの中にも「Skew」が登場している。

Dash Arena

定価2USD(約303円)

剣を振り回してダッシュで敵を一撃、エネルギーが切れないようにひたすら斬り続けろ。
操作はクランクと1ボタン(コントローラーのどれを押してもいい)のみ。

Playdateのゲームは、シンプルかつクランクの使い方次第で楽しめるのが特徴だが、その「シンプル」「クランク」の双方を最大限に活かしたゲーム。

DYG

定価3USD(約454円)

男が地面に穴を掘る、操作はクランクをタイミングに合わせて回すだけ。

日が沈む前にひたすら掘り続ける、だんだん鼓動のような音が、まるで足音がだんだん自分に近づいてくるように鳴り響く。
そもそもこの男は何のために掘り続けるのか?このタイトル『DYG』はどういう意味か?それはゲーム終了時に明らかになる。

クランクの使い方が直感的に理解できる、これだけで何かの物語を描いているかのような映像など、シンプルながら深いものを感じる。

本作は海外のメディア「Kill Screen」で「生と死についての傑作ゲームエッセイ」と紹介されていたり、

ベルリン開催されたアート系の賞「A MAZE. Awards 2016」にノミネートされている。

でも、いずれも2016年のもの。ゲームの発売は2023年なので、当初はWebコンテンツだったものをゲーム化したのが本作のようだ(現在は存在しないので、調べた限りの情報)。

夢の可能性

Playdateの画面は濃淡がない1bitモノクロ画面と、今の時代ではあまりに乏しいが、その分本体は超小型、操作はクランクとジャイロを備える、PCとデータ送受信とキャプチャ可能、Wi-Fiで本体にゲームのダウンロード、音声は外部出力だけでなく入力も可能など、様々な可能性を持った夢のあるゲーム機だ。

今回、紹介するためにプレイして動画を撮ってみたら、その機能を活かしたゲームが多いと改めて感じた次第。


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つかさん
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