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2020年は「ゲーム」って何か?を考えた年 & My GOTY 2020
トップ画像引用元:The Game Awards
2020年は「テレビゲーム」というものが何であるか、改めて見直される機会になったと思う。
今年は世界的な問題が起きたおかげで、春頃から外出が制限され「みんなステイホームしよう」と言われ続ける。その中で、家で楽しめるテレビゲームは、まさにステイホームアイテムとばかりに注目された。
中でも『あつまれ どうぶつの森』は、ゲーム内で様々なものを作ることができることから、多くの企業や団体、政治家までこの世界に参加するようになる。『リングフィット アドベンチャー』は運動不足を解消できると多くの人達が買い求める。
それに伴い、ゲーム機は品切れが相次ぎ、転売が横行するなどの弊害も出る。
今年の世の中は「ゲームに人々が振り回された」ようであり、「人々の動向に『ゲーム』が振り回された」ようでもあった。
それを横目に、私を含め元々ゲームが好きなゲーマーは、何があろうと自分たちの好きなものを遊ぶという、いつもと変わらないスタンスでゲームに触れる。
そんな、一般とゲーマーとの隔たりをより大きく感じた1年だったと思う。
My Game of The Year 2020
私は結局、世の中がどう騒ごうと、好きなゲームをマイペースに遊んでいた。
というわけで、今回は私にとっての2020年を語る意味で「My Game of The Year 2020」を書いてみたいと思う。
ここで挙げるタイトルは、2020年に「私が入手したゲーム」なので発売年は関係ない。またプラットフォームは「私がプレイした環境」を書いている。
私の2020年ゲーム:特定のジャンルが充実
私が今年楽しめたゲームを挙げていくと、まず一つの傾向が見えた。
Outer Wilds(Steam)
⇒note記事
Observation(Steam)
VirtuaVerse(Steam)
ROBOTICS NOTES DaSH(Switch/2019年発売)
⇒note記事
Cyberpunk 2077(PS4)
これらの作品に共通するものは「SF」。昨年は『デス・ストランディング』を遊んでいたわけで、例年以上にこのジャンルを続けてプレイしていたように思う。
だから今年は「SFが充実した1年」だった。
私の2020年各ジャンル
他に、アクション・ADV・RPG・パズル・他と、各ジャンル1本ずつ挙げてみた。
Action:ScourgeBringer(Steam)
Adventure:Stories Untold(Switch)
⇒note記事
RPG:Rogue(Steam)
Puzzle:I hate this game(Steam)
⇒note記事
Others:My Exercise - マイエクササイズ(Steam)
⇒note記事
ざっと挙げるとこんなところ。
『ScourgeBringer』については、Steamレビューで書いたが、過去ゲームで定番と言える要素をうまく組み合わせた。『Stories Untold』は「テキストADV」という過去の要素を活かした。『I hate this game』はプレイヤーを「騙す」アイデアを100以上見せて楽しませる。
どれも、過去のものや小さなアイデアを「組み合わせと改良で新しいものを作る」ことで楽しませるゲームが多かった。
その中で『Rogue』は、80年代のオリジナルそのままの形で発売されたことと、それを受け入れる市場があるところが面白い。
私の感覚的な話だが、今のインディーゲームは、80年代のパソコンゲームにあった、どんな小さなアイデアでも市場に出せる、もう「何でもゲームにしてしまえ」ということが実現できる、80年代の流れが戻ってきたような感覚がある。
私の2020年STG
そして、私の得意ジャンル「シューティングゲーム(STG)」はどうだったか?
私にとって、印象に残ったSTGタイトルを挙げてみると、
Jet Lancer(Steam)
Space Elite Force II(Steam)
REMOTE LIFE(Steam/2019年発売)
PAWARUMI - パワルミ(Steam/2018年発売)
ミサイルダンサー(Switch)
どのゲームも楽しませてもらったが、正直言うと、今年は熱く語りたくなるようなSTGに出会っていない。
2020年の活動:メディアに参加
あと、今年ゲームについての活動として、STGについて語り続けていたおかげで、このような記事にも参加させてもらった。
ゲームを遊ぶだけでなく、このような形で面白さを伝えることに、少しでも手助けさせてもらって、嬉しい限りだった。
STGについて思うこと
この機会に、私がSTGについて思うことを書いてみる。
スクロールタイプなどの「2D STG」で発売されるタイトルは、リメイクや移植がほとんどで新作は限られていた。でも2017年頃からは、主にインディー系で新作が数多く発売され始めた。
ただ、私が見た範囲で、過去のゲームにあったものをそのまま取れ入れる「インスパイア」としての作品が大半だった(具体的な作品などはあえて書かない)。
もちろん、それらの作品も楽しませてもらっているし、「新作が続々と出る」という環境は嬉しい限りだった。でも結局、好きな人が過去を思い出して喜ぶものにとどまっている感がある。
もしこれから、STGでも今までになかったような要素が加わって遊び方が広がれば、プレイする層も広がってまた活性化してくれるだろうか。
などと、私も1ユーザーとして淡い期待を抱いている。
私にとってのGOTY2020
さて、私も数多くのゲームをプレイしたが、その中から1本「My GOTY2020」はこれだった。
Outer Wilds(Steam)
『Outer Wilds』はどんなゲームだったか?自分が思うことを書くと、
3Dを駆使した映像表現や、無重力を探索する操作感覚など、約40年近く「ゲーム」というものが進化して様々な要素も進歩したからこそ描くことができた。
このゲームはそんな、
40年近く『ゲーム』が進化を続けた到達点
を見ることができたと思う。
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