『科学技術の失敗から学ぶということ』過去の大きな失敗を知り、考える本
読んだ本。
科学技術の失敗から学ぶということ
(寿楽 浩太 著/オーム社)
過去に作られた建造物や機械などから、大事故など「失敗」の事例を取り上げ「なぜ起こったのか?」を詳しく解説した技術書。
中には20世紀前半のものから、昭和の後半~平成にかけて起こった、列車の脱線、原発のメルトダウン、スペースシャトル大破など、私の記憶に残る事例も数多くある。
失敗には必ず「原因」がある
冒頭で語られる事例は、1930年代にアメリカで建設された「タコマ橋」。1940年の開通後、わず