221128 - ◯◯の秋
ふと見上げてみると、木々が色付いていた。寒い日ばかり続いてもう秋なんてないじゃないか!と思っていたけれど、すぐそこに秋がいた。ただそれだけなのに心が温かくなった。
最近ピアノを弾いている。16歳まで約12年間続けていたけれど、辞めてからはぱったりと弾かなくなった。というかなんとなく避けていた。(辞める一番のきっかけが元カレのせいっていうのが大きい。)
久しぶりに触れてみると昔より曲が色彩豊かに感じられるようになっていた。大人になったってことなのだろうか。自分は音楽には向いてないと感じるし誰にも聴かせられるものではないけど、気が向いた時には自分のために弾いていたい。
今頃になって朝井リョウさんにハマっている。小説『桐島、部活やめるってよ』で名前は知っていたし、高校時代にはNコンの課題曲で朝井リョウ作詞の『次元』も歌っていたのだけど、なんとなく食わず嫌いをしていた。
たまたまnoteを流し見していた時、小説『死にがいを求めて生きているの』について触れた記事を見つけた。なんとなく気になって調べてみるとちょうど数日後に単行本が発売されるとあるじゃないか。これは好機!と買って読んでみたらまぁ刺さること刺さること。
なんとなくで生きているのは簡単なようで難しくて、どこか生きることに目的を求めてしまう。目的がないと自分に価値がないように感じてしまうから。そんな苦しみが小説の中で形を変えながらも一貫して描かれていて、読みながら色々なことを考えさせられたように思う。
勢いのまま小説『どうしても生きてる』も買ってしまった。これから読むのが楽しみ。
先日、泣きたい夜が来た。そんな日には決まってamazarashiの曲が聴きたくなる。
ボーカルの秋田ひろむさんは青森出身らしいが、そのせいなのだろうか、鼻濁音が独特でそれが心地よい。聴いているうちに自然と心は落ち着くのだから、不思議なものだなぁ。
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