再度、介護のため一時帰国
大切な家族
普段は片付けが苦手な私だが、旅行に行く前はなぜか一生懸命片付ける。徹夜することもある。
だけど今回はきちんと片付けられなかった。それよりも家の犬猫たちと一緒に寝ていたかった。一緒にいて欲しいという欲求に応えたかったし、私自身、一緒にいられる時間が癒しだった。
週末は夫と長めの犬の散歩の後にブリュワリー(ビール醸造所)に行き、ビールを飲みながら昼食を取る。犬を連れているので、基本的に外にテーブルがあるか倉庫の様なところに行く。そんないつものことが、なんだかとてもとても楽しかった。
母には毎日電話して様子を聞いた。
兄がきちんとやってくれているから心配することはないが、体調を聞いてどう過ごしているか聞く。たまに料理をする様だが、栄養価を確認しないので余計に不安になる。むくみもひどい様だ。兄も忙しい身。戻らないといけない。
荷造りをし出すと、犬猫の視線を感じる。猫は(いつもの様に)スーツケースに入ろうとするし、犬は側から離れない。
どっちも大切な家族。胸がいっぱいになる。
感謝祭には戻ってくるからね
出発の朝。夫に空港まで送ってもらう。
助手席に座る私に、犬2匹が飛び乗る。膝の上に1匹、もう1匹は手で抱える。このスタイルは勝手に、ダブルデッカー(イギリスにある2階建てのバス)と呼んでいる。
航空会社のスタッフはハロウィーン直前ということで、みんな仮装をしていてなんだか賑やかだった。1人ゲートに向かう途中、気持ちが重くてビールでも飲んで憂さ晴らしをしようかと思ったが、まだ午前中。代わりにコーヒーを買うが、普段のアメリカーノではなくラテにした。なんとなくミルキーなラテは少し心を穏やかにしてくれる様な気がした。
11月末の感謝祭(Thanksgiving)は家族が集い感謝をし合う祝日だが、去年は母のところに居てアメリカの家族と一緒に過ごすことができなかった。そして今年の年末年始は母といることを優先させるので、クリスマスは日本で過ごすことになる。アメリカではホリデーシーズンと呼ばれる時に2ヶ月半も家族と離れているのはやっぱり寂しい。悩んだが感謝祭前後に安い航空券を見つけたので、その時期に5日ほどアメリカに戻ることにした。去年、私が留守だったので感謝祭のご馳走は子供たちが用意することになっていたが、大喧嘩をしたため何も食べずに過ごしたという。今年は日本から美味しいものをお土産に持っていくという手もあるし、シンプルなローストと美味しいお酒が飲めればいい。
家族揃って過ごせることに感謝をしよう。
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