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新しいお店を開拓しようと目の前まで行ったのに、諦めて好きな店に行った時の内省

食べることが 好きだ

外食をしよう と思う時
食べログの100名店を 睨めっこして 
行きたい お店を探す

行きやすさや メニューから
絞られてくるのだが 新しい店に行くのは
ハードルが高くて 好きな店に足を運んでしまう

何回か それが続き
僕が 外食に求めているのは
味だけでは ないんだなと 気がついた

今日は その話

食べログの100名店では 無いのだけれど
Instagramで見つけた 和食のお店に
行こうとしたことが あった

いつもと違う 経路を選び
慣れない駅で 下車

GoogleMapを 見ながら
店に 向かう

けれど 多くの飲食店が
入ってくれと 主張をする

ところどころで 
お酒を飲み 騒いでいる人がいる

静かに させてほしいなと
少し 気持ちが萎えながら
目当ての 店を探す

あった

しかしながら 店先には
タバコの吸い殻が 落ちてた

もう ダメだった
新規開拓する気持ちは 折れた

目の前まで 行ったものの
入るのをやめ よく行くお店に 切り替えた

よく行くお店は 少しだけ不便で
街は 静かだ

喧騒はないけれど 商店街があり
暗すぎず 明るすぎない

駅を降りて 歩いている間は
落ち着いた 道のりだ

メニューは 日によって変わるので
今日は 何があるのか 何を食べるのか
考えながら 向かう

お店は 広くはないが綺麗で
入ると 店員さんの快活な声が聞こえる

厨房には 2〜3人の方が
手際よく 調理されており
その音が 食欲を誘う

いつも迷いながら 注文をし
来た料理に 満足する

量が多いので 全部食べられることは
なかなか 無いが
気持ちは 十分に 満たされていた

そうして
隣のお客さんの メニューが気になりながら
会計を 済ます

たくさん食べた 栄養を消費するように
そこから一駅くらいを歩いて 帰路に着く

こう ふりかえると 
外で食べるご飯に 期待しているのは
味だけではない

そこに向かうまでの 経路
街の空気 店の活気
店員さんとの やりとり

その体験を 味わいたいからこそ
その店を 選んでいる

こういった 好きな店は
検索では 出会えない

足を運び 体験してみて
初めて わかるのだ

美味しいお店は 確かに嬉しい

けれど 寄り道してでも行きたいと
そう思わせてくれる 
好きな店と 僕は 出会いたい

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ひらいで#あの人が願っていたこと
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