SatoshiYamada

株式会社10X CFO。小売王の参謀として、10XでFinanceを見てます。兼、旭川のプロバレーボールチーム、Voreas北海道も経営支援しています。東大野球部捕手/主将→三菱商事→Wharton MBA→Carlyle(おやつカンパニー&オリオンビール)→10X。

SatoshiYamada

株式会社10X CFO。小売王の参謀として、10XでFinanceを見てます。兼、旭川のプロバレーボールチーム、Voreas北海道も経営支援しています。東大野球部捕手/主将→三菱商事→Wharton MBA→Carlyle(おやつカンパニー&オリオンビール)→10X。

マガジン

  • スポヲタ情報局 (Sporta News)

    • 94本

    NYC/Tokyo ベースにスポーツテックの分野で活動するスポヲタ社の情報配信サービス HP:https://sportajapan.com/

  • MIT SSAC訪問レポート

    全米最大のSports Analytics Conferenceである、MIT Sloan Sports Analytics Conference 2017の訪問レポートです。Sports x Techに興味のある人に是非見て頂ければと思っています!

最近の記事

成長戦略としてのスタートアップM&Aに関する考察_2023/12時点

10Xが運営するpodcast、10X.fmの「山田の部屋」という企画にて、直近二回に渡り、NYC在住しながら、複数の日本のスタートアップ企業のM&A・ファイナンス面の支援を行っている佐々木さんをゲストにお迎えし、前編・後編の2回で今後の日本におけるスタートアップM&Aの展望について議論させて頂きました。 このpodcastでの対話を通じて、スタートアップにおけるM&A(スタートアップが買う側・売る側双方の場合があります)は、今後のスタートアップエコシステムの進化において確

    • ハイグロース企業のインセンティブストラクチャーに関する考察

      昨今、スタートアップ界隈でSOなどの株式報酬に関する話題が盛り上がっています。今後、(北米などと同様に)日本でもスタートアップやハイグロースな企業に多くの優秀な人材が流れ、それが日本経済成長の牽引装置となっていくためにも、より「魅力的な株式型報酬の必要性」に焦点が当たっていることは歓迎すべきことと思います。 また(未上場のスタートアップだけでなく、)コーポレートガバナンス改革の流れも汲み、上場企業においても、経営陣の短期思考を是正し、より中長期の企業価値成長にアラインしてい

      • 2023WBCは、野球界の勝利”Baseball won again”だったのか - イチファンとしての雑感

        今回2023年のWBCは大谷選手がとにかく世界一になりたいという気持ちを全面に押し出しながら、エモーションとプレーでチームを牽引するという最高のリーダーシップを発揮し、最終的にそれを本当に実現してしまうという漫画のようなストーリーとなり、本当に感動させられた。 その中で、日本代表の躍進以外にも、 「MLBのトップクラスの選手が(シーズン開幕直前にも関わらず、コンディション調整度外視で、)各国代表として出場している過去に例を見ない大会であったり」、 「マイク・トラウトから決勝

        • ベンチャーとしてのデットとの向き合い方に関する考察 -10Xの事例-

          こちらのプレスリリースの通り、今般弊社10Xは15億円規模の借入を実施しました。 このnote執筆の背景として、(スタートアップにとってのデット調達は現時点では必ずしもシンプルで使いやすい・簡単なものではないですが*)今後間違いなく資金調達の重要な選択肢の一つとして成長していく領域と思いますので、借りる側・貸す側両ステークホルダーにとって我々の事例が少しでも参考になればと思い、今回の意思決定やプロセスの裏側を記載させて頂きます。 借入実施の理由-成長しながら同時に稼げる体

        • 成長戦略としてのスタートアップM&Aに関する考察_2023/12時点

        • ハイグロース企業のインセンティブストラクチャーに関する考察

        • 2023WBCは、野球界の勝利”Baseball won again”だったのか - イチファンとしての雑感

        • ベンチャーとしてのデットとの向き合い方に関する考察 -10Xの事例-

        マガジン

        • スポヲタ情報局 (Sporta News)
          94本
        • MIT SSAC訪問レポート
          10本

        記事

          不況下での財務的な経営の舵取りについて

          2021年年末・2022年初からの大きな株式市況やマクロ環境の変化に伴い、多くの企業、特にスタートアップやハイグロース企業においては、その経営戦略の変更を余儀なくされているところも少なくないと思います。 (いわゆるスタートアップ企業である)弊社10Xにおいては、元来より長期目線で着実に会社や事業の基盤を作っていく経営スタイルを取っていたので、大きく慌てることはありませんでした。とはいえ、大きな環境変化に対して、適切に対応していくために特に財務的な観点での経営上の力点の置き方

          不況下での財務的な経営の舵取りについて

          商社とスタートアップの垣根について

          以下、タイトルについて最近思っていることをツラツラと記載しますので、もしご興味ある方は流し読みして頂けると幸いです。(後は、シンプルに伝わるように、敬体ではなく常体で記載します) 体感だが、最近スタートアップ業界に商社出身者が増えてきているように感じる。 もちろん人により向き不向きはあると思うし、当然(私も元商社パーソンとして知っている限りで)商社に残りながらバリバリ活躍し結果を出している人たちもいる。 ただ、成長や利益を作り出すことに苦しんでいる日本企業がこの10-2

          商社とスタートアップの垣根について

          スタートアップに参画する人にとってのSOの意義 - SO設計で確認すべきポイント

          前回は経営者視点でSOの基本設計を考える上での重要な前提についてnoteを書きました。 今回は、(前回とは逆で)SOの付与を受ける従業員側の視点でスタートアップに参画する際にSOのどういった点に留意すべきか、という内容を記載したいと思います。 前回の記事で記載しましたが、SOはまだ資金的に余裕のないスタートアップが「会社の価値を大きく引き上げてくれる貴重な人財」を早期から仲間に迎え入れ同じ目標を向いて全力で走っていくための重要な手段です。 そうした貴重な人財がより未来を

          スタートアップに参画する人にとってのSOの意義 - SO設計で確認すべきポイント

          ミクシィによるFC東京の子会社化の価格に関する見解と今後への期待について

          2021/11/22にかねてより噂のあった株式会社ミクシィによるFC東京の過半数株式の取得=子会社化、が発表されました。この出資の価格が総額11.5億円とJリーグのトップクラブの子会社化にしては非常に安い水準であり、驚いたので、quick and dirtyにはなりますが、買収価格の妥当性やこの価格が意味するもの、更にはそれを受けた今後のFC東京やミクシィへの期待について簡単にまとめてみようと思います。(かなり荒い速報ベースの分析になるので細かい点に配慮が及んでいない点はご容

          ミクシィによるFC東京の子会社化の価格に関する見解と今後への期待について

          スタートアップにとってのSOの意味 - SOの基本設計を考える上での主要な前提

          最近、スタートアップに転職を検討している知人から「SOはどのくらいが水準感なのか?」とか、スタートアップにCFOとして転職した知人から「SOの設計ってどう考えるのが定石?」などと聞かれる機会も増えてきており、折角なので、今後何回かに分けてスタートアップにおけるSOや株式報酬型インセンティブについて記載してみようと思います。 第1回目の今回は、一番の基礎となる「スタートアップにとってのSOの意味」について記載します。そもそもなぜスタートアップはSOを付与するのか、を掘り下げて

          スタートアップにとってのSOの意味 - SOの基本設計を考える上での主要な前提

          ビジネスパーソンのスタートアップへの流入についての見解

          註:最初に。本投稿はスタートアップに興味はあるが、その内情についてあまり明るくない方を想定して書いています。いわゆる中の人・プロ筋の人にとっては当たり前の内容過ぎるので、読まないことをお勧めします。。 --- では本題へ。。昨今、日本において、20代-30代を中心に大企業や外資系企業・金融やコンサルなどのプロフェッショナルファームにいるビジネスパーソンがスタートアップに移るケースが増加して来ています。 実際に私の周りでも、そこまで昔からスタートアップに興味を持っていなか

          ビジネスパーソンのスタートアップへの流入についての見解

          PEが教えてくれた企業変革のポイント

          最初に私が2年間の北米へのMBA留学を経て、選んだ就職先はPE(プライベート・エクイティ)だった。PEファンドの詳細は、以下のリンク先でよくまとめられているので、詳細説明は譲るが、簡単に言うと、銀行や生保・損保といった機関投資家のお金を預かり、その資金で5年前後の間に10社程度の企業を買収。基本は各社50%を超える株式を持ち、経営陣の強化、積極的な事業投資や事業の強化を行うことで企業を変革し、5年程度の保有期間を経て、最終的にその企業を第3者や株式市場に売却することでリターン

          PEが教えてくれた企業変革のポイント

          スポーツ好きの為の就活サロン

          学生の皆さん、来たる7月13日(土)午前中(10:30~12:00@小樽市観光物産プラザ)に小樽で最高に熱い就活イベントやります!当日はInteractiveな感じで学生とゲストで「最高の就活」、「最高のキャリア」について議論できればと思っています。 ゲストが相当豪華です。当日カバーできそうなトピックは以下ですので、興味ある人は是非サインナップしてください!参加チケットは3,000円/1枚で、ご購入いただいた方は当日午後に開催予定のスポーツビジネスサミットも無料で参加できま

          スポーツ好きの為の就活サロン

          ファンタジー日本シリーズ全体結果発表

          日本シリーズは福岡での勢いそのままに、広島に戻ってもホークスがその強さを見せつけ、4勝1敗で日本チャンピオンに輝く結果となった。 シリーズ最大の功労者はMVPにもなった甲斐キャノンこと甲斐選手であろうが、6個の盗塁阻止のインパクトは言わずもがなであるが、一方で安打数はシリーズ通じてわずか2本で打率は1割台と非常に珍しい成績のMVP選手となった。(ちなみにファンタジー上は盗塁阻止は点数にカウントされないため悪しからず。) さて、第6戦の獲得ポイント上位選手は以下の通りである

          ファンタジー日本シリーズ全体結果発表

          ファンタジー日本シリーズ第5戦結果

          ギータ!!! 延長10回に柳田選手がバットを折りながら放ったホームランは衝撃的で、福岡での3戦目を締めくくるにはあまりにできすぎた結果であった。(カープファンにとってはその逆であったことは言う間でもなく。。)これで3勝1敗となり、カープは後がなくなったが、また広島に本拠地を戻して行われる残りの日本シリーズ、カープの逆襲がみられるか、引き続き目が離せない週末となる。 さて、ファンタジーの結果であるが、まずは上位選手のポイントから。 なんといってもサヨナラホームランのギータ

          ファンタジー日本シリーズ第5戦結果

          ファンタジー日本シリーズ第4戦結果

          日本シリーズ第4戦は、前日に続きソフトバンクがホームにおける圧倒的な強さを見せつけ、2勝1敗と白星先行に持ち込んだ。 さて、ポイント上位の選手のランキングであるが、ホームランを放った上林、鈴木誠也、デスパイネが上位を占める結果となった。投手ではホークスの先発・勝ち投手となった東浜が8.8と最高得点、2試合連続でセーブポイントを獲得した森が6.5の2位となった。 続いてGame4のみのエントリー者ランキングであるが、ホークスの選手の活躍が目立ち、ホークス重視のエントリーを行

          ファンタジー日本シリーズ第4戦結果

          ファンタジー日本シリーズ第3戦結果

          広島カープの1勝1分で福岡ヤフオク!ドームへと場所を移して行われた第3戦は終始ホークスがリードする展開で進むも、両軍一発攻勢で後半カープが猛烈に追い上げたが、1点差でホークスが逃げ切り1勝1敗の五分に戻す、という結果になった。 日本シリーズの行く末は全く見えない状況になってきたが、ファンタジーの方はどうか? 先ずは、Game3のポイント上位の選手である。 なんといってもホームラン2本、そのうち1本は1点差に迫る満塁ホームランを放った、恐怖の9番安部が16点で一位、更に同

          ファンタジー日本シリーズ第3戦結果