【奈良クラブ通信】6/12vs鹿島戦試合後コメント(伊勢渉、寺島はるひ、吉村弦)
GAME REVIEW
前週のリーグ戦で勝利し勢いに乗る奈良クラブは、J1で2位と上位につける名門・鹿島アントラーズの本拠地・カシマサッカースタジアムに乗り込んで、天皇杯2回戦を戦った。前週のリーグ戦からはスタメン11人を総入れ替え。右SBには約1か月ぶりの出場となる吉村弦、左ウイングにはDFが本職の寺島はるひを起用。他にもCBには伊勢渉、左SBに都並優太らが名を連ねた。
序盤から鹿島が圧力をかけ中盤を支配する展開となるが、奈良クラブもしっかりとDFブロックを敷き、決定的なシーンを作らせない。均衡が破れたのは前半21分。鹿島は右サイドのパスワークから抜け出したチャヴリッチがゴールキーパーのニアサイドを打ち抜き先制。劣勢の奈良クラブだったが、前半41分に右サイドから吉村弦があげたアーリークロスがそのままゴールに吸い込まれるラッキーな形で同点に追いついた。後半8分、鹿島の元日本代表・鈴木優磨にサイドからのクロスを頭で合わされ、再び勝ち越しを許した。その後、奈良クラブも何度か鹿島ゴールに迫るが、決定的なシーンは作れず、そのまま試合終了。惜しくも1-2で敗れ、2回戦敗退となった。
PLAYER VOICE
伊勢渉
フル出場で守備に奮闘。助っ人選手や元日本代表選手とバトル
―試合を通しての手ごたえは?
しっかりと守るところは守れていたと思います。鹿島は上手かったですけど、こちらのラッキーゴールもあったし、自分達の時間を作れたところもある。(歓声で)あまり声が届かない中で、近くの選手と声をかけあって、集中してできていました。
―リーグ戦に向けて
リーグ戦ではこの前も勝っていていい流れできてるので、今日のメンバーから何人がスタメンに食い込めるかだと思ってます。もうリーグ戦しかないので、食い込めるように頑張るだけですね。ここからもう一回頑張ります。
寺島はるひ
左ウイングで先発出場し、サイドで攻守に奔走
―試合を振り返って
鹿島の右サイドバックの濃野(公人)選手はJ1でも5点取っている選手。対峙する選手に攻撃の面でいい所をださせないというのが、僕の中のタスクとして一番大きかった。できたところもあればアシストさせた部分もある…。ゴール前でシュートを打たせたりはなかったので、最低限はできたかなと思います。
―リーグ戦に向けて
リーグに関しては、チームも勝ちが増えてきて調子はいいと思うので続けていきたい。まだ残り20試合以上あるので、誰かが怪我するかもわからないですし、ずっと同じ選手が出るとは限らないと思っているので、練習から雰囲気を作りながら、しっかりやっていきたいと思います」
吉村弦
約1か月ぶりの出場。クロスがそのままゴールとなり今季初得点
―ゴールシーンは狙っていたが
狙ってはないです。トラップが上手くいかなくて、(相手を)交わして、あげたんですけど、腰をひねり切れなくて、ゴール方向に流れたのがたまたま入った感じです。
―失点シーンに関して鈴木優磨選手のマークについていたが
最初の対応で体をぶつけられたのは良かったけど、その後ちょっと距離をあけてしまったので、そこに入り込まれた感じ。そこは反省するところかなと思います。
―5/3今治戦以来の一か月ぶりの出場となったが
怪我もあって3週間休んで、練習試合も20分くらいしか出ていなかったので何分持つかなと思ってたが、70分間くらいプレーできたので、復帰戦にしては良かったと思う。これからどんどんコンディションを上げられたらと思います。
―鹿島の印象は
やっぱり強かったし、前半は上手く対応できてたんですけど、後半相手FWがよく(MFの)間に落ちてきて、右サイドで数的有利を作られることが多くなった。前半上手くできてた所を、後半は修正されたので、個人戦術なのかチームの戦術なのか分からないですけど、相手の嫌な所を突くのが上手くて嫌らしいチームだなと思いました。
―リーグ戦に向けて
天皇杯が終わったので切り替えないといけない。リーグでは(チームは)調子はいいですけど、アウェイでは結果が出てないので。今日出た選手でメンバーに入る選手もいるでしょうし、チームでしっかりいい準備をしていきたいと思う。
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