スポーツプレスNARA

「奈良のスポーツ文化に寄り添った地域密着型スポーツメディアを目指す」という大言壮語を掲げつつ、それとは裏腹にゆるーく、奈良を中心とした関西の片隅のスポーツジャンルを定点観測するnote。 フリーのスポーツライターが運営しております。

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最近の記事

【奈良クラブ通信】激闘の手ごたえ、顎の怪我、父の足跡、南米の友… 伝統のカシマで都並優太が得たもの

PICK UP PLAYER 都並優太 「天皇杯というのはこういうものだという感じですね」  奈良クラブの最年長で、何度もJ1クラブとの対戦を経験してきた都並優太は、12日の天皇杯二回戦・鹿島戦後に苦笑しながら振り返った。関西大時代にはガンバ大阪やセレッソ大阪、長野在籍時には名古屋、FC東京などと対戦してきたベテランの言葉は様々な示唆に富んでいる。  11人を入れ替えて格上のJ1クラブに臨んだ試合では、普段のボールを保持するスタイルではなく守備ブロックをしっかり敷いて、

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    • 【奈良クラブ通信】6/12vs鹿島戦試合後コメント(伊勢渉、寺島はるひ、吉村弦)

      GAME REVIEW  前週のリーグ戦で勝利し勢いに乗る奈良クラブは、J1で2位と上位につける名門・鹿島アントラーズの本拠地・カシマサッカースタジアムに乗り込んで、天皇杯2回戦を戦った。前週のリーグ戦からはスタメン11人を総入れ替え。右SBには約1か月ぶりの出場となる吉村弦、左ウイングにはDFが本職の寺島はるひを起用。他にもCBには伊勢渉、左SBに都並優太らが名を連ねた。  序盤から鹿島が圧力をかけ中盤を支配する展開となるが、奈良クラブもしっかりとDFブロックを敷き、決

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      • 【奈良クラブ通信】「チームを勢いづけるのが自分の存在価値だと思っているので、それを変わらずやっていく」小谷祐喜 6/8試合後コメント

        GAME REVIEW  2024明治安田J3リーグ第16節。前週にFC大阪との「生駒山ダービー」を0-0のスコアレスドローで終えた奈良クラブは、カップ戦も含めて3連勝中のホーム・ロートフィールド奈良に、3位と上位につけるSC相模原を迎えた。CB小谷祐喜が、4/27のYS横浜戦以来となるスタメン起用。また吉村弦が5/3の今治戦以来約1か月ぶりにベンチに名を連ねた。  リーグ戦初開催となる18時キックオフのナイターゲームで、スコアが動いたのは前半開始早々の6分。ゴール正面右

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        • 【奈良クラブ通信】“代弁者”鈴木大誠が生駒山ダービーで得た手ごたえと「次」への想い

          GAME REVIEW  ホーム開催のJ3リーグ第14節FC岐阜戦、天皇杯1回戦・京産大戦を2連勝で終えた奈良クラブは6月2日、敵地・花園ラグビー場でFC大阪と「生駒山ダービー」に挑んだ。奈良クラブは前半、FC大阪の強度の高いプレスの前にボールを前に運べず、なかなかペースをつかむことが出来ない展開に。一方のFC大阪もゴール前まではボールを持ち込むが、DFリーダーの鈴木大誠やGK岡田慎司を中心に集中力の高いディフェンスを前にゴールを割らせない。奈良は前半20分に嫁阪翔太が左C

          「NARA-Xの開拓者」大井千鶴が切り拓いた道(後編:山あり谷ありの競技人生と未来のチーム)【インタビュー】

           今年3/14、NARA-Xアスリーツ(以下NARA-X)所属の女子マラソン選手・大井千鶴が引退を発表した。ラストマラソンとなった3月のふくい桜マラソンでは2位表彰台を獲得。今週の5/31から開催される関西実業団選手権のトラック種目出場を最後に競技生活に終止符を打つ。全国的にも珍しい実業団型クラブチームNARA-Xの所属選手第一号にして、地元・奈良マラソンで3度の2位や北海道マラソン7位入賞などチームを引っ張るエースとして結果を残してきた彼女は、ラストランを前に何を思うのか―

          「NARA-Xの開拓者」大井千鶴が切り拓いた道(後編:山あり谷ありの競技人生と未来のチーム)【インタビュー】

          「NARA-Xの開拓者」大井千鶴が切り拓いた道(前編:引退の決意とラストシーズン)【インタビュー】

           今年3/14、NARA-Xアスリーツ(以下NARA-X)所属の女子マラソン選手・大井千鶴が引退を発表した。ラストマラソンとなった3月のふくい桜マラソンでは2位表彰台を獲得。今週5/31から開催される関西実業団選手権のトラック種目出場を最後に競技生活に終止符を打つ。全国的にも珍しい実業団型クラブチームNARA-Xの所属選手第一号にして、地元・奈良マラソンで3度の2位、北海道マラソン7位入賞などチームを引っ張るエースとして結果を残してきた彼女は、ラストランを前に何を思うのか―。

          「NARA-Xの開拓者」大井千鶴が切り拓いた道(前編:引退の決意とラストシーズン)【インタビュー】

          【奈良クラブ通信】奈良県出身Jリーガーの邂逅

          PICK UP PLAYER 田村亮介(奈良クラブ)/上田智輝(FC岐阜) 「公式戦とかで田村(亮介)に決められた覚えはないので、悔しいですね」  FC岐阜ゴールキーパーの上田智輝は、第14節奈良vs岐阜戦の試合後、苦笑いで明かした。田村と上田は共に奈良県出身の同級生。幼少期は奈良県内のクラブで対戦相手として、京都サンガU-18時代にはチームメイトとして共にプレーした。  上田にとっては古巣との対戦でもあった。2018年に関西学院大卒業後、当時日本フットボールリーグ(J

          【奈良クラブ通信】奈良県出身Jリーガーの邂逅

          【奈良クラブ通信】「(サイドバックは)どうでしたか?週の始めに監督から言われていたので、準備はしていた」堀内颯人 5/18試合後コメント

          GAME REVIEW  天皇杯予選をはさんで2週間ぶりに行われた2024明治安田J3リーグ第14節。直近の天皇杯奈良県予選では1-0で飛鳥FCを退け、県代表を勝ち取った奈良クラブは、ホームにFC岐阜を迎えた。Jリーグ通算200試合目の出場となる中島賢星がスタメン起用。生駒稀生が出場停止となった右サイドバックには、本来は中盤の底を務める堀内颯人が、名を連ねた。  前半終了間際の失点で、1点ビハインドで前半を折り返した奈良は、後半17分にFWパトリックと田村亮介とスピードの

          【奈良クラブ通信】「(サイドバックは)どうでしたか?週の始めに監督から言われていたので、準備はしていた」堀内颯人 5/18試合後コメント

          【奈良クラブ通信】「もう一度覚悟を決めて、しっかりやっていきます」森田凜 5/12試合後コメント

          GAME REVIEW  天皇杯の奈良県代表を決める第29回奈良県サッカー選手権大会の決勝戦。奈良クラブは、橿原公苑陸上競技場にて関西サッカーリーグに所属する飛鳥FCと対戦した。直近のリーグ戦からメンバーを入れ替え、GKはマルク・ヴィトが先発出場。また中盤ではMF森田凜が今季公式戦初先発となった。  2年連続で同カードの対戦となった試合は、前半立ち上がりから奈良クラブがペースを握るものの、飛鳥FCの出足の早いディフェンスの前に、なかなかチャンスを作れず、スコアレスで折り返

          【奈良クラブ通信】「もう一度覚悟を決めて、しっかりやっていきます」森田凜 5/12試合後コメント

          【奈良クラブ通信】興奮と絶望が入り混じった鴻ノ池の夜

          GAME REVIEW   JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド 2回戦。ホーム・ロートフィールド奈良(ロートF)にJ1サンフレッチェ広島を迎えた奈良クラブは、序盤こそボール保持を試みたものの、相手のサイド攻撃の圧力に苦しみ、徐々に引き気味の展開に。それでもこの日久々の先発となったCB伊勢渉やGK岡田慎司の好プレーもあり、中々ゴールを割らせなかったが、前半終了間際に広島の鋭いサイド攻撃の前に先制を許してしまう。後半も立ち上がりに立て続けに失点する苦しい展開の中、後半2

          【奈良クラブ通信】興奮と絶望が入り混じった鴻ノ池の夜

          【第29回奈良県サッカー選手権大会準決勝 飛鳥FCvs天理大学】「奈良クラブに勝って本戦に出場したい」飛鳥FC 堀野翔コメント【試合レポート】

           天皇杯代表を決める奈良県サッカー選手権大会の準決勝、第2シードの飛鳥FC(関西1部)と学生代表の天理大学(関西学生リーグ2部)との一戦が4月21日、奈良県フットボールセンターAコートにて開催された。試合は2年連続の決勝進出を狙う飛鳥FCが、1回戦で社会人代表のポルベニルカシハラNEXT(奈良県1部)を破って準決勝に挑んだ天理大学を2-0で下し、2年連続で第1シードの奈良クラブ(J3)が待つ決勝戦へと駒を進めた。 GAME REVIEW  試合はが動いたのは試合開始直後の

          【第29回奈良県サッカー選手権大会準決勝 飛鳥FCvs天理大学】「奈良クラブに勝って本戦に出場したい」飛鳥FC 堀野翔コメント【試合レポート】

          【奈良クラブ通信】「食いにかかるという気持ちをもって、相手より高い強度で戦っていきたい」中島賢星4/24ルヴァン杯広島戦試合前コメント

           今季からJ1からJ3までの全60チームに門戸が開かれた「JリーグYBCルヴァンカップ」。組み合わせ抽選の結果、1stラウンド 2回戦からの登場となった奈良クラブは、ホーム・ロートフィールド奈良(ロートF)にJ1サンフレッチェ広島を迎える。J1リーグを過去三度も制しているJリーグ屈指の名門クラブとの初対決は、ロートFにとって初となるナイターでの公式戦開催にもなる。J3昇格2年目の新興クラブにとっては未知の挑戦となるが、クラブ最古参となる7年目の生え抜きMF山本宗太朗も「奈良県

          【奈良クラブ通信】「食いにかかるという気持ちをもって、相手より高い強度で戦っていきたい」中島賢星4/24ルヴァン杯広島戦試合前コメント

          【奈良クラブ通信】「アグレッシブなプレーを見せてみんな付いてきてくれたら」田村亮介 4/13試合後コメント

          GAME REVIEW  2024明治安田J3リーグ第10節。1-2で敗れた9節盛岡戦から中2日でホーム・ロートフィールド奈良に松本山雅FCを迎えた奈良クラブ。過密日程に加え、連敗の悪い流れを断ち切るためか、ムードメーカーのベテラン・都並優太、地元出身の新加入・田村亮介が今季初めてベンチ入りを果たした。  奈良は前半4分に西田恵のゴールで幸先よく先制。後半早々には、右サイドからのクロスを、ハーフタイムに投入されたばかりの岡田優希が押し込み2点をリードした。しかし後半30分

          【奈良クラブ通信】「アグレッシブなプレーを見せてみんな付いてきてくれたら」田村亮介 4/13試合後コメント

          【奈良クラブ通信】吉村弦が3年ぶりのJリーグ出場!不屈の男が戦った853日

          PICKUP 吉村弦「普段はしないんですけど、ピッチに入る瞬間は珍しく緊張しました。ただ負けている状況だったので気を引き締めなおしてピッチに立ちました」。 2024明治安田J3リーグ第8節奈良クラブvsテゲバジャーロ宮崎の後半アディショナルタイム。長野パルセイロ時代の2021年12月5日以来853日ぶりにJリーグ公式戦のピッチに足を踏み入れた瞬間を、吉村はそう振り返った。  ガンバ大阪ユース、同志社大学を経て新卒で加入した長野では、右サイドバックのレギュラーとして活躍。2

          【奈良クラブ通信】吉村弦が3年ぶりのJリーグ出場!不屈の男が戦った853日

          【リポート】奈良グレートブッダーズ2024シーズン新体制発表会

           4月6日、奈良市内の商業施設「ミ・ナーラ」にて、「奈良から世界へ!」をコンセプトに奈良県初の3人制プロバスケットボールチームとして活動する「奈良グレートブッダーズ」の2024シーズン新体制発表会が開催された。ご当地ヒーローが乱入したりと終始なごやかな雰囲気で行われた会の模様をリポートする。 スローガンはハワイ語、新ユニフォームは龍模様  冒頭、中野龍一郎代表から紹介されたスローガンは、ハワイ語で「いつでも前向きに行こう」を意味する「Holo I Mua(ホロイムア)」。

          【リポート】奈良グレートブッダーズ2024シーズン新体制発表会

          【奈良クラブ通信】「自分たちのスタイルをブレずに貫いていくことが大事だと思う」岡田優希選手 インタビュー

          GAME REVIEW 2024明治安田J3リーグ第7節。ひと月の間に6戦をこなす3月のスケジュールを1勝1敗3引き分けの五分で消化している奈良クラブは、その締めくくりとして、ホームに金沢を迎えた。  打ち合いとなった試合は、2度リードを奪われながらも追いついた奈良が、後半20分に百田真登のヘッドで3点目を奪い、ついに勝ち越したものの、前節讃岐戦に続きアディショナルタイムに失点を許し、3-3でドローとなった。 カタチが見えてきた攻撃陣  今季3度目となる後半アディショナ

          【奈良クラブ通信】「自分たちのスタイルをブレずに貫いていくことが大事だと思う」岡田優希選手 インタビュー