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万年不妊だった私が子を持った今【幸せ】であることを隠さない理由

こんにちは!不妊治療8年目で2022年に第一子を出産したキリンのアンリです。

早速ですが、
私は今現在の自分の人生にとても満足しています。

子を授かり無事に出産をし
子の成長を感じ、少しずつ意思疎通が取れてきた今
それをひしひしと感じます。

でも、
この感情を表現することにとても悩んでいました。

自然妊娠を望んでいたころは
・毎月月経が来るたびに、気分が落ち込み
・同僚や部下の妊娠を複雑な思いを抱えながらも笑顔で受け止め
・SNSでの妊娠報告記事をそっと閉じたり

治療期間中は
・病院での判定日には、帰りの電車でひっそりと涙したり
・うまく排卵していないなんていわれて意気消沈したり
・目の前のベビーカーの家族を直視できなかったり

不妊治療をかなり長く行ってきたために
自分の中の多くの感情と向き合ってきました。

そんな私が、
子を授かった瞬間からといって【能天気】にも【ハッピー】な投稿をすることが許されるのだろうか
という想いにかられました。

このような思いに至った理由は2つあります。
1つは
同世代の友人がそのように話していたからです。
家族写真の載った年賀状をもらって泣いたことがある。
だから自分は誰かを傷つけたくないからそうしない・・・と。

2つ目は
不妊治療を告知してブログを発信していた芸能人の方が
妊娠・出産をしたとたんに子供関連の記事ばかり書きだしたことを
批判したニュースを見たからです。

そんなことで
妊娠期間中は一切そのそぶりを見せずに静かに過ごし
悟られないように絶妙にブログを更新したりしていました(;^ω^)

これはいわゆる、懺悔なのか、禊なのかはわかりません。

でも、
やっぱりあるがままの自分を隠してというのはとても生きづらくなるものです。
今までの日本のありかたとしては、世間体を考え品よくあまりそのようなことは口外しないのが【普通】といわれてきました。

ですが
ここまで、noteで我が家の不妊状況を明らかにしているのだから
(過去記事より 
→私も主人も2人で不妊治療が必要でした
→凍結卵子のグレードまで共有してきました。
不幸だと思い込む布をかぶったままで生活ができないと判断したため
きちんと【今】と向き合おうと決断しました。


何より
全ての月経のある女性に妊娠のチャンスがあると信じていて
現在未妊(不妊ではない)の方も努力の方向性を正しく行えば自分の望む未来を手に入れられると本気で考えています。

今後、
不妊だったということが過去になり、望んだ未来を手にした人が
ひっそりと喜びを隠して過ごしていくことにも疑問を感じます。
自分の感情を素直に表現してほしいとも感じるからです。

誰かにとっては、とても傷つく内容になることかもしれません。
そっとこの記事を閉じてしまうかもしれません。
でもその感情を受け止め、受容し、悲しみに浸り、自分を抱きしめた先に
次に進む道が開けます。

今の感情に嘘はつかないことも、ストレスをためない1つの方法です。

楽しい!
嬉しい!
幸せ!
子供を持つって、私が想像した通り私を幸せにしてくれたよ!
子供が私を親にしてくれたよ。
味わったことのない感情がまだあるんだって気づかせてくれたよ。
愛しいも、好きも、怖いも、眠すぎるも、もう無理、も沢山あったよ。

この感情は隠しません。
こんな幸せそうに過ごしているなら、子を持つっていいかも
若い世代や治療中の方に伝わるといいな。

辛い経験をしたからこそ、喜びもひとしお。


そんな経験を踏まえこの度、
厚生労働省の委託業務である
2022年度不妊症・不妊治療ピアサポーターとなります。
・話を聴いてもらうだけでも心がほぐれる。
・誰にも話せないことを開示したい。
・とにかく愚痴を聞いてほしい。
というときに、そっと寄り添える環境を作りたいと思いました。

私自身の話は、必要なければ一切いたしません。
経験者に話を聴いてほしい。
どんな治療ステップを踏んだか知りたい。
なんて方の気軽な相談場所になればと考えています。

長い記事をお読みいただきありがとうございました。
お読みいただいた方ご縁もあり、お願いがございます。
不妊症・不妊治療についての相談窓口を
今後どのように展開させていくかを検討中です。

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【件名】私の不妊経験
TO:mikita_728@yahoo.co.jp

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それではまた次の記事で!











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