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下剋上球児 7話感想

毎週日曜21時から放送されている下剋上球児。

いよいよ第7話まで来ました!
さっそく感想を書いていこうと思います!



1.あらすじ

越山高校は三重県高校野球の夏大会で12年ぶりの勝利を飾りました。

2回戦は春の県大会優勝高校相手に健闘虚しく、敗北してしまいましたが、

この1勝により南雲(鈴木亮平)の監督復帰が決まりました!

南雲が監督に復帰し、
越山高校は甲子園出場を目標としました。
甲子園へ向け、これまでより多くの練習試合をこなし、冬の厳しい練習にも耐え、
部員たちは逞しく成長しました。

そんな厳しい冬を越え、新たに新入生も加わり
いよいよ夏の県大会予選が始まりました。

弱小だった越山高校はこれまでと違い、
1回戦・2回戦・3回戦と勝ち進み、
いよいよベスト8をかけた試合が始まる…!


というところまでが7話になります。

高校3年間を11話で描くということもあり、
7話では一気に1年が経過しました。

楡くん世代がいよいよ最終学年の高校3年生になったという訳です!

※楡くん世代というのは犬塚翔くんや根室くん、日沖壮磨くんたちの世代です。

多分私だけが使っている用語です。

この世代が入学したときに南雲は越山高校の監督になっています。

時系列を表すと下記になります。

楡世代1年目→横田監督、南雲副部長→1回戦敗退
(1〜4話)

楡世代2年目→山住監督→2回戦敗退
(5,6話)

楡世代3年目→南雲監督→4回戦進出(準々決勝)
(7話)

時の経過が早いので補足でした。


2.南雲脩司について

7話では越山高校野球部監督に復帰することになった南雲ですが、

監督復帰時、最初の挨拶が謝罪でなければ
監督とは認めない

と私は思っていました。

これは漫画ワンピースのウソップが仲間に戻る時の条件と一緒です。
(エニエスロビー編での一コマとなります。
詳細はワンピースを読みましょう!笑)


このシーンをなぜか思い出していました。

そして、南雲はしっかり部員たちに謝罪しました。

さらに、南雲が越山高校を辞めた後に入部した1年生部員たち全員の名前を呼び

いきなり人心掌握に成功するのでした!

教師ものの会ってもいないのに生徒の顔と名前を覚えて一目置かれる定番の件です。

場面は変わり、
南雲は練習試合へ行くのにマイクロバスを探していました。

そこで、相談したのが日沖誠たち2016年の卒業生たち。

彼らのしょーもない話に乗っかりつつ、
マイクロバスを探してもらいます。

このシーンを見ていて、突然思ったのですが、
南雲って結構わがままですよね!?

わがままというか切り替えが早いというか
お調子者というか
案外大雑把?

悪い言い方になってしまいましたが、
良く言えば、
頼るとこは頼る!

自分でできること、他人に任せていいこと
それを把握しているのだなと思いました。

悪い言い方になってしまったのは教員免許偽造の件を引っ張ってしまっているからです。

ただの熱男としては見れないんですよね…

前を向いて頑張っている人ですし、
過去のことでずっと悩んで前へ進めない

という人であって欲しいわけではないんですけど、

監督復帰して、謝罪後でも
微笑みながら1年生たちの名前を呼び、

2回戦敗戦後ということもあり
落ち込んでいる部員たちに
「おいおい、もっと胸張ってくれよー!」
て励ましたりと

ごめんね迷惑かけてというテンションから
この励ましモードですよ。

切り替え早すぎないかとか急に思ったわけです。

判決下る前に南雲が部員たちの前で明るくしていたのは無理してのことというのは涙を流しているシーンでわかりました。

判決後の監督復帰要請の際には
先生ぽいこと言って部員たちを激励していました。

12年ぶりの勝利後も監督ぽい感じで激励していました。

この先生モードに無理して入っているのかと思っていたのですが、

南雲は先生モードの自分に酔っているのではないか?

なんかうやむやな感じで闇教師問題が終わってしまったがために

この違和感を抱いてしまったのかもしれません…



3.楡くんについて

7話は楡くん回と言っても過言ではありませんでした!

今回はダントツで出演時間が長かったですからね。
根室くんばかりひいきされていると6話では嫉妬していた楡くんですが、


7話の出演時間だけで言えば根室くんを上回りました!
(作品の中での嫉妬は解消されていないかも)


楡くんは夏の予選2回戦で敗退の要因となる
エラーを犯してしまいました…

いつも通りセンターを守っていた楡くんは
平凡なセンターフライを見失ってしまったのです。
そのエラー直後にホームランを許してしまい
負けてしまいました。

楡くんはこの敗戦後から練習にも姿を出さず、
部員からの連絡も全て無視していました。

練習に出ないことで心配する野球部一同に

楡くんが学校に退学届を提出したことが発覚します…!!

この退学届を出した理由は…

留年しそうだったからでした。笑

中学時代に野球を辞めた理由も
勉強頑張らないと試合に出さないと言われたことがきっかけだったようです。

退学届を提出して、すぐに働き始めていたり
毎朝グミばかり食べていたり、
6話では栄養不足で道で倒れていたり、
南雲先生になんで根室ばかり面倒みるんだと
SOSともとれる発言をしたりと、

家庭の事情で実は野球を続けられない
なんていう深刻な理由なのかと思いきや

留年しそうだからって!!

なんという肩透かし。
作り手に弄ばれてしまいました。

どれだけ勉強嫌いなんだよ!!楡くん。

大好きな野球のためにがんばりなさいよ!

と思ってしまいました。

そもそも楡くんて練習も気分が乗らないとでなかったりと

気分屋なんですよね。

そんな楡くんを見て思いだしたのは

あひるの空で茶木くんが部活を辞めた後の
車谷監督のこの一コマでした。
(あひるの空は週刊少年マガジンで連載されている高校バスケを題材にしている漫画です。)


情熱は全てを凌駕するのです。

そう言う意味では

南雲は野球部を強くしたいという情熱が過去を凌駕したわけですね。

楡くんは情熱不足なのではないか…

そんな彼が甲子園を目標とする学校の不動の4番でいいものなのか

と思いましたが、

南雲の説得で野球への情熱を持ったようですね。
(詳しい描写はないのでわかりませんが、ちゃんと練習にも出てるようなので)

さらに、楡くんが問題を抱えていることが7話で発覚しました。

楡くん、視力が悪かったのです!!笑

以下、南雲と楡くんのやり取り

南雲:「メガネかけろよ!」

楡くん:「メガネくんと言われるのが嫌だ!」

南雲:「じゃあコンタクトは?」

楡くん:「コンタクト怖い!」

楡くん…

可愛すぎるだろ!!

目が悪そうなシーンが先に描かれていたので、

犬塚樹生と同様に楡くんも目に問題があるのか!?

と思ったわけですが、

ただ視力が悪いだけでした。

なんという肩透かし(2回目)

下剋上球児の作り手による
シリアスギャグだったようです。

コンタクトを入れてからの楡くんは絶好調でした。

でも3年生の夏はセンターじゃなくてライトになっていましたね。

視力問題は解決しても守備難は残ってたのかもしれませんね…笑



4.犬塚樹生について

6話にて目の病気があることが発覚した樹生。

娘夫婦に手術を受けろと言われ、
受けるまでカードや通帳は返さない
と奪われてしまいました。

さらに越山高校の野球部スポンサーも辞めさせられてしまったのです。

スポンサーの件は娘さんが下りると山住先生に連絡したとのだけでしたが、

手術を受けてもらうために財産を没収したからという解釈です。

6話感想にてバッティングマシーンとか
もっと野球部のためにお金を使ってほしいと
記載しましたが、

ちゃんと使っていました。

備品とか買っていたそうです。

公立高校に通常このようなスポンサーはつかないと思うので、

潤沢な資金が下剋上の一要因になるのではないかと思っていた訳ですが、

甲子園を目指そうとなった段階でスポンサーがいなくなるとは…

樹生のおかげで越山高校が強くなったと
視聴者に思わせたくなかったのかもしれませんね。

3年で強くなる要因として資金面での強力な協力者がいたという点を描くのも現代的でもあり、
斬新かなーなんて思って期待してたんですけどね。

話は変わり、

南雲が監督に復帰することについて
樹生は反対しました。


南雲は結局校長先生の権限で監督に復帰しました。

ただ樹生は全然納得いってなさそうでした…

スポンサーやめてやる!
とか言う前にもう辞めさせられてるし、
権力がなくなっています。

グラウンドを作ったのは樹生な訳ですが、
使うな!
とも言えないですしね…

それで困るのは孫・翔くんなんですから。

「お爺を甲子園に連れてって」

タッチの南ちゃんのような発言をしている樹生ですから、
越山高校の邪魔はできない訳です。

孫含め、応援している越山の部員たちが南雲が監督がいいと言っていることで

渋々受け入れた感じですかね。

樹生風に制作側に物申すなら

「ちゃんと書いて!!」

ですね笑

しかし、タッチの名言
私を甲子園に連れて行って
をおじいちゃんから孫に言わせるとは

面白いオマージュです!


前述した通り、
6話にて樹生は病気を患っていることが判明しました。


それもあってか南雲復帰以降の越山高校の試合に足を運んでいなかったようです。

南雲が気に入らないからか?
とも受け取れますが、

越山高校を応援していなくても翔くんを応援するためだけに試合を見に行っていたので、

病により視力が落ちているからというのが理由かと思っています。

樹生の病気問題はそんなに重要じゃないような気もしていますが、

翔くんがおじいちゃんのために奮闘するというエピソードを作るための設定ですかね。

そうすると、まだまだ樹生と翔くんの見せ場がありそうです!



5.横田さんについて


生瀬さん演じる横田さんですが、
7話にて初めて活躍するシーンが描かれました!


これまで気さくなおもしろおじさん枠で
それほど目立つシーンはなかったかと思います。

そんな横田さんですが、
南雲の監督復帰問題で活躍を見せました。

校長先生と犬塚樹生の2人に呼び出された
南雲と山住先生と横田さん

南雲の監督復帰については事前に2人へ
横田さんが説明していたはずでしたが、

南雲復帰の言い訳を考えている間に
2人にバレてしまいました。

校長と樹生からすれば、
なんの説明もなく、闇教師が監督に復帰しているのですから、

どういうことだ!

となるのは当然です。

そんな訳で、監督をやらせてほしいと
2人に頭を下げ、直訴する南雲に対し、

2人は拒否反応を示します。

理由は以下2点
①南雲が越山に関わることでの他の生徒への影響
②地域からの評判

南雲の闇教師問題に対して、嘆願書で署名が卒業生も含めて、2,000人も集まった南雲ですから、
現在越山高校に通っている生徒にも好かれているはずです。

とは言え、闇教師が野球部監督として越山高校に関わることに対して、

抵抗感がある生徒もいるでしょうね。

そういう生徒が野球部に対して
なんで闇教師の下で野球してんの?などの
発言をすることが考えられます。

そんなこと言われると
部員たちはブチギレてしまいそうですよね。
特に壮磨とか

これにより暴力沙汰にならないとも限りません。

そういう問題が起きないとも言えない訳です。


また、保護者からの反対もあるでしょう。
学校として闇教師を再度雇うのかと。

そもそも野球部の保護者にだけでも説明は必要でしょうね。

うちの子が闇教師の下で野球をしているともなれば、不安になるでしょう。

ちなみにここまで野球部の保護者って

南雲擁護派の根室姉

南雲反対派の犬塚(祖父)と
何を考えているか不明の犬塚夫婦
ぐらいしか登場していません。

闇教師発覚時に登場させていれば、
保護者への説明シーンとか入れてもよかったかもですが、

今更新しく登場させて説明するというのも
尺の無駄ですかね…

と少し話が逸れてしまいましたが、

保護者含め、地域住民からの反発はあることが予想されること

これら2点を懸念して校長は南雲の監督復帰を拒否しました。

ものすごく妥当な印象です。

これに対して、反対したのが横田さんでした。

「失敗した人の背中をいつまで蹴り続けるんだ!」
「失敗してもなお、前を向いて、その背中を見せようと南雲はしているんだ!」
「問題なんて起きてから考えればいいでしょ!」

といつまでも犯罪を犯した南雲を批判する2人へ発言しました。

ドラマの設定として不起訴処分となった訳ですし、
いつまでも南雲を責めるのは違うのかもしれません。

犯罪を犯した人にも社会復帰の場を与えることは必要でしょう。

社会復帰の場が学校という教育機関であることはどうなんだとも思いますが…

良いように受け取れば

高校生という立場で犯罪を犯した人が社会復帰する姿を間近で見られるというのは貴重な機会とも言えなくもないかな…

学校という場所は保守的なイメージがあるので
そんな攻めたことするだろうかとは思いますが、教壇に復帰するわけではないので、

ありなのかもしれません。

しかしまぁ、生瀬さんという俳優だからこそ成立したようなシーンでしたね。


ただの気のいいおもしろ親父の説得力ではないですからね。

この役を生瀬さんが演じていた意味をこの7話で思い知ることになりました。

校長は元々南雲のことを買っていた人物ですので、横田さんの意見で折れるのはわかります。

しかし、樹生への説得しては弱いですよね。

樹生は上述のように
スポンサーでもなく、越山高校野球部に対する権力はなにもないので

監督を決める権限は校長にあり、

樹生を説得する必要はないのですが…

監督を決める権限は校長にあるとなると
樹生が勝手に監督決めたり、クビにしたり、
後任を探したりしてたわけですが、

校長を毎回説得してたんですかね!?

樹生のことなので
「監督この人にしたから、よろしくね!」

でその後のフォローは山住先生がしていたのでしょうが…

うん、想像できます!笑


と再度樹生の話をしてしまいました…

今回は初めて横田さんが活躍したということで
取り上げてみました!



6.エース争い 翔vs根室

注目のエース争い!
犬塚翔vs根室

根室くんがオーバースローに変更したことで急速が上がりました。


これにより焦りをみせた翔くん。


成長を実感し、生き生きしている根室くんと

成長を実感できておらず、不安に満ちた翔くん

という図式になりました。

結果的には根室くんの成長も敵わず、

翔くんが背番号1を手に入れました。

それでも翔くんは根室くんがエースの方が良かったのではないかと弱音を祖父・樹生に吐露するわけですが、

おじいの励ましと甲子園に連れていってというキラーワードにより吹っ切れたようです!

一方、エースの座を奪えなかった根室くんは
高校最後の夏は背番号10番となりました。

根室くんはこれまで外野の一角としてライトを任され、

越山高校12年ぶりの夏1勝を手に入れた大会では値千金の同点ホームランを打っています。

高校2年生ながら8番バッターにも関わらずホームランを打った根室くんですので、

打撃が覚醒したと思っていたのですが、

3年生になってから不振に陥ってしまったのですかね…

1年生でもレギュラーになる子が現れたり、
2年生でも伸びてきている子がいるのはわかりますが、

根室くんのレギュラー落ちはショックです。

また10番を与えた際、南雲も何か言いたげだったので、

なにか説明はありそうです。

南雲と1番共演が多いのは根室くんですからね。
まだ7話ですし、2人のシーンはまだまだ見れることでしょう。

8話感想も記載しましたので、
ぜひご覧ください!!



7.終わりに


南雲が監督に復帰し
7話では一気に1年が描かれたこともあり、

楡くんや根室くんなどメインの野球部員がいよいよ高校3年生となりました。

楡くん世代を中心としてこれからいよいよ
日本一の下剋上を見せるわけです!

甲子園に行くのか!?行けないのか!?
甲子園に行くならそこまで描かれるのか?

まだまだ要注目です!

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