今週のリフレクション【ビジネス会食完全攻略マニュアル(yuuu)】
今週はyuuuさん著「ビジネス会食完全攻略マニュアル」を振り返ります。ざっくり3点で要約すると・・
1.会食こそ、ビジネスパーソンにとって最高の武器であり、千載一遇のチャンス。自分の素を理解してもらい、ギャップを埋めるうってつけの機会となる。ビジネス会食は「自分がクライアントをどれほど大切にしているか伝える」ことが本質。法人で動いているようで、実は個人の熱量や感情で動いている。会食の目的は「ビジネス上の差異を生み出すこと」だが、会食の場だけで目的達成してはいけない。
2.初動として2日後までに、①会食目的の設定、②日程調整(3候補/3日以内/欠けてはならない人から)、③リサーチ(苦手料理/キーマンの好み/予算/エリア/個室/二次会/ビール銘柄/手土産)、④選定基準書を上司と合意、を行う。その後、①店選び(有識者/複合リサーチ)、② 上司に承認、③店予約(電話で用途と業種/コース)④下見(アクセス/タクシー/席配置/喫煙/予算と手土産)、⑤手土産準備(想像力)、⑤リマインドメール(前々日)を行う。
3.当日は15分事前に到着。アラカルトなら最初に全部頼み切る。序盤は聴き、中盤はプライベートに踏み込み、終盤は情熱を伝える。リサーチは入念に行いつつ、会話の補助に留める。おいしそうにたくさん食べ、悪口は黙ってやりすごし、ポジティブな話や困った話は離席してメモ。ワイン注文だけはホストが行い、お手洗いで料金確認し、アルコールの提供スピードを調整。手土産は過去に受けた恩と紐付けて渡し、二次会のお店は、店を出るまでに確定する。翌日は全体への御礼メールの後に、個別メールを送る。
一番小さいプロジェクトは何でしょうか?私は、飲み会の幹事だと思っています。プロジェクトはヒト・モノ・カネ・情報をマネジメントとするなら、飲み会の幹事はその全てが凝縮されていると思います。
一方で、飲み会の幹事は手を抜こうと思えばいくらでも手が抜けてしまいます。だからこそ、書籍にある通り、全力を尽くすと最強の武器になる余地があると思います。「飲み会プロジェクトをうまく回せるのであれば、実務のプロジェクトも任せてみようか」と思ってもらえるチャンスなのだと思います。
「飲み会は業務ですか?」という話がありますが、私は明確に業務だと思っています。給与が発生するか?という狭義の業務ではありませんが、周囲に自己PRする舞台という意味では大切な業務です。目的ではなく、手段としての業務というイメージです。
その意味では、飲み会の幹事は「あなたにとって業務とは何か?」を内省する良い機会なのかもしれません。私に通って業務とは「やりたいとを実現するためのプロセスの全て」ですが、あなたにとってはどうですか?
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