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今週のリフレクション【信じる子育て(あきえ氏)】

今週はモンテッソーリ教師あきえさんの「信じる子育て」を振り返ります。ザックリ3点で要約すると・・

1.子供と大人は対等。子供は育てる存在ではなく、自ら育っていく存在。親の役割は、子供が自分で気付き、自己修正できるようにすること。子供を尊重し、信じる姿勢が大切。無条件で信じることは子供に自信と力を与える。大切なのは、その子のペースとその子らしさが保障されているかどうか。そして、子供を尊重して信じる姿勢は、周りにいる人への関わりにも変化を与える。

2.0〜6歳は、自分=個を創る時期。0〜3歳は無意識な時期。自分の中に埋め込まれたプログラムに従ってエネルギーのままに動く。3〜6歳は、意識の時期。目的を持って物事を選択し、エネルギーを使って意識的に取り組む。吸収する力は常に稼働しており、一度吸収した情報は外へは出ていかない。①環境を整え(間接的)、②子供を観察し(先入観なく)、③大人がやって見せ(ゆっくり)、④見守る(失敗させる)ことが大切。

3.子供は「今」を生きている。子供は常に集中しているが、大人が集中して欲しいこととマッチしないことがある。子供の自立がしたい一心を受け止める。子供の姿は常に変化の過程にあり、色眼鏡でレッテルを貼らない。空間(環境)×人間(大人)×時間(待つ)×余白(大人の精神的なゆとり)こそが、個育ちの大切なポイント。

子供は「今」を生きている、その通りだと思う。今、おもしろいことを見つけて楽しんだ結果、約束の時間に間に合わなくなってしまう。今、気になることをじっくり観察した結果、さっきお願いしたことを忘れてしまう。子育てあるあるだと思います。

これって、大人でも、目の前の仕事に没頭してしまって別の仕事の納期が危なくなってしまったり、ながら仕事で安請け合いしたことを忘れてしまったりすることもあると思います。だから、子供に「ときどき時計を見るようにしよう」とか「少し先のことを想像してごらん」とか言ってしまいます(私の場合)。もちろん、子供が将来困らないようにという思いからです。

一方で、マインドフルネスという言葉があります。「今・ココ」に集中することを大切にする姿勢です。・・あれ?なんか矛盾している気がします。子供の頃から、目の前のことに没頭しすぎないように教えられて大人になり、大人になったら目の前に没頭することを改めて練習しているようにも見えてしまいます。

たぶん、どちらも大切なのだと思いますが、きっとバランス問題ですね。どちらかに偏りすぎるのが良くないのだと思います。だから、子供には目の前のことに没頭する時間も大切にして欲しいと改めて感じました。

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