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食事の摂取エネルギーを考えよう

トレーニングの事ばかりに気を取られて、エネルギーについて考えることを忘れているということはありませんか?パフォーマンス向上のためには、過不足のないエネルギーの摂取が必要になります。

消費エネルギーって?

では、自分がエネルギー不足なのか、エネルギー過剰なのかはどのように考えたらよいでしょうか?人が消費するエネルギーは、大きく3つにわかれます。

1.食事をとる際に咀嚼や消化で消費されるエネルギー
2.生命を維持するために、臓器などを動かすのに必要なエネルギー
3.体を動かすことによって消費されるエネルギー

1については割愛します。
2は、一般的に基礎代謝と言われるもので、身長、体重、筋肉量などの体の組成によって大きく変化します。
3は皆さんがよくご存じの、「運動したらカロリーを消費する」というお話ですが、歩いたり、掃除したり、洗濯したりするだけでも実はエネルギーを消費しています。

つまり、自分の消費エネルギーを求めるには、自分の体組成と活動量(運動の内容)をしっかり把握する必要があります。

摂取エネルギーって?

普段皆さんがよく耳にされている「カロリー」と言う言葉がエネルギー量のことです。本来、カロリー(cal)はエネルギー量の単位になります。
先に説明した通り、点滴などの特殊な方法を除けば、人間は食事からしかエネルギーを摂取できません。そして、食べた食品ごとに含まれているエネルギー量が違います。(詳細は別の記事で紹介します。)
つまり、摂取エネルギーは食べた物と量から求めることができます。

エネルギーが不足するとどうなる?

消費エネルギーより摂取エネルギーが少ないと、エネルギー不足となり、体は肝臓に蓄えられたグリコーゲンをエネルギーとして利用します。筋肉の細胞内ではエネルギー源となる筋グリコーゲンが不足し、パフォーマンスの低下を招きます。
その後もさらにエネルギー不足が続くと、今度は体内にあるアミノ酸を分解し、エネルギー源として利用します。アミノ酸が不足すると、筋肉の合成や、体を防御するための機構、生体内反応に支障をきたすことがあります。

エネルギーが過剰になるとどうなる?

一方で、消費エネルギーより摂取エネルギーが上回ると、摂取エネルギーの過剰になります。食べ過ぎなどで余ったエネルギーは脂肪として蓄えられ、不要な体重増加などにつながります。

専門家に相談してみる

消費エネルギーと摂取エネルギーの説明をしましたが、具体的にはどのように気を付ければよいでしょうか?
個別の記事で今後も解説していきたいと思いますが、専門の栄養士に相談してみるのも一つの手です。多少お金はかかりますが、独学では見落としてしまう点などもしっかりと分析してアドバイスがもらえます。
中でも、スポーツを専門に指導を行っている栄養士もいます。このような栄養士は、単純に食べた物の分析だけでなく、選手一人ひとりに応じた食事のアドバイスを行ってくれます。

株式会社スポーツセンシング

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