日めくりメンタル13
「起きてほしくないことは何だろう?」
スポーツをしている人であれば、試合や大会に向けて、日々の練習で技術や体力面を強化したり、試合の戦略を練ったり、様々な準備をして臨むと思います。
そして、いよいよその本番の場で、自分のイメージ通りに力を発揮できた
こともあれば、できなかったこともあると思います。
今回は、本番で自分自身の力を100%発揮するための方法について考えたいと思います。
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僕は山を走ったり(トレイルランニング)、歩いたり(山岳縦走)することが好きで、大会にも参加しています。また以前はトライアスロンを楽しんでいました。
これらの競技に共通するのは、競技時間が短くても数時間、長ければ2日
以上と、非常に長い「耐久系スポーツ」という点です。
(※各競技のフォーマットにより、競技時間はさらに前後します)
競技時間が長ければ、それだけトラブルの発生確率も高くなります。特に、上記のスポーツは自然が相手の部分もあるため、いわゆるコントロールできないトラブルが発生することもあります。
例えば、先日もUTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)というトレイルランニングの大会では競技中に降雪があり、大会本部も競技の続行は危険と判断し、大会が途中で短縮され終了となることがありました。
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日めくりメンタル05でも触れましたが、スポーツに限らず、自分で変えられる(コントロールできる)ものに焦点を当てることが大切です。
では、あなたが取り組んでいる競技において、起きてほしくないけれど起きうること(過去に起きたこと)、かつ自分自身でコントロールできることは何でしょうか?
耐久系スポーツを例に挙げると、
・身体の変調(胃の不調、眠気、転倒などによるケガ、足の攣り等)
・天候への対応(暑さまたは寒さで身体が動かない、風雨の中でのパフォーマンス等)
・道具や機材の不具合(バイクのパンク、ウェアや靴が合わない・壊れている等)
・装備の不足(必携品や不可欠なアイテムの携行を忘れてしまう等)
などはすぐに思い浮かびます。
ちなみに、数日前にトライアスロンのトップクラスの選手と話をする機会があったのですが、レース中に足の攣りが起きたときの対応方法として、その選手の場合は、そのまま走り続けるというものでした…( ゚Д゚)
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この対応方法は稀かもしれませんが、そうした、いわゆる想定外を事前に
想定しておくことで、本番にも安心して臨めますし、想定外の事態が発生
しても落ち着いて対応ができます。
「起きてほしくないことは何だろう?」
僕も次の週末に100マイル(約160km)のトレイルランニングの大会を控えているので、改めて自身に問いかけてみます。
ということで、「日めくりメンタル」の13日目でした。
この記事が、読んで下さった方のお役に立てますように。
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