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企業がスポーツにスポンサーをするメリットは何かを考える(前編)

年々多くのプロリーグが誕生し盛り上がりを見せているスポーツにおいて、企業がその名や商品を宣伝するスポンサーは欠かせないものとなっています。

よく注意してみると、試合会場のスタジアムやアリーナ、ユニフォームに限らず、いたるところにスポンサーを目にすることができるでしょう。

その一方で今話題のフジテレビでは、数々の企業がそのスポンサーを降りてしまっていますね。

今回は、そんなスポンサーに焦点を当て、企業がスポーツにスポンサーとしてお金を使うことのメリットを考察していきたいと思います。

企業や商品の宣伝

スポンサーの大きな目的は企業の認知度向上や商品の宣伝をすることです。

スポーツは会場に足を運ぶファンが多いことに加え、試合中継やニュースなどのメディアの露出も多いため、名前を売ることにはうってつけの場所です。

その中でも近年特に目にする機会が多いのが、スタジアムやアリーナ自体に企業や商品の名前を付けるネーミングライツです。

FC東京などのJリーグで主に利用される味の素スタジアムや福岡ソフトバンクホークスの本拠地であるみずほPayPayドーム福岡などが代表例です。

このネーミングライツをつけることにより、スポンサー企業にとっては、さらに露出度が高くなります。

スポーツニュースではどこで試合が行われたかが放送され、試合速報をチェックするファンもスタジアム名を毎回目にするでしょう。
地図上でもその名前が検索され、私たちが気づかないところで目にしたり耳にしたりする機会が増えるはずです。

ブランドイメージの向上

他に考えられるメリットはブランドイメージの向上です。

スポーツというものに対する人々のイメージはさまざまだと思いますが、全般的に良いイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。

喜び、楽しさ、爽快感、達成感、ひたむき、全力・・・

こういったスポーツに対するイメージや、チームそれぞれが持つカラーなど、スポーツやチームにスポンサーをすることで、企業のブランドイメージも良くなる可能性があります。

例えば、好きなチームのメインスポンサーとしてよく名前を見る企業に対しては、決してその企業のことを詳しく知らなくても、「あー○○にスポンサーしてる企業だよね、いい会社そう!」となりがちです。

地域・社会貢献

さらにスポーツイベントやスポーツチームにスポンサーをすることによって地域貢献や社会貢献の姿勢を見せることができます。

日本のスポーツチームは地域密着の運営をしていることがとても多いです。

特に地域密着色が強いJリーグでは、地元の企業がスポンサーをしているのをよく目にします。

地域密着が強いチームは、地元のメディア(新聞やテレビ)に取り扱われやすく、スポンサーをする企業もその地域に対してアピールができるでしょう。

また、企業は単に利益のためだけにスポンサーをするのではなく、そのスポンサー活動を通して、スポーツ振興や社会課題の解決など、社会貢献活動をすることもできます。

スポーツという露出が多い媒体を通して、社会貢献活動を認知してもらうことで、企業の信頼度向上にもつながるでしょう。


つづきは後編となります。ぜひ後編も読んでみてください!




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