片足の自由度を利用する!

こんにちは(^-^)
奈良県香芝市の下間整骨院です。

体重のコントロールは、
スポーツを行う上での
大きな課題となります。

人が出来る体重コントロールには、
上下運動、左右運動、前後運動
と運動方向別に大別して
3つに分けることができます。

そのそれぞれに、
非常に重要な運動への優位性が
関わっています。

今回は、
先の記事に書かせて頂いた
片脚への体重寄せに関連の深い
前後、左右の運動においての
体重コントロール、
その中でも、
片側の脚の自由度を上げることの
意義と重要性についての
私的見解を書かせて頂きます。

片側の脚に
体重を片寄せた場合、
もう片方の脚は、
体重(重力)から大幅に解放されます。

その解放は、
自由に動かす範囲が増える、
もしくは、
自由な使い方が増える
ことを意味しています。

例えば、
野球のバッティング動作において、
そのテイクバック動作では、
キャッチャー側の脚に
体重を片寄せます。

その行為により得られる
優位性は、
後方に集めた体重を
前方向に移動させる時の
運動エネルギーを得るための行為だと
認識されています。

もちろん、
その通りではあります。

ただし、
もう一つの
重要な要素が隠されています。

それは、
ピッチャー側の脚の自由度が
上がっていることです。

前方に踏み込んでいる脚に
体重を支える必要がない期間は、
ボールのコースに合わせて、
ピッチャー側の脚の着地位置を
変えることができます。

このピッチャー側の脚の
自由度
自由でいられる時間の確保は、
ボールを捕らえる確率に
大きな影響を与えています。

これは、
テニスのフォアハンド動作にも
当てはまります。

また、
サッカーのボールを蹴る動作
においても
蹴り脚の自由性が
上がるということは、
蹴り方に選択肢が広がったり、
ボールの飛距離や
コントロール力の向上に
大きな影響を与えています。

更に、
バッティング動作や
テニスのフォアハンド動作では、
前方向の脚の自由度を上手く使えば、
腕(上肢)の出力アップ、
コントロールアップにも繋がります。

この話は、次回の記事に!

最後に、
片寄せ動作の注意点として、
体重が片側に片寄せられる時、
その支持脚を軸とした
バランスも非常に重要な要素として、
もう一方の脚の自由度や自由時間に
関わって来ます。

多くの動作は、
転倒しないようにして行われます。

もちろん、
転倒力を上手く取り入れてもいます。

ですがそれは、
計算された転倒力の取り入れであり、
実際に倒れるに至るまでは
利用しないことがほとんどです。
(倒れながらの動作もありますが)

従って、
片寄せた脚側の上半身は、
出来る限り、
片寄せた脚の上方に
バランス良く配置されている
必要があります。

その簡単な方法は、
骨盤が左右の位置関係において、
支え点の真上辺りにあること、
前後の位置関係において、
支え点に対して、
頭が前、お尻が後ろの配置にあることです。

この記事が皆様の
スポーツ障害の予防や
能力アップに役立てば
嬉しいです。(^-^)



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