野球肘の改善方法
野球肘は、多くの場合、
肘関節に捻れ力が集中して発症します。
その改善方法は、
肘関節に捻れ力が集中しないように
投球動作を見直すことです。
具体的には、
前腕の回内運動が
肘関節の伸展に附随して起こる時に
肩関節(上腕骨)の内転様の動きで
捻れ力を減衰出来るかどうかです。
そのためには、
まず、
動作をシーンごとに分解して
考えていく必要があります。
なぜ上腕骨の減衰動作が
理想的に行かなくなるのかは、
腕が下に振り下ろされる時、
肩甲骨と上腕骨には、
投球動作時の腕の降ろしを
効率的に行える角度があります。
その肩甲骨と上腕骨との
減衰動作としての
理想的な角度が
投球方向に同調するように
身体全体の回転運動を
修正していけば、
相当に改善効果が現れると
予想されます。
実際に私は、
そのようにして、
野球肘の改善にあたり、
効果を得ています。
ただし、
骨や靭帯など、
組織的な損傷が
明確な症例については、
安静免荷に務め、
医師の指示を仰ぎましょう。
そうなる前の対策が重要です。
肘に少しでも違和感を感じれば
対策を高じましょう。