スポーツコーチング・ラボVol.25 子どもたちのミライを共に創る ~「楽しい」から「成長」につなげる組織運営とは
🌟スポーツコーチング・ラボVol.25開催御礼🌟
2023年8月9日(水)に~子どもたちのミライを共に創る ~「楽しい」から「成長」につなげる組織運営とは~を開催しました!
ゲスト講師に 川合毅(かわい たけし)(流山GREAT HAWKS創業者)さんをお招きし子どもにとっての「楽しい」をいかにして「成長」につなげる組織運営ができるかということをテーマに、ご参加いただいたみなさまとともに学び合い、白熱した時間を過ごすことができました。
ゲストの川合さんが代表を務められている「流山GREAT HAWKS」はグビーの「楽しさ」を届け、子どもたちがラグビーを通じて「笑顔」になれるような活動をすすめています。
ラボの開催に向けて、事前に川合さんにインタビューを行いました。
2回に分けてインタビューをさせていただので濃密な内容になっています。
ラグビーや地域に対する課題感を感じる中で、川合さんがかなり戦略的にラグビークラブを立ち上げたということが良く分かります。
そのポイントは大きく2つ。
・普及と育成は分けて考えたクラブ
・組織を「尖らせる」
その中でやはり「楽しい」ということにフォーカスしていることがクラブの根幹としてあり、いかにして子どもの成長に繋げるのかを常に考えられて、クラブが運営されています。
今回のラボの中でもご説明がありましたが、年代別のカテゴリーの中で「楽しい」ということを定義していらっしゃいました。
この取り組みはなかなか無いのではないでしょうか。
指導者はよく「楽しんでこい」と言います。
しかし、その「楽しんでこい」という一言に様々な意味が含まれており、その共通認識が無いがゆえに、指導者と選手の間に溝ができてしまうこともあります。
つまり。
「楽しい」と感じることは人それぞれだということです。
だからこそ「私達のチームはこの楽しいを目指します」とチームとして整理し、そしてそれを共有するということだと思います。
【参加者の声】
このようなコメントをいただきました。
さまざまな「想い」をもって行動する人達が集まるラボの価値を感じるコメントですね。ありがとうございます!
指導者は実は結構孤独です。
だからこそ様々な問題も起きるのかもしれません。
でも、たくさんの指導者の「仲間」と集まることで、明日からの行動の「ヒント」を得ることができます。
そうやって指導者同士の「輪」を広げていくことも、このラボの価値なのだと思います。
選手もそうですが、指導者も「楽しむ」ことができるように。
そんなことを考えていると夏の甲子園が開幕し「エンジョイベースボール」を標榜する慶応高校が優勝しました。
メディアによってこの「エンジョイ・ベースボール」という言葉が独り歩きしてしまうことに対する懸念もあります。
「エンジョイ」という言葉にも様々な意味が含まれるから。
だからこそ、川合さんのチームのように、「楽しむ」ということも含めて、「何を大切にするのか」というビジョンを明確にして、チームやクラブとしての「共通言語」を整理し、選手や保護者の皆さんとも共有することが大切なのだなと痛感しました。
スポーツコーチング・イニシアチブとして、これからも指導者「仲間」の集まる場をたくさん作っていきたいと思います。
オンライン・オフライン問わず、時間が足りなくなってしまうぐらい川合さんのお話や皆さまの想いや活動を共有することができ、とても良い時間を過ごすことができました。
改めて参加してくださったみなさまどうもありがとうございました!
スポーツコーチング・イニシアチブでは定期的に指導者同志の学び合いの場を開催中!
▼この記事を書いた人
青野祥人(あおのよしと)
SCIではダブル・ゴール・コーチングセッションやラボの開催を担当。
公立中学校の国語科教員。ラグビーをこよなく愛しつつ、サッカー部顧問として活動中。