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セーラー万年筆 万年筆ペン先のつけペン hocoro 1.0mmを買ってみた話

皆様こんにちは。蜂紫(ほうし)と申します。プロフィールに「カリグラフィー」と入れておきながら初のカリグラフィー絡みの記事です。

タイトルの通り、セーラー万年筆さんの「万年筆ペン先のつけペン hocoro」のペン幅1.0mmを買ってみた話です。

右上は一緒に買った水性染料黒のボトルインク

これです。セーラー万年筆さんのカリグラフィー系商品だと「ハイエース ネオ クリア カリグラフィー」の2.0mmを持っているのですが、毎日カリグラフィーをするわけではなく、その上毎回色を変えたい私としては、つけペンになっているhocoroが気になったので購入を決めました。

実際に書いてみた

上の3行は紙がクリームキンマリ、下の3行は紙がケント紙です。インクはどちらの紙も上からセーラーインクBLACK、セーラーインク工房935、セーラー四季織奥山です。

せっかくなのでレビューらしきことを書いてみます。
いいところと悪いところ、両方に触れたいと思います。

まずはいいところ。
インクをたっぷり含むことができないところ。上の写真でいうと、大体大文字の「H」1文字を書くとインクがほとんどなくなります。
一見悪いところにも見える特徴ですが、いいところでもあります。
なぜなら、含んでいるインクの量が常に少ないので、洗浄が非常に簡単。拭って洗って拭うだけで、すぐに別のインクが使えます。
また、インク工房935のようなシーンインク(インクがたまったところだけ乾くと光って見えるインク)も、インクを付けてすぐの1画目だけフラッシュ(光って見えること)して見える感じになるため、緩急がついた文字が書きやすいです。

次に悪いところ。
同じく、インクをたっぷり含むことができないところです。
先ほど書いた通り、大文字の「H」1文字でインクがほとんどなくなるので、こまめにインクをつけなおす必要があり、多少面倒です。
私はカリグラフィー用として使っているので、そこまで大変には感じないのですが、文章を書くとなるとかなり大変なんじゃないでしょうか。
まあもともとつけペンってそういうものだよねと言われてしまえばそこまでですが……。
カリグラフィーペン先にこだわらないで文章を書きたくて持ち運びをしないのであればガラスペンのほうが1回インクをつけてかける文字が多いのかな。
ハイエース ネオ クリア カリグラフィーは2.0mmを使っていたので、2.0mm幅も欲しいかなーと思っていたのですが、もしかすると2.0mm幅だと全然インクが持たないかもしれないですね。

もう1個悪いところ。
ペン先の角度と力加減によってはスリットの部分が紙に引っかかってざりざりします。紙がけば立ってインクの染み加減が変わって見えることもあります。
解決策としては力を入れないように気を付けて書くというところでしょうか。カリグラフィーのペン先というより万年筆のペン先の力加減ですね。
ハイエース ネオ クリア カリグラフィー2.0mmのときも感じたので、慣れでなんとかできる範囲かと。

まとめ
個人的にはいい買い物でした。でも万年筆慣れはしてないから、細字のほうは買わないかな……。ボトルインクを持っていてカリグラフィーに挑戦したいならおススメ。でも買い替える機会も買い足す理由もあんまりない(1本で完結している)から売れ行き悪くて廃番とかなりそうで心配です。

お読みいただきありがとうございました。また機会がありましたらそのときはよろしくお願いします。

2022/06/16追記
2.0mmと筆文字タイプが出るらしいですね。リザーバーパーツ付きでインクの持ちもよくなるとか。マジで嬉しい。2.0mmは少なくとも絶対買います。

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