ずぼらさんのていねいご飯|ピーマンのわたみそ(山椒ぴりり)
ピーマンの種って時々、生きているとしか思えない動き方をする。
まるで意思を持っているかのように、あっちへ散らばり、こっちへ散らばる。手につくと取れないし、包丁についたのも取れない。ていねいに洗い流したつもりでも、ピーマンをひっくり返すと「hey」とお調子者の柔らかさで張り付いている。
切り刻んだピーマンをフライパンに放り込み、あちこちに散らばったピーマンの残骸(種)を、台拭きできれいに拭き上げる。
隅々まで拭き上げ「さあ、炒めるわよ」と、ガスコンロに手をかけるも、あら不