意志を持つことで見える人生の意味
8/17のオンラインキャリアセミナーのゲストは教育系NPOや株式会社ビズリーチを経て株式会社オープンゲートの代表取締役を務める小沼武彦さんです。アメリカの一流大学への留学で現地の学生に感化され、「自分自身に誇れる人生」を歩んでいる小沼さんが、就活中の大学生にキャリアのアドバイスをしてくださいました!
ゲスト紹介
2009年神田外国語大学入学。在学中にアイビーリーグの一つであるダートマス大学に交換留学。帰国後に2年間の休学でe-Educationミャンマープロジェクトを立ち上げ、大学卒業後に株式会社ビズリーチに新卒入社。半期新人賞、MVP賞などを受賞後、退職。現在は、日本・東南アジアを拠点に動画メディア事業、マーケティング、動画制作事業を行う株式会社オープンゲートの代表取締役。
常に「何をしたいの?」を問い続ける
セミナーのタイトルにある『世界のトップエリート「NPO」を選ぶ理由』というのは、小沼さんが留学中にアメリカの大学で衝撃を受けたことです。アメリカの一流私立大学に通う学生たちの中には、もちろんキャリア思考で一流企業を目指している人もいたそうですが、高い学費をかけたにもかかわらず稼ぐことよりも何をしたいのかの「意志」を明確に持ちNPOに就職する学生も多かったそうです。「何をしたいの?何のために働くの?」という質問を現地の学生から何度も聞かれ驚いたそうです。
小沼さんは学歴コンプレックスがあり大企業に入りたいと思っていた時期もあったそうですが、その経験によって履歴書レジュメのキラキラではなく世の中をどうしたいかが重要ということを学んだそうです。
意志を持つには?
『「あなたはどうしたんですか?」という問いが怖いです。今までそれを軸に生きてきたわけでもなく、自分の意見を言うということもやり方がわかりません。こういう人は何から始めていったらいいでしょうか。』という質問がキャリアセミナーに参加した学生から出ました。
それに対してファシリテータの方は「スムーズに答えられないのが怖いのでは?問いに関する答えを一回じっくり考えてみるといい。正解を言わなくてもいい。」とおっしゃっていました。
「なにをやりたいの?何でやりたいの?」と問いかけられた経験が少ないことが就活生が悩む原因の一つなのではないでしょうか?逆に、就活を機に内省する習慣をつければ、社会人になってからも自分の仕事に意味を持たせ楽しむことができるのではないかと思いました。
意志を持つには内省分析をすることから始めるといいそうです。具体的には、自分の喜怒哀楽が現れた場面を思い出して、何でそう思ったのかを深掘りします。「あの友達の言動は何で許せなかったのか」と自問自答することで自分が大切にしていることが言語化でき、それに基づいた意思決定が可能になります。
ファーストキャリアではカルチャーを重視すべき
ファーストキャリア選びではスキルベースのキャリアではなくマインドセットを基準にするべきだと小沼さんは言います。つまり、どんなスキルが身につくかよりどんな環境で働くかを重要視すべきだということです。
なぜなら、最初に入った企業のカルチャーに染まってしまうから。例えば、大学のサークルと一緒で、何となく入ったとしても「授業に出ないのが当たり前のサークル」に入ったらそこでの「当たり前」が自分のいる環境ベースになるので、自分も授業に出ないことが当たり前になってしまいますよね。
だからこそ、新卒で入る会社や自分の上司になる人たちが、どんなマインドセットを持っているのかを慎重に判断すべきだそうです。
新入社員が心がけるべきこと
ゲスト紹介にもあったように、入社後に半期新人賞、MVP賞などを受賞した小沼さんに、スキルがない新人が優秀になるために心がけるべきことをお聞きしました。
実際に小沼さんが実践したことは2つ。
① 人一倍行動する
-半期新人賞を取った時は、2位だった人の1.5倍のテレアポをしたそうです。数にすると他の人よりも3,000〜4,000件多い計算になるそうです。
② 自分の立ち位置やキャラを利用して、色々な人の協力を得る
-3人兄弟の末っ子である小沼さんはもともと可愛がられるタイプだったそうですが、その特性や新人であることを生かして1番の業績の人と一緒に営業に行かせてもらうなどして様々なことを学んだそうです。
-また、①にあるように他人より圧倒的に努力することで、頑張っていることを見ている周りが応援してくれるようになったそうです。
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小沼さんの原体験がわかる記事
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