Quantum Observation Lab通信 vol.1『観測する自己を上げること』
Quantum(量子)Observation(観測)Lab(研究所)
量子という目に見えない世界を観測により具現化する研究所として、発信していこうと思います。
略するとQOLとなり「Quality of LIFF(生命の質)」にも繋がります。
第一弾となるテーマは「観測する自己を上げること」です。
量子力学では、量子は波と粒子の性質を持っています。
量子は観測するまで可能性でしかありません。
観測してはじめて粒子となりカタチとなります。
では、観測するのはだれでしょうか?
それは、私自身、自己です。
つまり、観測する自己をあげることで、可能性の中から観測するものを変えることができます。
量子力学の世界で有名な「シュレディンガーの猫」はご存知でしょうか?
これは思考実験お一つで、ハコの中に、猫と毒薬を入れます。
ハコを閉じて、放置するとハコの中の猫はどうなるでしょうという実験です。
答えは、「ハコを開けてみるまで、わからない」です。
つまり、ハコを実際開けて、観測するまで猫が生きているか、死んでいるかはわからないということです。
これを私たちの日常でみていくと同じようなことがたくさんあります。
例えば、気になってきた人からメールが来たと通知があります。
当たり前ですが、内容はメールをあけてみないとわかりません。
その他にも、「あとで話がある」と上司に言われた場合は、何のことだろうとドキドキしますが、実際に聞くまでわかりません。
このように、日常でも多く同じような状況があります。
私はこれを「シュレディンガーの猫状態」と言っています。
観測するまでわからないのに、つい、悪いことを想像して不安になったり、マイナスの方を考えてしまったりすることがあります。
これは、悪いことを想定しておくことで自己防衛をしているのですが、それによって自分を落としてしまっています。
または、良いことだと思って過剰に反応したり、その他にもあれかな、これかなと過去の記憶を引っ張り出したりして、捕らわれてしまうことがあります。
そんなときに、自分が「シュレディンガーの猫状態」にハマっていることに気付くことが大事です。
観測するまでわからないのですから、自分にできることは
「観測する自己をあげておくこと」です。
同じ結果でも、観測する自己をあげておくことで、そこから得たり、感じるモノが変わります。
どんな結果であっても、自分がそれをどう観測し、どう捉えて次に進むかで大きく変わります。
面白いことに、「観測する自己をあげよう」と意識するだけで、今まで見えなかったモノが見えてきて、結果さえ変わることがあります。
量子の世界の見えない可能性の中から、観測する自己をあげることで、粒子にする、カタチにするものを自分自身で選ぶことができます。
どんな結果の中にもプラスとマイナスが混在しています。
その中で、プラスを観測し、カタチにすることで次が変わります。
今までの過去のデータに縛られた自分から少し距離をとって、観測する自己をあげることで、見えるものが変わります。見えるものが変わることで、そこから次の活動が変わります。
自分が変わることで、取り巻く環境、生み出す環境が変わるのを体感してみてください。