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Quantum Observation Lab通信vol.17『”ない”に潜むチャンス』

Quantum(量子)Observation(観測)Lab(研究所)量子という目に見えない世界を観測により具現化する研究所として、発信していこうと思います。

略するとQOLとなり「Quality of LIFF(生命の質)」にも繋がります。
今回のテーマは「”ない”に潜むチャンス」です。

一般的に「ない」は、お金がない、体力がない、愛想がないなどネガティブな要素を含むことが多いです。
今回は、「ない」に潜むチャンスについて紐解いていこうと思います。

「ない」はどういう状態を言うでしょうか?
①全く存在しないこと。ないものはない。
②本当はあるのに、今はない。私にはない。
の二つがあります。

本当は②の「あるのにない」だけなのに、①の「全く存在しない」にしていることが多々あります。
「ない」もの探しより「ある」ものに目を向けることもすごく大事です。
よく言う「足るを知る」です。
ただ、ないもの探しには、実は大きなチャンスと可能性があります。

あるものばかり見て、自分の見える世界で生きることもできますが、そこに「ない」「不足」を見つけることができ、それを観測することができれば「ない」が「ある」に変わり、一気に世界が広がります。

「ない」を認識することで、「不足」を埋める流れが実は生まれます。
簡単な例えをすると、カレーを作るときに、材料を揃えるとジャガイモがないことに気付きます。ないジャガイモを揃えるために買い物に行きます。
つまり、自分の望む姿や完成形があって、そこに必要なモノが「ない」ことに気付くことで、その不足を埋めるために活動が起こります。
ないことに気付ず、あるものだけで作ろうとすると、ジャガイモのない味気ないカレーになってしまいます。

まずは、自分の望む未来、完成形を描き、そこに「足りてないモノ」に気付くことで、パズルのピースを埋めるような流れが起こってきます。つまり、「不足」そのものが、それを解消するための流れを生み出す「引き金」となるのです。

不足の存在のさせ方で、活動が変わってきます。
「不足」をネガティブなものとして捉え、「私にはできない」「私はダメだ」という自己否定に陥ってしまい、マイナスの流れを引き寄せてしまいます。
反対に、「不足」を成長のチャンスとして捉え、「この不足を埋めることで、私はさらに成長できる」と前向きに捉えることで、それを実現するための「流れ」が生まれやすくなります。

量子の世界では、すべては存在していて、ただ波の状態で見ることができないだけです。つまり、ないを観測することでそれを「ある」に変えることもできるのです。
「ない」を「ない」ままにせずに、「ある」に変えるのです。

カレーと人生を比べるなんてと思うかも知れません。
必要なものはすべて揃っているので、今の自分の手元にないからといって、あるところには「ある」のです。
そして、あるところを探さないと、ないになってしまいます。
宝石屋さんにいっても、じゃがいもは売ってないのです。

前回のvol.16『偶察力』にもあったように、「ない」に気付き、何を求めているか自分の意図や意志を持つことで、「迎えに行く偶然」が発動して、向こうからやってくるかのように、「ない」が出て来てくれます。

今までのテーマのバックナンバー
vol.1『観測する自己を上げること』
vol.2『見ている先の情報が入ってくる』
vol.3『空間を意識する』
vol.4『結果に反応しない』
vol.5『無思考の潜在意識がもたらす影響』
vol.6『仕方ないからの脱却』
vol.7『振り返り、カタチにする』
vol.8『アフォーダンスと観測』
vol.9『情報の地と図を動かす』
vol.10『流れは行き先を知っている』
vol.11『地下の見えない世界が地上の見える世界を守っている』
vol.12『今までの延長線上にない”これから” 』
vol.13『 回転と光の照射』
vol.14『エネルギーの流れを見ようとする』
vol.15『強みを抽出する』
vol.16『偶察力』








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