ひわ

気ままに日々思ったことを書くところにします。アニメ、マンガ、小説、とりあえず物語が大好き。

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「ひわ」という名前の由来

そういえば触れてなかった気がするので、書いておこうと思います。 「ひわ」って聞いて何か思い浮かびますか? 漢字で書くと「鶸」です。 察しの良い方はわかったかもしれません。 鳥の名前なんです。正確には総称なんですが。 ヒワ亜科は、鳥類スズメ目アトリ科の亜科である。 ヒワとも総称されるが、狭義にはその一部をヒワと呼ぶ。  ーウィキペディアより アイコンの写真は「マヒワ」という小鳥です。 また、このマヒワの羽の色からついた「鶸色」という日本の伝統色があります。「黄味が

    • これが恋かもしれません(あくまでイメージです)

      誰かが周りにいるときに漫画なり映画なりを見てると、 終わったときに感想を言わなくちゃいけないような気がしてしまう。相手が求めてる答えを言わないといけないような気がしてしまう。私も逆の立場の時は求めてしまう気がする。 余韻に浸っていられる。言葉にならないうなり声をあげながら読んでても大丈夫。だから一人で良かった。すぐに感想を伝えたくなる人がそばにいなくてよかった。 「あなたはブンちゃんの恋」の二巻を読みました。 本編の感想と全然関係ないですが、ブンちゃんのブンは「文」で名

      • 全肯定マシーンが欲しい

        人生本当にどうでもよくなったら。捨て猫みたいに「拾ってください」って書いた段ボールに入ってどっかの道端に居座る。それか誰も聞いたことがないようなマイナーなどっかの小さい島に全部捨てて逃亡する。という謎のビジョンが数年前から存在している。 実際に実行する気はない。と思う。そこまで破滅的に生きてないし、ガチガチに働いた安全装置によって私は道を踏み外さないでいられる。 ただ100%ないとは言い切れない。高熱に浮かされたように自分でもよくわからないうちに、何かやらかしたことは無き

        • 初めて自分で買ったCD

          中学生のころ、貯めてたお年玉を握り締めて近所の古◯市場へ。中古のCDの並びに新品CDのコーナー。 アーティスト名、は行。 は、ひ、ふ あった FLOWER FLOWER FLOWER FLOWER「実」 胸に抱えてレジに持っていった。当時の私にとって3000円ちょっとは大金で。CDは買ってもらうものだった。 周りに知ってる人は誰も居なくて、ちょっと背伸びした綺麗な曲で。詩がとても美しくて。 04. とうめいなうた がお気に入りだった。 今もなんとなく手元に残

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        「ひわ」という名前の由来

          傘をありがとう

          たとえば、誰かが雨に打たれてずぶ濡れになっているとき、傘を差し出すのが優しさとは限らない。隣で一緒に雨に打たれることの方が必要とされているかもしれない。 でもきっと彼は傘を差し出す。彼はきちんと自分がさしているのと別にもう一本傘を持っていて、それを渡してくれるのだ。その誰かはきっと傘を「ありがとう」と受け取るだろう。 決して自分が濡れるようなことはない。どこまでも優しい世界に生きている。彼は、たとえばそういう人だ。

          傘をありがとう

          月のない夜に

          「Fly me to the moon Let me play among the stars…」 「またそれ?しかも同じとこばっかり何回も何回も…」 ため息と共に、私は少し呆れ気味に言う。 「だってこの先知らないんだもん」 彼女は不貞腐れたように言う。 私を月に連れていって。意味を知って歌っているのだろうか。 『自分が汚く思えて無価値に思えて仕方なくなったら、空とか宇宙とか星とかそういうこと考えちゃだめ。だって上を向かないといけなくなるじゃない。明るく眩しい手の

          月のない夜に

          「ちょっと空を飛んできます」

          「ちょっと空を飛んできます」 うららかな日差しのさしこむ心地よい午後の教室、授業は現代文。文豪の文章の美しさに酔いしれるまったりうたた寝ムードを台無しにしたのは、私の前の席に座る幼なじみであった。 トイレに行ってきます、とでも言うようにあたかも当然のような顔をして爆弾発言をかました彼は、フリーズした教室をさっさと出て行ってしまった。 「あ、えっ、あのちょっと、私も」 気が動転して妙な行動力を発揮した私は、立ち上がった勢いでそのまま後を追いかける。これで私も晴れて変人の

          「ちょっと空を飛んできます」

          家から出ないで

          お母さんはお仕事でちょっと遅くなるという。僕は一人で留守番をしている。外は真っ暗で雨音がうるさい。たまにピカッと光ってはすごい音がする。怖いから、部屋の隅でじっとしている。 テレビは気づいたら、見ていたアニメとは違うものに変わっていた。映画だろうか。窓から見えるのと同じような空がテレビの中に広がる。迫りくるゾンビから逃げ惑う人々。声は雨音にかき消される。やけにリアル。怖いのでテレビを消す。 プルルルル 突然電話が鳴った。心臓がどくどくしている。 どうしよう。知らない人

          家から出ないで

          花曇りの園

          例えば抹消したアカウント、飲み込んだ言葉、押し殺した気持ち。消化しきれなかった思いの行き場。 * 彼が目覚めると、そこは美しい花園だった。色とりどり形も様々。頭上に広がるのは白い薄い曇り空。柔らかいなベールがかかったような心地の良い明るさだ。 立ち上がり見渡すと黒い人影が見えた。美しい女性だ。首の詰まった黒い丈の長いワンピースに腰のところにつけた白いエプロン。髪は後ろで纏められている。吸い込まれそうな黒い瞳がこちらを見ている。 「君は…?」 「私ですか。残念ながら名

          花曇りの園

          空に落ちる

          退屈な日常を捨てて、君に逢いに行く。 いつもより丁寧に化粧して、お気に入りのワンピースを着る。 皆不思議に思うかもしれない。でも今日は特別。だってやっと君に逢える。 スマホから小さく音楽が流れている。何かの通知音。でもこれももういらない。 ふと、 君はどこにいるのだろう。 深い森の奥、暗い海の底、空の中。君に逢えるならどこまでも。 呼ぶ声がする。見上げる。空が空っぽで、綺麗。 逢いに行くよ。今。待っててね。 窓を開けて 足を前へ 私は空へ飛び込む。ワンピ

          空に落ちる

          「助けてドラえもん」

          『どくさいスイッチ』というものを知っているだろうか。国民的キャラクター『ドラえもん』の数あるひみつ道具の一つ。消したい人の名前を呼びながらスイッチを押すと、その人の存在が消える。 今私の手の中には、それと似たようなものがある。必要なのは人差し指一本。名前を呼ぶ必要もない。消したい人なんてたくさんいる。 怖い先生、うるさい親、嫌いなクラスメイト、 削除 削除 削除 絡んできた酔っぱらい、たむろしたヤンキー、騒がしい目障り嫌い気に入らない 削除 削除 削除 そ

          「助けてドラえもん」

          透明少女

          Q. 透明人間と幽霊の違いとは。 A. んー、生きてるか死んでるか、かな。 ✴︎ Q. え、それだけ? A. いやもっと色々あるだろうけど… ✴︎ Q. 逆に共通点は? A. 姿が見えない、とか? ✴︎ Q. …じゃあ、どっちの方が寂しいと思う? A.  ---------------------------------------------- 駅のホーム。 元々利用者がすごく多いわけでもなく、時間帯も相まってがらんとしている。 電車を待つ人と人

          透明少女

          夜も眠れず朝も起きれず昼寝はできる

          夜も眠れず朝も起きれず昼寝はできる

          朝焼け、夕焼けの空は綺麗だけど、どこか苦手だった。時が過ぎていくのを感じるから。夜の真っ暗な空が好きなのは、このまま夜が永遠に続きそうだから。

          朝焼け、夕焼けの空は綺麗だけど、どこか苦手だった。時が過ぎていくのを感じるから。夜の真っ暗な空が好きなのは、このまま夜が永遠に続きそうだから。

          キ(ョウ)セイ

          運命というのは、いつ決まるのだろうか。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 食べる ということは、すなわち生きることに直結している。 だから今日も色々なものを口から身体に取り入れた。それは、血となり肉となる… はずだ。 だが最近、おかしい。食べても食べても食べた気がしない。 身体が心なしか重い。 でも満たされた感じがしない。でも食べる食べる食べる。まるで… 時々身体に痛みが走る。内側から。嫌な痛みだ。成長痛みたいなものだろうか。だってもうすぐ… ー

          キ(ョウ)セイ

          ひかりもの

          他人が怖くて仕方がない。自意識過剰と分かっていても、他人の目が気になって仕方がない。大きな不安に押しつぶされそうだ。 エッセイの骨組みに、フィクションで肉付けしたような。 エッセイでもあり、フィクションでもある。 そんな話。 ----------------------------------------------疲れきった身体でふらふら歩く家までの帰り道。パッと目に入ったコンビニ。暗い夜道に、どこか人工的で真昼のような明るさをもたらしていた。まるで誘蛾灯に引き寄せ

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