【愛すべきヒッヒュー】アメフラシとスシボムと私


ヒッセン・ヒュー(以下ヒュー)を持っていると、大抵はじめましての方にこう言われる。

「ヒッセン(以下無印)は持たないんですか?」

ふむ。なるほど。確かにそう思うのも無理はない。
確かに現スプラ2はアーマー有りきの環境で、さらに、クイボトゥーンなんて言葉があるくらい、クイボ+メイン1発が強い。なんと言っても強い。
私も上手な方の無印と対面するとき大抵それで不意をつかれてやられているのが現状。
確かに、無印は色々といいとこ取りで、ヒューよりも無印使う人のほうが多いことだってわかっている。

それでも私はヒューを持つ。

正直、持つ理由を明確にしたところであまり意味はないのかもしれないけれど、何となく日々思っていることをつらつら書いていこうと思う。




まず、ヒューのサブスペの組み合わせについておさえておきたい。
サブ︰スプラッシュボム
スペシャル︰アメフラシ
サブスペは攻撃系とサポート系に大まかにわけることができる。
私が考えるにヒューのサブスペ、特にスペシャルのアメフラシは攻撃系でもありサポート系でもある。
もちろん、サブのスシボムもある意味ではサポート系である。たとえ狙いが外れて爆風のカス当たりだったとしても、補正無しで30.0のダメージが入るのだから。
アーマーだって剥がすことが出来る。
このアドバンテージは大きい。
だがしかし、私としてはスシボムよりもアメフラシのサポート力の高さを推していきたい。
ヒッセン系の最大の敵はバレル系やチャージャー系といった長射程である。
だから、ヒッセンを持ちたいと思った場合、「いかに長射程をキルするor下がらせるか」という課題が必ず上がってくる。
とくに、長射程に関与しやすいステージ(個人的にはザトウ、海女美)ならまだしも、関与できないステージ(モンガラなど)では、もはや暴力的なまでに蹂躪される。

そこで、スシボムとアメフラシである。

しかもヒューのアメフラシは170pと溜まりやすく、スペ増を積まなくてもデスさえしなければかなりスペシャル発動させることができる。
スシボムでスペシャルを溜めやすいので、負け気味で打開したい場合の起点として利用することも可能である。
遠距離でチャージが必要なブキにとってはなかなかにイヤらしいスペシャルではないかと個人的には思っている。

もちろん、デメリットもある。
射程の短さもさることながら、最大のデメリットは、「ヒッセン(ヒュー)で劇的な打開はほぼ無理である」ということだ。
このデメリットはガチマッチにおいて、相当私自身も感じている。
生存意識高めでいると、周りの味方が闇雲に突撃して続けてざまに死んでいき、残っているのは自分だけ、という状態によくなる。
1vs2ですらキツイのだから、1vs3や、まして1vs4などという形になれば、ヒッセン系には為す術がない。
敵を倒そうにも横から打たれ、潜伏して逃げようにも塗り状況がすぐ悪くなり、結果的に何もできないまま無様に死んでしまう。
こうしてデス数が嵩んでいくのである。

当たり前のことだが、どのブキにも得手不得手、メリットデメリットがある。
だが、「塗りが弱いから味方に塗ってもらってから動こう」などと、デメリットや不得手の部分に甘えるのは違うのではないだろうか。
むしろ真のブキの使い手になるには、不得手やデメリットをどうにかして自分自身の力量で打ち消していくことが大切なのではないだろうか。
私自身も、敗因をどうしても射程の短さやルルステの組み合わせの悪さのせいにしてしまいがちである。

しかし、私はヒッセン・ヒューの真の使い手になりたい。
ヒッセン・ヒューで、Xになりたい。

だからこそ、敗因はすべて自身の動きの悪さにあると考え、これからもガチマに潜り続けよう。
いつか、ヒッセン・ヒューの真の使い手となり、「無印もいいけどヒューもいい」と、世間に言わせられるように。






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