仕事、辞めることにしました。
仕事、辞めることにしました。(大事な事なので2回言ってみました。)
なぜ辞めるのか
以前から今の会社に対する不満をだらだらと書いてきてはいました。
現状の職場に対する不満もありましたが、会社の風土的な問題とか、本社の全く頓珍漢な施策とか、おかしな人事制度とか。すべてが積もり積もって毎日イライラ…
(会社に対しての不満しか言っていない自己満記事↓)
そこでグチグチ文句言うのは超簡単なんですよね。自分の周りもそんな人ばっかりです。
でも不満があるのに変えようとしない。
人間そんなもんですよね。出来るだけ楽をしたい。苦労をしたくない。ずっとぬるま湯に浸かっていたい。
会社自体も危機的な状況なのに「無理だよ、こんな会社変わる訳ないじゃないの」「外的要因のせいだよね。」「まぁ、最終的には何処かが支援してくれるでしょ!」と典型的な春待ち症候群。はぁ…
このままだといつか自分もこの状況に飲み込まれてしまって、同じ社員になってしまうなと感じました。
そして、それに染まりつつある自分がいることにも気づいていました。
このままグチグチ文句言う社員になりたくない。なら自分から環境を変えようと考えました。
もう一つは単純にやりたいことがあったからです。
転職活動を始めて色んな会社を見てきましたが、仕事ってたくさんあるんですよね。
あれもこれもどれもやってみたく感じてしまいます。
その中から特にやってみたいことに絞って転職活動をしました。
コロナ禍でどこも縮小気味な中途採用市場。この厳しい中でもなんとかお声を掛けていただいた会社がありました。
実は自分、今年26歳になる年なんですよね。まだ無理が出来るうちに色んな経験をしておきたい。人生の一つの節目でもあるのかなと思い転職を決断しました。
退職願、出してみました。
124年ぶりに2月2日が節分となった歴史的な今日。
そんな中自分は豆まきもせず、恵方巻も食べず、やったことは退職願を出すこと。
提出するギリギリまで考えており、午前中は仕事も手につかずふわふわ。
上司に何を言われるのかドキドキ。
でもこれを出さないと変われない。新たなスタートを切れない。
出したのは午後3時半。
上司の席まで行って思い切って退職願を出してきました。
上司とは沢山話をしました。
会社に対しての不満、新しい会社について、そして意思の固さ。
全てに対してしっかりと聞いてくれた自分の上司。普段からしっかりしたとても頼りになる上司だったが故に、この人に退職願は出したくなかった。
自分は退職する時、今の会社の不満は全部ぶちまけてから辞めるつもりでした。
果たして今日、思いっきり言えたのかと言うと…言えませんでした。
それを言えなくしたのは、上司が良い人過ぎるからでした。
自分の不満の矛先は本社の頓珍漢な管理職が決めることに対してであって、ただ優しい中間管理職である上司は何も悪くない。
上司は悪くないのに、ただ不満をぶちまけるのは申し訳ない。情が入ってしまいました。
沢山話した後、帰る間際に上司が言った。
「辞めるのは惜しいよ。君自体もせっかくこれからって時なのに、貴重な人材が流出してしまうのは止めたい。少しだけ考え直してほしい気持ちもある。けど他人の人生の決断を止められることはできない。これは受け取ることにする。事務手続きも進める。辞める日まで、しっかり仕事こなしてくれ。」
全く嫌味っぽくない口調で。優しく。ゆっくりと伝えてくれました。
こういうところなんですよね。自分が今の上司を慕う理由。
あたらしい人生のスタート。
ここから始まる新しい人生。
今の会社に不満は数多くあれど、無駄なことはありませんでした。
その中でも特に大事にしていきたいのが上司に恵まれた事です。
今まで多くの上司と接してきましたが「これハズレだわ…」と思った上司の数がトップクラスで少なかったです。
仕事をしっかりと知ったうえで指摘してくれたり、今のポジションに胡坐をかかず一般社員目線で物事を進めてくれたり、嫌味一つ言わず淡々と業務を進めてくれたり、話しやすい職場風土づくりをしてくれたりと、本当に良い人を引きすぎて、新しい職場で怖い上司を引かないか今からドキドキです。
この会社で出会った上司の姿を忘れずに、これからも社会人人生を歩んでいきたいです。
なんなら真似できるくらいになりたい。
いつか自分も「この人が上司で良かった」と部下から慕われるように、新しい会社でも頑張らないとなと思います。
お世話になった上司の姿だけは絶対忘れるなよ!未来の自分!
最後に
何故か今日一日中頭の中で流れていました。