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獣医師はとても人とも関わる仕事

大学時代の友人に、獣医師を目指した理由を聞いたところ、このように答えた人がいました。

人間関係が苦手だから、人と関わらず、動物とだけ接していたいから』

………

クセが強い人に聞いてしまったなと思いました。(笑)

動物が好きということはいいんですけど…


当時は私もまだ学生だったので、『本当にそうなのだろうか?』と思うだけでした。

しかし、大学を卒業して、少なくとも私の進んだ小動物臨床はまったく違うものでした。


人とのコミュニケーションなしには小動物臨床は出来ないです。


獣医師の職業にも多種多様な分野があります。

野生動物の保護などでは、もしかしたら関係者の人とのコミュニケーションだけかもしれません。(違っていたらごめんなさい)

しかし、動物病院の仕事は飼い主さんとの会話やコミュニケーションがとても重要です。

毎日初対面の人と会話をしています。

人見知ってなどいられません。(笑)


症状を知るためには、会話の出来ない動物の代わりにお話しをじっくり聞きます。

そして、検査などが終わったあとは、しっかりと状態を理解してもらうための説明です。

時には飼い主さんを泣かしてしまうほど、深刻な話をしないといけないこともあります。

本当に喉が命。歌手ばりに喉を使っているのではないかと思う日もあります。(笑)


というわけで、小動物臨床は動物だけでなく、とても人とも関わる仕事だと思います。

私もこの仕事をしてから、人とのコミュニケーションをより学んでいった気がします。


大学時代に『人間関係が苦手だから~』と答えた友人は、結局獣医師の道には進まなかったようです。

どうしているのかと調べてみたら、何かを人に教えるインストラクターになっていました。

………

いや、めっちゃ人と関わっているじゃん!

とは思いましたが、そのようになってくれていてよかったです。(笑)

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PKS/獣医メンタルケア
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