13.退行催眠中間域全記録~「生の選択」
マイケル・ニュートンというセラピストがまとめた、退行催眠による「死んだ後の世界~生まれる前の世界」、いわゆる「中間域」の記録を紹介しています。
ここでは、「生の選択」について記述しています。いよいよ「生まれ変わり」の準備に入ります。
生の選択1.三つの決断
●いったんスピリットの世界に戻ってしまうと、魂は、自己認識と、親しい交わりと、慈愛の世界から離れて、攻撃的で、競争に明け暮れる人間たちがかもしだす先の見えない恐れに満ちた惑星環境へとたとえ一時的にでも戻っていかなければならないことに不安を覚えます。
●とはいえ、魂が再びスピリットの世界の聖域を離れて、この世への旅に出発しなけらばならない時がやってきます。その時、魂は三つの基本的な決断に基づき、はっきりとした目的のある行動を起こさなくてはなりません。
①自分には新たな肉体を伴う生の準備ができているか?
②学習と成長を進める上で、特定のどのようなレッスンを受けたら良いか?
③目標が達成する最良の機会を得るには、次の生で、どこに行き、だれに宿るべきか?
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(※上記について考察します。
中間世から生まれ変わってくる準備を行うわけですが、やはり中間世は相当居心地が良さそうですね。
シルバーバーチの霊界通信では、この地上界を次のように表現しています。
もしも神が私に何か一つあなた方へプレゼントすることを許されたとしたら、私がなによりも差し上げたいのは’霊的視力’です。この薄暗い地上に生きておられるあなた方を私は心から気の毒に思うのです。あなた方は身のまわりの見えざる世界の輝きがどれほど素晴らしいものかをご存知ない。物質という霧が全てを遮断しています。この輝きを一目ご覧になったら、この世に悩みに思うものは何一つ無いことを自覚されるはずです。(シルバーバーチの霊訓1 P76)
さて、生まれ変わりに関しては、どのような魂の向上が得られるかを考慮して、新たに生まれ変わる肉体を選択するようです。過去世でやり残した事、達成できなかったことを踏まえて準備を行うようです。by spiritwind)
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生の選択2.転生のスパン、転生シュミレート
●ある被験者の転生の履歴を調べたところ、転生の間隔は、旧石器時代では、数百年から数千年、新石器時代になると、さらに短くなり、紀元1000-1500年頃には、被験者たちは平均して二世紀に一度となります。1900年代になると一世紀に一度以上の転生が普通になりました。転生感覚が短くなってきていることに関しては、直近転生の記憶の鮮明さなども考えられますが、人口の急激な増加が基本的原因であるとも考えられます。
●魂が再び転生することを決意すると、この世に戻るプロセスの次の段階として人生を選択する場所に連れて行かれます。そこでまず最初に、未来のある時代の特定の環境に自分が適応できるかどうかを見極めるための機会を与えられます。次にこれらの場所に住んでいる人たちに注意が向けられます。ここでは、魂は事実上一人きりになって、見えないガイドに見守られながら、新たな人生の選択肢をあれこれと評価します。
●ほとんどの被験者が、人生の選択の場について話すことを好み、彼らは驚くほど似たような説明をします。それは魂がいろいろな状況のなかで異なった役割を演じている、未来の自分自身を見ることができる映画館のようなものだと言う人もいます。人生の選択の場を出るときまでに、魂は自分のために一つのシナリオを選んでいます。それは新しい人生の本番の前に最後のリハーサルを行うようなものです。
●過去世の経験が現在の自己発見を阻害しないよう、現在の生に生まれるときに記憶喪失が課せられるのと同じように魂が未来の人生を吟味するときにも同じ条件が存在しています。しかしながら無意識の心が個々の人生の霊的な青写真や、その記憶を持っています。その上での自由意志の行使こそが輪廻転生の目的なのです。私たちは自分自身の運命の主人公なのです。
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(※上記について考察します。
人口の増加に伴い、転生の間隔が短くなっている・・・これにはちょっと同意しかねます。魂は分割もできるようですし。初歩的な魂が頭打ちになっているとか、思考に相対する地上界の時間の流れ方早くなってきているというのもあるような気がします。
転生するとほぼ過去世の記憶が消えますが、無意識レベルでの青写真はインプットされている・・・これは人生を長く生きていると何となく解るような気がします。仮に自由意思で現世で違った道を歩むことになっても、どれが正解か解りませんし、その違った道であっても目的が達成できることもあるのではないでしょうか。例えば、山の頂上に上ることが目的ならば、そこにたどり着く道は一つではないというような・・・by spiritwind)
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生の選択3.過去世の地理的影響、短い人生の目的
●人生の選択の場で、魂を支援する専門職にたずさわるような魂の数は、それほど多くはないように見えます。彼らは被験者たちにぼんやりとした影のようにしか見えませんが、そこには長老の評議会のメンバーやガイドたちがかかわっていると多くの人たちが信じています。
●人類の歴史の初期の頃には、全世界の居住地に転生してきたようですが、村落が出現し、古代文明の中心地が栄えるようになると、同じ地域に戻っていくことが多くなったと、私の被験者たちは報告しています。また、長年慣れしたしんだ文化だけでなく、魂には砂漠、山々、海岸に惹かれる傾向があったり、田園生活、都市生活への憧れもあります。
●魂が若死にする人生を選ぶとき、彼らはたいていそれを人生の選択の場ですでに見ています。魂は不慮の死を遂げる肉体を、基本的には、あらかじめ自分の意志で選んでいることがわかりました。魂にはちゃんとした動機があってそれらの出来事にかかわっています。
●選択のプロセスではしばしば、出来事、人種、文化、地理的な場所などが先に来るようですが、これらのことが魂の来世の選択にとって、もっとも重要なことというわけではありません。魂にとって転生で一番重要なのは、最終的にどんな肉体を選ぶかということ、特定の人間の頭脳を利用し、何を学びうるかということです。
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(※上記について考察します。
以前、上記の投稿で、次のようなデータがありました。
・母系中心に成り立っているトリンギット族での同一家族内での生まれ変わりでは、母系で結び付いている事例が75%にのぼる。
・それに対して、父系社会のイボ族での同一家族内での生まれ変わりでは、母系で結び付いている事例が74%にのぼる。
これらの人々は、人情深く故人にも生者にも執着していたり、因果律を重んじている民族のようです。という事は、思考や特に感情の執着が強いと、その場所や家族に転生してくる確率が高くなるのでしょうか。心の広さ、執着の度合いにより転生する場所も民族規模になったり世界規模になったりするようなつながりを感じますね。
魂が若死にする人生・・・不慮の事故で亡くなる人生を選択して転生してきた場合、自分だけでなく周りの人たちにも大きな心理的な影響を与えます。それらの人々もひっくるめて魂の成長の課題に取り組んでいるのでしょうか。また、自死の場合は、そのような人生を選んできたのか、それは解りません。霊界通信において、「自死」の解釈も幾つか語られています。ここでは長くなるので取り上げませんが、いずれ自死についても何処かで書きたいと思います。