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ご主人様、呪いの館に行く
僕は霊感犬ポチ。
これは、僕のご主人様が、自分の未来を切り開くために活動している中での話だ。
「じゃあ、今日も頑張って行ってくるね~」
いつものように、ご主人様は、僕をお母さんに預けて、1つ上のお姉さんと空き家探しに出かけた。
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正直言って、1つ上のお姉さん的には、この日、見に行く家に関しては、余り乗る気ではなかった。
リン子のチェックでも、×が出ていた家だったが、ご主人様的には、「自分で行って、確認しないと」と言って、1つ上のお姉さんを連れて出かけて行った。
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後から話を聞く限り、1つ上のお姉さんは、家に近づくにつれ、眠気と頭がどんよりと重くなっていったそうだ。
そんなことは露知らず、僕のご主人様は、目的地に向かって、ズンズンと突き進む。
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ところがだ、目的地に着いた途端、ご主人様の足が止まった。
その時、なぜか、ご主人様も、この家に足を踏み入れちゃいけないと感じたそうだ。
そして、不動産屋さんのおじさんが、カギを空けようとしたのに、何度やっても、鍵が開かない…😅
ご主人様は、これ幸いと、不動産屋さんのおじさんにお礼を言って、そそくさとその家を後にした。
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この話を信じる、信じないは別として、帰り道でのお姉さんの話。
お姉さん的には、まず、庭が気になった。
何か、余りいい殺され方をしていない動物が埋められているような感じがしたそうだ。
そして、家の中からは「入って来るな!」と、怒りのようなものを感じたと。
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お姉さん:「入れなくてよかったよ…」
ご主人様:「そうだね~。私も、なんか、ここは、入っちゃいけないって感じたけど、まぁ、入れてもらえなかったしね~」と、あっけらかん。
いはやは、何よりも、ご主人様が無事で何より。
胸をなでおろした1日だった。
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