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東京都のジンを飲む

東京リバーサイド蒸留所

蔵前駅から歩いて数分。雑居ビルが立ち並ぶところに、明かりがついている。店員さんの奥に小さな蒸留器が見える。それが、「エシカル・スピリッツ」の東京リバーサイド蒸留所。

ここで蒸留しているの?と思うくらいの規模
2回のバー、Stageの看板

1回の売店では、「エシカル・スピリッツ」が展開するクラフトジンや限定グッズを購入できる。ボタニカルについての説明や、ジンの“香り”を楽しむことができる。

目的はこの建物の2回にある「stage」さん。
エシカル・スピリッツのジンを使ったオリジナルカクテルや、それぞれの味わいに合わせたフードメニューを楽しめるダイニングバーだ。

・バー営業 : 火曜・水曜 19:00-23:00(22:30 L.O.)
・通常営業 : 木曜・金曜・土曜 18:00-23:00(FOOD 22:00, DRINK 22:30 L.O.)
シェフが厳選した”ちょっとした”おつまみを2皿、〆を1皿で。ジンに合うお料理と一緒に、エシカルGINを存分にお楽しみください。
おなかに余裕のある方は、別途お料理とデザートをご注文いただき、あなただけのオリジナルフルコースに!

https://ethicalspirits.jp/studio/#sec-trd

この日は、早い時間だったので、予約なしでも楽しめたかもしれないが、事前予約することをお勧めする。上記引用のアドレスから予約サイトへ。

バー営業の日はドリンクのみ。
通常営業に伺い、ちょっとおまかせ3品(2,400円)を予約した。
予約時、アレルギーの有無や要望を入力する画面があるので、何か指定があるときはそちらで。

屋上ではクラフトジンの蒸留や2F「Stage」でのカクテルやフードメニューに使用するボタニカルやハーブを育てているそうだ。

日本酒を蒸留したジン
1品目の鯛。お通しにポップコーンをいただきました。
2品目の鱈の白子。地元では冬が旬の食べ物ですが、東京で頂けるとは!

フードを平らげ、ジンを楽しんでいるとバーテンダーさんが「よかったらどうぞ」とお猪口を差し出してくれた。中には黒コショウのような実が入っている。
「ジュニパーベリーです」と教えてくれた。

おちょこの中身がジュニパーベリー
こんな感じ。小豆ほどの大きさ


ジンは必ずと言っていいほどジュニパーベリーが使われる。
最近は使わないものもあるそうだが…
いったいどんな味がするのか?
ジンの風味のように苦いのかと思ったら、ほのかな甘みを感じる。

そうだよな、ベリーというだけあって、イチゴを連想する味だ。
いわゆるベリーほど甘くはないが、ジン特有の苦みが奥の方かからかすかに感じる。

これは、いい経験をさせてもらった。

屋上ではクラフトジンの蒸留や2F「Stage」でのカクテルやフードメニューに使用するボタニカルやハーブを育てています。

https://ethicalspirits.jp/studio/#sec-trd

見学もできるそうで、時間にゆとりがある方はぜひ。


酒食堂 虎ノ門蒸留所

渋谷での研修が15時半に終わった。17時に予約していたので、のんびりと歩いて虎ノ門へ。

虎ノ門ヒルズのフードコート一角に蒸留器が見えてきた。
ここが虎ノ門蒸留所。

100人は入るスペースのカウンターに通された。これなら予約なしでも入れたな。

お通しで出た枝豆は、蒸留で使われたジュニパーベリーを砕いたものをまぶしてある。廃棄するよりこうして利用するのもいいアイディアだと思う。ただ、私の口には合わなかった。おいしくないわけではないけど。

ジュニパーベリーを砕いたものをまぶしてある
虎ノ門蒸留所のジン「COMMON(虎門)」をソーダで

ジンソーダで頂くと、すっきりして美味しい。ボタニカルの個性が強く主張せず、料理の邪魔をしない。食中酒にもってこいの味。

ラベンダーを使ったジン

ジンは、使うボタニカルで香りと味わいが変わり、個性豊かになる。ラベンダーを使ったジンをストレートで飲んでみると、ラベンダーの香りが口いっぱいに広がった。女性は好きかも。もちろん男性でも美味しい。

店内に蒸留機がある

店員さんのシャツの文字が目に入る

「3種のジン器」
「ジン生経験豊富」

面白くて、売っているのか検索してみたが、探せなかった。

「普段からジンを飲まれるんですか?ストレートで飲んでらしたので。」
会計時に店員さんからそう聞かれた。とっさに「初めてです」とつまらない嘘をついてしまった。アルバイトの方だと思うが、こういうやりとりができる店員さんがいるのはクオリティーが高い店と見た。


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