【社員インタビュー】ママさん社員の復職体験談
こんにちは!
スパイラル広報室です。
当社には、育児に役立つ社内制度をうまく活用しながら働く、パパさん・ママさん社員が多く在籍しています。
育児に役立つ社内制度
子どもを産んだ後も安心して働けるよう、当社では「短時間勤務」や「在宅勤務」などの制度が整っています。また、習い事や子どものお迎えなど、用途に合わせて「時間単位の休暇」を取得することもできます。
育児・介護と仕事の両立を考える社員のために、働く場所や時間を柔軟に変えられる制度を整えることで、産休・育休からの復職率『100%』を誇っています😊
また、2023年度の女性社員の育休取得率は100%でした!
復職後、現在も育児をしながら業務に励んでいる二人の女性社員にお話を伺いました。
―― 当社への入社理由を教えてください。
上野代:前職では保育士として働いていましたが、日報や週報、園だよりなどのお知らせをすべて手書きで書いており、アナログ業務が中心でした。ITで業務効率化を図れないかと思い、IT企業に興味を持ちました。私のようなIT未経験でも手厚い研修が受けられると知り、スパイラルに転職を決めました。
久保:私は新卒入社だったのですが、当時はまだ企業でクラウドのITサービスが一般的に活用されていない時代でした。企業が保有する情報資産をお預かりして管理し、その資産を活用するプラットフォームをクラウド上で提供するというビジネスに興味を持ち、入社しました。
―― 妊娠前後で仕事内容に変化はありましたか?
上野代:妊娠前は営業としてフロントに立ち、お客様とやり取りをしていましたが、妊娠がわかってからは一歩引いて営業サポートの仕事をしていました。具体的には、Web商談での議事録作成や、元営業の立ち位置から案件レビューをしていました。
久保:妊娠前から社外広報の主担当でしたが、仕事内容に大きな変化はありません。ですが、夜に参加していた勉強会や記者懇親会などに参加することはなくなりました。コロナ禍でもあったので、必然的にそういった集まりが激減したというのもありますが、意識的に体調を考慮して、ランチ会などに参加するようにしていました。育休明けはやはり子どもとの時間を優先にしたり、育児の時間も必要なので、時短勤務や在宅勤務を活用したりしていました。
―― 妊娠中の働き方について教えてください。
上野代:コロナ禍だったこともあり、出社は週1で、基本は在宅勤務でした。営業サポートという仕事柄、在宅勤務できるのはありがたかったですね。体調は安定していたので、フルタイムで勤務していました。
久保:私は記者との面談などで外出することも多かったので、おなかが大きくなるにつれて徐々にしんどくはなっていました。同じくコロナ禍でもあったため、オンライン取材が当たり前になり助かりました。妊娠中は体調変化が激しかったので、前倒しで業務を進めて、いつ体調不良になってもリカバリーできるようにしていました。そういった意味では、より効率的に業務を進めようとする意識やタスク管理に注力しました。また、妊娠中はストレスが胎児に影響すると聞いていたので、極力ストレスを溜めないようにしていました。仕事でストレスが溜まらないことはないと思いますので、溜め込まないように気を付けてましたね。
―― 復職すると決めたのはいつ頃ですか?
上野代:もともと辞めるつもりはなく、子どもが保育園に入ることができたら復職するつもりでした。育児しやすい制度が整っていますし、様々な業務があるので、何かしらの仕事ができるだろうと考えていました。
久保:妊娠中から仕事への復帰は考えていたので、私もあとは保育園が決まればという感じでしたね。出産後、子どもと一緒にいる時間は幸せでしたが、仕事も楽しんでいたので、好きなことを両方したいなという気持ちでした。
―― 現在のワークスタイルと仕事内容を教えてください。
上野代:現在は在宅勤務で、主に営業支援業務をしています。
一般売上が上がるような向上施策を提示したり、お客様への提案資料を作成したり、配属されたばかりの若手社員の教育を行うこともあります。
最近では、6月に開催された「営業DX EXPO」に出展し、来場者の呼び込みやブース対応なども行いました。
久保:現在はフルタイムで働いています。出産前と同様に広報の仕事をさせていただいていますが、有難いことに復職して1年後ぐらいに管理職に就かせていただいたので、マネジメント業務に役割は変わりました。最初は2名だった広報室も、その後4名まで増員させてもらい、やりがいをもって働かせていただいています。
―― 復職するにあたって不安な点はありましたか?
上野代:はじめは悩みもありましたが、同時期に出産し、私より一年早く復職した先輩ママによく相談に乗ってもらっていました。復職後の仕事内容についても上長と話し合っていたので、不安は払拭されていました。そのおかげか一年半ほど休んでいた間はほぼPCを触っておらず、仕事していた自分を忘れるほどでした(笑)相談相手が近くにいたことは心強かったです。
久保:仕事柄、社内外の変化を捉えておく必要があるため、正直ブランク期間の出来事を把握しきれるか、仕事の内容に大きな変化があったらどうしよう、ついていけるかなという不安はありました。なので、産休育休期間中は子どもがお昼寝している間に会社のHPや社内の共有情報などにできる限り目を通すようにしていました(もちろん、完璧にはできませんでしたが)。
それによって、復職時の不安は少し和らいだと思います。自身の性格上、気にしながら育児するよりも、かえってその方が気楽に育児に励めました。
―― スムーズな復職のために、産休/育休中にやってよかったことはありますか?
上野代:復職前にすべきことをネットで調べ、断捨離や食事の宅配などランキングの上位から実践しました。家事や育児についても家族としっかり話し合い、役割分担を決めていたのでスムーズに復職できました。
久保:仕事から離れすぎてしまうと感覚が鈍ってしまうのではないかという不安があったので、適度に仕事のことを考えたりはしていました。また、復職前にはざっくりとでも家事・育児の分担を主人と話していました。最初は半分ずつぐらいにしていたのですが、実際はそれぞれの得意・不得意などが出てきて、完全に半分にはできませんでしたし、子どもが幼い間はやはり母親に偏ってしまう育児なども出てきてしまいました。予定通りにはいきませんでしたが、今はお互いの得意とする家事や育児を分担してやっているので、バランスは良いかもしれません。事前に分担しようという話し合いはやっておいてよかったと思います。
上野代:前もって分担を決めておくのは非常に大事ですよね。
久保:また、当然なのかもしれませんが、居住地の自治体の子育て支援や助成金など、受けられる援助はしっかり申請しておいたり、子供の予防接種のタイミングを予定登録しておいたり、家の中の子ども用のスペース確保や安全対策などを復職前に済ませておいたことでバタバタせずにすみました。
時間に余裕ができたので、久しぶりに図書館を重宝して、育児書や離乳食レシピの本をたくさん読んだり(ネット情報も参考にはしますが、本の方が信頼性が高いかなという個人的見解です)、溜まっていたアルバムの整理をしたりと、気になっていたことをおこなうことで精神的にリラックスしました。単純に不安症なのでしょうね(笑)
―― 復職して驚いたことや気付きはありますか?
上野代:今まであまりアンテナを張っていなかったのもありますが、自分が思っている以上にママさんやパパさんが社内にいました。子どもの送り迎えをしているパパさんがいたりと育児に協力的な方が多く、仕事と上手く両立しているなという印象を受けました。
久保:復職直後は時短勤務だったので、1日があっという間に過ぎてしまいました。ですが、帰った後は家事と育児が待っているので、布団に入るまではずっとバタバタです。私の場合はそれで体力も付きましたし、早寝早起きのような規則正しい生活も送れるようになりました。復職してから2年経ちますが、いまだに要領が悪いのか、常にバタバタしてますけど。
―― 仕事と育児を両立するために工夫していることはありますか?
上野代:定時になったら気持ちを切り替えています。むしろそこからが仕事より忙しいかもしれません。あとは、休日は子どもとしっかりリフレッシュすることですかね。
久保:周りに助けてもらうことです。家族、友達、職場の同僚・上司など様々な人の助けがなければ、両立するのは難しいです。もちろん、助けてもらうばかりではなく、お互いに助け合ったり、仕事で恩返しや貢献したりしながら、仕事も育児もこなしています。環境に恵まれているのは事実ですが、無理をして周りに迷惑をかけるくらいなら、しんどい時はそれを相談しながらどうしたら良いか解決策を一緒に考える方が、いろいろなことがうまく進むこともたくさんあります。
あとは1日の間で自分の時間を少しでも確保し、好きなことをするよう意識しています。仕事も育児も楽しんでやっているのですが、大変なことに変わりはないので、例えば、動画配信サービスで海外ドラマや映画、アニメを見たり、推し活したり。
やることが多くて忘れがちなので、仕事も家事も育児も毎日1日のTODOを書き出して、効率よくこなせる順番や優先順位を考えながら進めています。TODOを一覧にするとこのタイミングでまとめてこれもできるなとか視覚的にも分かりやすいですし、TODOを取り消し線のように消す小さな達成感も好きなんです。
―― 今後、どのようなキャリア形成をイメージしていますか?
上野代:いまは過去に営業として活動していたことを活かせる仕事ができていると感じています。データ分析や市場調査の技術を磨いて、より効果的な営業戦略の企画を行えるようにしていきたいです。そして、またその業務を活かせる仕事をしていきたいと思っています。
久保:まだ、仕事と育児を両立できているとは思っていなくて、これから育児がより大変になるのか、楽になるのかも分かりませんし、正直目の前のことで精いっぱいで、イメージできていません。
ですが、将来的に出産を考えている女性社員の方が、出産後でも管理職や責任のある仕事を任せてもらえるんだ、成長できるんだと、前向きに自身のキャリア形成をイメージできるお手本のような存在になりたいという気持ちはあります。それは、そうした成長意欲の高い女性が増えることで、より働くママさんが働きやすくなり、会社の成長にもつながっていくと思います。なにより、私自身の成長意欲にもつながると思っています。
―― これから産休や育休を取得する方へのアドバイスをお願いします!
上野代:引き継ぎはしっかり行っておくと、お休み中に連絡が来ることはないと思います。お休み中は一旦仕事のことを忘れて、子どもと目一杯遊んで成長を見届けるのも親の役目かと思います。そして復職する時は、自分のスタイルに合う制度を活用して、何か困ったらすぐに相談することが大切ではないかと思います。
久保:当社に限ったことではないのですが、会社の中には妊娠中から産休・育休中に使える便利な制度や手当(会社が入っている保険などに関連したものも含め)などが意外にたくさんあり、それを活用すると金銭的な面でも、働き方の面でも働きやすくなります。家族構成が変わると行わなければならない社内手続きも含め、まずは自分で会社の制度や手当、手続きなどについて調べてみるのをお勧めします。中には理解が難しい、自分は対象になるのか分からない、使えるのかわからないというものもあるかもしれません。そういう時は産休前に人事の方に相談するのが良いと思います。私は人事の方に産休前に確認しておいたので、とてもスムーズに進められました。
―― お二人とも、ありがとうございました!
まだまだいる!ママさん社員
採用サイトには、他にも育休から復職したママさん社員のインタビュー記事を掲載しています。こちらもぜひ、ご覧ください!
▼コロナ禍になる前からリモートワークで復帰したママさん👩
▼ほぼフルリモートで子育てと仕事を両立するママさん👩
最後までお読みいただき、ありがとうございました。