祝!移転拡大オープン
昨日もつぶやきましたが、今日は私が長く通わせていただいている美容室が、移転拡大オープンしたので、行ってきました!
私の担当であるMさん(女性)は、もともと雇われで、ある美容室におり、そこで新規来店した私の担当に偶然なっていただいたのが出会いです。
それまでの私は、自らを“美容室難民”というくらい、新しい美容室を転々としている状態でした。
それというもの、関西に越してくる前の東京で、10年近くお世話になった美容師さんのような方を求めていたから(女性)。
その美容師さんはどんな方だったかというと、私の頭の形と髪質から、できるデザイン・できないデザインをはっきり教えてくれた上で、できるだけ私のなりたいスタイルを提案してくれる・・・そんな美容師さんでした。
(私の頭はハチが張っていて、太くて毛量が多く美容師泣かせの髪質です^^;)
なので、たいていは“おまかせ”でお願いし、たまにそのスタイルに飽きた時に、相談をして提案してもらう・・・そんな信頼関係を築けることのできた方だったのです。
だから、東京を離れる時、何が辛かったって、その美容師さんにもう切ってもらえないということ。
それが一番辛かったものです。
東京への未練はそれだけ(笑)
関西へ行くのが楽しみで仕方がなかったくらいでしたから。
ところが、関西に来てからというもの、ネットで良さそう!と思った美容室に行くものの、どうにも私の頭の形を理解して提案していただけるお店がない!
美容室難民を経て気が付いたことは、美容室にも様々なタイプがあるということ。
例えば、ある美容室は美容師全員男性で、イケメンを売りに営業されているようなお店。
接客する美容師さんが、明るい茶髪にピアスをしていて、細身の身体にピタッとしたレザーパンツを履かれていて、「ここはホストかっ!!」と思わず心でツッコみたくなるようなお店でした(笑)
私はチャラチャラした男性が苦手なので(爆)、もちろん一見で終わりました^^;
あるいは、クリエイティブ・ディレクター、トップスタイリスト、アシスタント・スタイリストというように完全に美容室内でピラミッド型のヒエラルキー構造を徹底している美容室。
そういう美容室は、下の担当さんに当たると、いちいち確認を上の美容師さんにしに行くので、お客さんにとってはとっても面倒(笑)
美容室内の力関係も見えてしまうので、私の担当さんってスタイリストになったばかりの人なんだ~ということもわかってしまい、同じ料金を支払う側としては微妙な気持ちになりました。
さらには、このような美容室もありました。
オーナーさんに言われているのでしょうが、やたらと店販商品やオプションメニューを推してくるようなお店。
パーマを当てている時間に、「ダメージヘアに効くトリートメントはいかがですか?」
シャンプー後、スタイリストが来るまでの間に、「今、新商品でこういう商品があるんです~」
このように、しょっちゅうアシスタントらしき子が話しかけてくる・・・
はじめて行ったお店で、カット&パーマの間にトータル3、4回も様々な商品やオプションメニューの声掛けを受けました^^;
その方たちは、お店の方針でそのようにお話するように言われているのだろうなと推察しましたが、お客にとってはありがた迷惑です。
長年通っていて信頼関係があるならまだしも、新規に行ったお店でそんな次々商品を買ったり、オプションメニューを言われるがままにするとでも思っているのでしょうか?
私がオーナーなら、そんな売り方は絶対にしません(笑)
どうにも、お客さんの心理をわかっていないお店だなと思いました。
(声掛けさせられている若い美容師さんたちも可哀想でした)
そういう様々なお店での経験だけが積み重なる一方で、一向にここだ!と思える美容室に出会えないまま、関西に来て3年位経っていました。
そのような中、半分諦めのような気持ちで新規訪れたお店で、Mさんと出会えたのです。
Mさんは、出会った当時28歳でしたが、初対面のカウンセリングの際、色々と自分のやりたいスタイルをお話した時に、
「ゆえさんの頭はハチが張っているので、やれることとやれないことがあります。ご希望のスタイルはハチ張りさんには難しいのですが、別のアプローチで似たような雰囲気を作ってみますので、それでいかがでしょう?」
と言われました。
(おぉ!ハチ張りさんのことを理解してくれている上に、やれることやれないことをちゃんと教えてくれる!東京でお世話になったあの美容師さんみたい!)
もちろん、基本美容師さんは“ハチが張っている・張っていない”ということは見ればわかると思います。
でも、そのことをお客さんにきちんと伝えた上で、できる・できない、似合う・似合わないを判断し、その中で最大限のアプローチを提案してくれる美容師さんこそが、本物だと私は考えます。
かつて、東京で10年お世話になった美容師さんに行きつくまでも、苦い経験をしたことがあります。
それは、私が二十歳の女子大生だった頃のお話(笑)
ショートヘアのゆるいパーマで、ふわっとやわらかいイメージになりたいと、当時テレビでカリスマ美容師が話題だった青山の某美容室に行ったときのことです。
上記スタイルをお伝えしたら、わかりましたー!と快諾してくださり、私は『イメージしたスタイルになれる~!』と、とても楽しみにしていました。
ところが、カットの段階でトップ部分に思いっきりハサミを入れはじめたのです。
(えっ・・・?そんな上の方にレイヤー(段)を入れるの?)
と、不安がよぎりました。
でも、美容師さんはどんどんシャギーを入れていきます。
(青山の人気店なんだから、大丈夫・・・ちゃんとイメージは伝えたし、希望通りになるはず・・・)
大胆に入れたシャギーにパーマをかけはじめました。
それも結構細めのロッドで・・・
嫌な予感しかしません(笑)
ふわっとしたパーマって、太めのロッドじゃあないの?と素人ながらに思ったものです・・・^^;
結果、髪質的にボリュームが出やすい上に、ハチが張っていた私の頭は、ライオンキングのようになりました(泣)
今思い出しても苦い思い出です(笑)
この話をMさんにしたら、
「ハチが張っていて、ボリュームの出る髪質の人にそんなことをしたらそりゃそうなりますよー!ゆえさんには全部NGな行為です(笑)」
なんて、言われました。
でも、その時私は確信しました!
(あぁ、Mさんは東京でお世話になった美容師さんと感性や技術が似ている・・・やっと、美容室難民から開放される・・・)
その初対面の日から、私はMさんにお世話になろう!と決めました。
そのMさんとの出会いから、半年経った頃。
美容室に再び行った際に、小声で言われました。
「実は私、年内でお店やめるんです・・・」と。
えー!どういうことですか?と聞くと、どうやらご主人さんも美容師で、2人で独立して新店舗を開店するとのことでした。
私は慌ててお願いをしました。
「それなら、Mさんについていくから、絶対新店舗の案内くださいね!」
それが約6年前のこと。
お人柄や技術力の高さからか、お店はいつも賑わっていて、早めにMさんの予約を押さえないと希望の日時に予約できないこともしばしばでした。
独立開店から6年。
はじめはご夫婦2人で始められたお店も、そのような状況のため、スタッフさんが1人・2人と増えていき、お店が手狭になっていったようです。
そのため、数年前からもっと広い店舗を探されていて、ようやく今年希望に叶う物件が見つかり、移転する運びとなりました。
物件を探していることも、いずれはもっと拡大したいという夢も、度々お話を聞いていた私は、独立された時から、ずっとMさんを見てきていました。
その間にお子さんも生まれて出産祝いも贈るような間柄になっていたので、まるでMさんの母のような気持ちです(笑)
だからこそ、今日の新店オープンが嬉しくて嬉しくて。
そのお祝いを一番にできたことも光栄です。
ささやかながら、オープンに合わせてお花を贈らせていただきました。
おしゃれなMさんをイメージして依頼^^
はじめは、開店祝い定番の胡蝶蘭か、おしゃれな鉢植えにするか、色々悩みましたが、Mさんのイメージを表現するにはやはり生花がぴったりだと思い、アレンジメントをオーダーしたのですが、これが大正解でした!
おしゃれな新店舗のイメージにぴったりで、Mさんやご主人さんにも大変喜んでいただけました。
カットの最中、「めっちゃ好みで嬉しい!」と何度も言っていただけました。
私もそう言っていただけて嬉しい!!(笑)
その後、続々他のお花が届いて、埋もれていきましたが・・・^^;
でも、やはりこのような色合い・デザインのお花の方はいらっしゃらなかったので、このようなデザインをお願いしてよかったと思いました。
Mさん、移転開店おめでとうございます!
これからも、ずっとMさんについていきます!(≧▽≦)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?