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『天国、それともラスベガス』-世界を楽しむ自宅デスクチューン

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自宅のデスクは、世界につながる場所にしたいと思いました。世界観とストーリーのあるデスク環境を基点に、コロナ以降で世界への物理的なアクセスが大きく制限される中でも、これからの202…
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#Fusion360

『天国、それともラスベガス』―ガジェット多めとすっきりを両立させた、世界に向かうデスクチューンの企画と実装

「デスクに向かう」という表現が好きです。デスクに座るでもデスクを使うでもなく、「向かう」。デスクに身を置きモニターやスピーカーを見て過ごす時間は、どこか遠い場所から吹いてくる風を受けること、どこか違う世界に向かって進んでいくことと、確かに似ていると思うんですよね。 今回のデスクチューンのきっかけは、2020年春に訪れたあのウイルスとリモートワークでした。昨年転職したりと個人的にも太めの節目を感じていた20年代の始まりに、さらに世界は災厄に見舞われ、人と人との触れあいは禁忌に

『天国、それともラスベガス』のノイズリダクション2-メロス、ThinkPadにマフラーを装着

(前回までのあらすじ) 「シャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 ThinkPadから聴こえる排熱ファンの音がうるさくて、メロスは激怒した。音楽を聴くとき邪魔になる、この邪智暴虐のノイズ音を除かなければならぬと決意した。本体の下面から聞こえるファンの音を止めるため、本体下に吸音材を敷いた。確かに下面からの音は少し消えたが、しかしそれでも変わらず「シーーーーー」という音がきこえ続けたのだった。メロスは、ひどく赤面した。 *その詳細は以下のnoteに書きました。

『天国、それともラスベガス』のノイズリダクション-ThinkPadからのファン音を減らす

「シャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 この音は、僕のデスクの上にあるThinkPadの底面から、静かに、でも確実に聞こえてくる冷却ファンのノイズです。ノートPCにしては強めのCPUにGPU(NVIDIA GeForce MX250)を備えた僕のThinkPadは、その高い計算力の代償として高い熱を発し、それを冷却するために本体底面で排熱用のファンが回転していて、「シャーーー」というノイズを出すのです。 コンピューティングは、プロセッサと熱との戦いです。高

『天国、それともラスベガス』の調べ-チラ見せしたケーブルの流れを整える

「調」という漢字には様々な意味があります。ほどよくする、ととのえる、つりあう、調子を合わせる、バランスをとる、音楽を奏する、音律を整える、決定する…(「新漢語林」第二版より)。 今回は、そんなデスクまわりのケーブルに関する「調べ」の話です。 1. 『天国、それともラスベガス』の2ヶ月後この春、例のウイルスによる自粛生活の中で構築にいそしんだ、僕の自宅のデスク環境。 おかげさまでこちらの記事もGoAndoさんの『デスクすっきりマガジン』に紹介していただいて、たくさんの方に