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オッフェンバッハ:美しい夜 おお 恋の夜よ(ホフマンの舟歌)

ソプラノ:ファトマ・サイード
メゾ・ソプラノ:マリアンヌ・クレバッサ
指揮:サッシャ・ゲッツェル
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団

ジャック・オッフェンバックの遺作のオペラ『ホフマン物語』からの二重唱。「ホフマンの舟歌」と通称されます。

「美しい夜、おお、恋の夜よ」は、ヴェネツィアが舞台の第3幕の冒頭に
登場します。
主人公ホフマンの恋人でヴェネツィアの遊女のジュリエッタと、詩のミューズであるニクラウス(ホフマンの家来に変装している)が歌います。
ヴェネツィアという場所ともども、その歌は誘惑的で不吉なトーンをかもしだし、ジュリエッタのキャラクターを遺憾なく発揮します。

Fatma Said(ファトゥマ・ ザイード)はエジプトのソプラノ歌手。
2019年にはワーナークラシックスと専属契約を交わし、スター街道驀進中のエリートソプラノ歌手です。

このプログラムは、ファトマの言葉を借りれば、「さまざまな歌やアリアのモンタージュであり、それぞれが特定のスタイルの音楽、そしてリズムを通して語るべき物語を持っている」のである。それらを織りなす糸は、ダンスというテーマだ。"私はいつも、パートナーと一緒でも一人でも、ダンスにおける身体的、内面的な動きにインスピレーションを感じてきました。" "私にとってダンスは、自分を表現するもうひとつの方法なのです。"

本年、ワシントンのケネディセンターでRafik Hariri Awardを受賞して、押しも押されぬトップスターとなりました。


ところで、お気づきでしょうか?
本ビデオで、ファトマさんと一緒に歌うメゾ・ソプラノの歌手さん、前回の「ラクメ の 花の二重唱」記事でご紹介した、マリアンヌ・クレバッサさん。

この人も、ザルツブルグ音楽祭の常連の、人気のメゾソプラノ歌手。
フランス出身の36歳。一番声が美しい時期をご活躍の方です。(o^―^o)

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